衝撃です。動画編集の時給はバイト以下らしい。
4か月前、クラウドソーシングサイトで動画編集の発注をしようと動画編集者を探しました。
彼とやり取りをしてると偶然にも同い年で出身地が隣の市でした。
「マジかよ」と奇蹟的な運命を感じたので仲良くなってプライベートでもやりとりをするようになりました。
月の売上は60万円ですね。ただ仕事の一部を別の人に振っていますので収益自体は40万円です。
おおっ動画編集は儲かるのかな?
いえ最初は全然儲からないです。クラウドソーシングサイトで受注し始めたんですけど単価は動画編集1本で1000円でした。時給換算すると500円でバイトより安かったですね。ただ自分のYouTubeアカウントとTwitterで動画編集について発信してるとそこからどんどん受注できるようになりました。
やはりどんな仕事も実績がないうちは厳しいです。
一体どれくらいの期間で動画編集は稼げるレベルまでになれるのか。
2か月間です。まず自分のYouTubeアカウントを作ってアップする動画を編集してました。ただ独りよがりになるのは良くないと思ったのでオンラインのスクールで現役の動画編集者の講師に自分の動画を見せて定期的にフィードバックをもらってました。
えっ2か月間短くね?びっくりしました。プログラミングやデザインとか別の専門スキルだと就職するまでにも3か月から半年は勉強が必要です。動画編集の参入のハードルは低そうです。
しかし動画編集は参入しやすいからこそ多くの人がどんどん参入しており競争が厳しい世界。
ある人は動画編集の依頼が殺到して単価が高騰しガンガン稼げている。ある人はクラウドソーシングでバイト以下の収入で動画編集をする。
動画編集の世界はこんな2極化が起きています。
今後は動画編集スキル1本だけだと価格競争に巻き込まれて、より一層厳しくなってくるでしょう。
以下の様なマーケティング視点を取り入れた動画編集ができないと厳しくなるでしょう。
・音声のボリュームや動画のデザインスタイルを均一化して美しくする
・視聴者の属性を分析して動画のテロップのつけ方を工夫する
クライアントがどんな視聴者にどんなメッセージを伝えたいのか分析し、それに合わせて動画編集をしてます。
フリーランスの動画編集者の年収
フリーランスの動画編集者の年収に関する大規模な調査は実施されていません。
ただ明らかなことはフリーランスの動画編集者の場合、年収200~1000万円ほどと相当にばらつきがあるということです。
正社員の動画編集者の年収に関しては判明しておりまして以下の様になっています(求人ボックス)
平均 | 386万円 |
未経験 | 350万円 |
20代 | 375万円 |
30代 | 398万円 |
40代 | 409万円 |
正社員の動画編集者の年収は他の職業と比較しても決して収高くないです。
しかしながら現在はYouTubeのチャンネルを設立する個人・法人が増えており動画編集の案件は急増しています。本業で培った動画編集スキルがあると副業でも稼ぎやすいという大きなメリットがあります。
また動画編集スキルがあると自分でYouTubeチャンネルを開設することも容易になります。上手くいけば広告料で大きく稼ぐことも可能です。
フリーランス動画編集者に求められるスキル
フリーランスの動画編集者に求められるスキルは大きく分けると2つあります。
①動画編集スキル
②マーケティング
①動画編集スキル
動画編集スキルに関しては数か月の勉強で案件を獲得できるレベルまで行きます。
動画編集ソフトを使って実際に動画を編集しながら動画編集スキルを数か月で獲得します。
元々は不動産営業してました。職場がブラックすぎたのでこのままじゃ潰れると思って動画編集者に転身することを考えてました。最初は副業で動画編集の案件を請けてました。
②マーケティング
フリーランスの動画編集者は正社員とは異なり自分で仕事を獲得していく必要があります。フリーランスになりたての頃はこの仕事獲得が無茶苦茶大変です。
そこで欠かせないのがマーケティングです。
マーケティングとは「顧客との接点を作り、自社商品サービスへの認知度を高めたりブランドイメージを形成し購買につなげること」です。
動画編集の文脈に置き換えると「顧客との接点を作り、自分の提供する動画編集サービスへの認知度を高めてブランドイメージを形成し購買につなげる」ことです。
具体的にはSNSやブログ、YouTubeチャンネルで動画編集に関連した有益な情報を発信し自分の動画編集サービスに対する認知度を高めます。
するとその情報を見た人の中に
この人なら安心して動画編集を任せれそうだ。
と思って仕事を発注してくれる顧客が出てきます。このように営業しなくても自分の元に仕事依頼が集まるように設計するのがマーケティングです。
フリーランス動画編集者になる方法
動画編集未経験からフリーランス動画編集者になる方法
フリーランス動画編集になるのは未経験からでも十分可能です。
プログラミングなどに比べると動画編集は習得するのが比較的容易なスキル。実際、動画制作会社に勤務経験がなくてもいきなりフリーランス動画編集者になっている人は増えています。
ただしちょっとしたコツが必要です。以降でそのコツを紹介します。
①YouTubeチャンネル解説
まずはYouTubeチャンネルを開設しましょう。YouTubeチャンネルに動画をアップデートしていきます。もちろん動画は編集ソフトを使って編集します。
YouTube上には動画編集のコツやノウハウを紹介した動画が多数ありますのでそれらを参考にしていきなり動画編集をしていきましょう。
YouTubeの動画をたくさん見て「これは編集が凄い!」と感じた動画を真似して動画編集してYouTubeにアップし続けました。
編集ソフトはAdobe Premiere Pro CCを使いましょう。無料ソフトだと後々仕事を獲得する際に顧客の要望に応えれないケースが出てきます。
Adobe Premiere Pro CCは有料ソフトですが動画編集者として仕事を請けるうえで顧客からの要望にほぼ全て応えることができます。最初からAdobe Premiere Pro CCを使いましょう。
②オンラインスクールを活用する
独学だとどうしても一定のレベルで頭打ちします。この理由はフィードバックがもらえないからです。
プロの視点でフィードバックをもらえると「ああそういう編集の仕方があるんだ!」と気づきがあります。動画編集の技術をさらに磨いていくことができます。
フィードバックをもらうためにもオンラインスクールを活用しましょう。おすすめはテックアカデミーの「動画編集コース」です。現役の動画編集者が週2回(1回30分)指導してくれます。
YouTubeにアップした自分の動画を見てもらって改善点を指摘してもらいましょう。
③フリーランスエージェントを活用する
ある程度、動画編集スキルがついたらクラウドテックやマイナビクリエイターなどのフリーランスエージェントに登録しましょう。フリーランス向け動画編集の案件が結構たくさんあります。YouTubeにアップした動画のポートフォリオを掲載するようにしましょう。
④ブログ、Twitter、YouTubeチャンネルで動画編集の情報発信
自分で営業しなくても仕事が殺到する仕組みを徐々に構築していきましょう。フリーランスでは基本的に自分から営業するとどうしても買い叩かれやすいものです。
顧客の側から動画編集を依頼してくる様な仕組みを構築しましょう。
繰り返しとなりますが「顧客との接点を作り、自分の提供する動画編集サービスへの認知度を高めてブランドイメージを形成し購買につなげる」マーケティングが重要です。
具体的にはSNSやブログ、YouTubeチャンネルで動画編集に関連した有益な情報を発信し自分の動画編集サービスに対する認知度を高めます。その情報の受け手の中から仕事を発注してくれる人も出てくるでしょう。
動画編集経験のある人がフリーランス動画編集者になる方法
①フリーランスエージェントを使用する
フリーランスに成りたての頃は単価交渉や契約締結、モンスタークライアント回避などやるべきことがたくさんあります。
少々荷が重いので最初はフリーランスエージェントを利用するのがおすすめです。
クラウドテックやマイナビクリエイターにフリーランス向け動画編集の案件が結構たくさんあります。全部登録してこれまで手掛けてきた動画編集のポートフォリオを掲載するようにしましょう。
ただし、エージェントに10~20%のマージンを取られることには留意しておきましょう。
②ブログ、Twitter、YouTubeチャンネルで動画編集の情報発信
動画編集の経験のある人でも意外とSNSやYouTubeチャンネルを開設していない人が結構います。
仕事を獲得するうえでは「顧客との接点を作り、自分の提供する動画編集サービスへの認知度を高めてブランドイメージを形成し購買につなげる」マーケティングが重要です。
SNSやブログ、YouTubeチャンネルはそのマーケティングに欠かせませんのですぐに開設しましょう。動画編集に関連した有益な情報を発信しているとその情報の受け手の中から仕事を発注してくれる人が出てきます。