正月の恒例行事に新年の抱負という「意味のない目標発表」というものがあります。
こんなことを言うと怒られそうですが…
みんな正月になると恒例行事の如く目標を発表しますよね。
今年こそは痩せて海でビキニ着るよ!
TOEIC900点とる!
正月に目標を掲げた人で実際に目標を達成している人って自分の見た限り1%もいない印象です。
一体何が悪いのでしょうか?
目標を掲げることそのものは間違いなく良い事です。
ただ「目標の立て方」が圧倒的に悪いんですよね。
具体的に何をいつまでにするのか、もっと言うと1年の目標を達成するために毎日何をするのか「毎日の行動」にまで落とし込めていないのが問題でしょう。
あと「人間のやる気には変動があること」を考慮していないのも新年の抱負の重大な欠陥でしょう。
人間はいつも新年並みのやる気があるわけではないです。
やる気が出なくなった時でもなんとかやり続けられる「仕組み」を作れていないのが大問題です。
つーかおめーよ。上から目線で何様なんだよ。
ですよね。書いてる私自身の実績を言っておきましょう。
今年、私は「ブログ400記事執筆」を目標に立てました。
現在、9月28日段階で300記事執筆終了しました。
300記事書いて劇的に人生変わりました。
特にブログ収益。嫌らしいので細かい数字はいいませんが良い方向へ激変しました。
ブログはマジですごい。
あと3か月で残り100記事執筆すればはや400記事。目標達成の可能性は高いと踏んでます。
ここまで記事執筆を継続できたのは目標設定を上手くできたからですね。そうでなければとっくの昔に記事執筆は辞めていたでしょう。
この経験から私が学んだ、おそらく読者の皆さんにも役立つであろう目標設定のコツをシェアできればと思います。
1.「目標」を立てる
2.「行動」を計画する
3.「実行」する
1.「目標」を立てる―SMARTの法則を使う。
目標設定においては有名なフレームワークSMARTを使用するのが最もおすすめです。
S: Specific (具体的である)
曖昧な目標ではなく具体的な目標にします。
例)たとえば曖昧に「痩せたい」と目標を立てるのではなく「5キロ痩せる」と目標を立てます。
M: Measurable(測定可能である)
目標を達成できたかどうか測定可能な目標にします。モチベーション維持の観点から測定ででるかどうかは極めて重要です。
例)「5キロ痩せる」とした場合、それは測定可能な目標です。もし1か月で1キロ痩せれば自分の努力が報われているのを実感できます。5キロ痩せるまであと4キロ痩せればいいわけで、先を見通せるためにモチベーションも保ちやすいです。
A: Achievable(達成可能である)
何とか頑張れば達成できる目標がベストです。
簡単すぎても難しすぎてもモチベーションを保てません。ギリギリ達成できる目標にしましょう。
例)体重80キロの肥満の人が「2週間で20キロ痩せる」は無理ゲー感ありますが「半年で20キロ痩せる」ならギリギリ達成できる感じがするといった感じです。
R: Relevant (関連性がある)
自分が目指す方向性と関連する目標かどうか。もっと簡単に言うと自分が目標を達成したいかどうか、ワクワクできるかどうかです。
例)体重80キロの肥満から20キロ痩せる。メタボ体型から引き締まったマッチョボディに変身するのは考えただけでワクワクしますよね。
T: Timely (期限がある)
いつまでに目標達成するのかの締め切りを設けます。締め切りがないと動かないのが人間です。
例)「半年で20キロ痩せる」だといつまでに何をすべきかが明確になります。
1か月後には体重を3キロ落とさないといけない
↓
2か月後にはさらに3キロ落とさないといけない
…
みたいな感じでいつまでに何をすべきか明確になりお尻に火が付きます。
私の実例
私が立てた400記事執筆という目標はこのSMARTの法則に沿って立てた目標です。
ライティング力をパワーアップしたいのとブログ収益をもっと上げたいなと思っていました。
「じゃ2020年は400記事書いちゃえ」と思って400記事執筆することにしました。
S: Specific (具体的である)400記事は超具体的ですね。
M: Measurable (測定可能である)書いた記事数は測定できます。
A: Achievable(達成可能な)1日1記事、たまに2記事書けばギリギリ達成可能な数字です。簡単ではないですが、何とか達成できそうと感じられるからこそやる気が掻き立てられました。
R: Relevant (関連性がある)なりたい理想の自分像と関連あるかどうかですね。400記事執筆するとブログ収益爆増という経済的なメリットがある上にライティング能力もパワーアップすると確信してました。
T: Timely (期限がある)2020年内に達成すると決めました。
2.「行動」を計画する-目標から逆算して毎日すべきことを具体化
目標を立てた後にすべきことは目標から逆算して行動(アクションプラン)に落とし込むことです。
繰り返しますが毎日何をするのか「行動」を計画することが重要です。
たとえばですが目標を「半年でTOEICのスコアを400から600にする」のであれば毎日すべき行動を計画します。
・1日目のアクションプラン
「TOEICでハイスコアを取っている友人にどの教材を買えば良いか訊いてみる」
教材「瞬間英作文」が良いと教えてもらった!明日からのアクションプランを練っていこう!
・2日目のアクションプラン
「8時に友人から教えてもらった教材『瞬間英作文』で30分英作文練習をする」
・3日目のアクションプラン
「8時に教材『瞬間英作文』付属の音声で30分リスニングをする」
などアクションプランを絶対に実行できるシンプルで簡単なものにします。
いつまでに何をすべきなのかやるべきことが具体的になっているからこそ人間は動くのです。
私の実例
1年で400記事書くために日々何をすべきか逆算しました。
1か月に33記事の執筆が必要です。
つまり毎日1記事書く。余力がある日は2記事書けば達成できます。
毎日1記事書く。
これだけです。笑ってしまうくらいに超シンプルですね。ただこれくらいやるべきことをシンプルにするのが重要。
やることがあれこれ沢山あると「何をするのか決める」のに意志力が削がれます。結局何もやらなくなってしまうのです。
繰り返しますがやることは猿でもできる様な超シンプルにすることが重要です。
3.「実行」する―やる気に頼らない仕組みを作る
毎日やるべきことを具体的にした後はただ淡々と実行していくフェーズに移ります。
ただしやる気に頼ってはなりません。やる気は変動しやすいです。
やる気に頼らず継続するための「仕組み」に頼りましょう。
この仕組みを作るコツを知っているか知っていないかで継続率は著しく変わってくるので絶対に知っておきましょう。
①毎日進捗を記録する
②SNSで他者に宣言する
③コーチをつける
①毎日進捗を記録する
毎日の進捗を記録しましょう。
たとえば以下の様にやったことを毎日記録します。
私の場合だと今年に入って習慣化したものが以下の4つです。
・ブログ執筆
・スペイン語のオンラインレッスン
・英語のオンラインレッスン
・プログラミング学習
すべて毎日やった内容を記録しています。
この記録の習慣は本当に馬鹿にならないんですよね。
新渡戸稲造の著書『修養』には「志を継続するには志を記憶せよ」という章があります。
一度立てた志はたびたびこれを省みて忘れないようにしろ、ということである。 忘れなければ志は継続されるものである。
さすが新渡戸稲造先生。非ネイティブから英語で書籍を執筆するレベルで英語を習得した努力の鬼である先生が言う言葉には説得力があります。
新渡戸稲造先生が言う様に、立てた目標は毎日思い出すよう心がけなければ容易に忘れてしまうものです。
記録するのは目標を常に忘れないためにするのです。
また記録することで着実に自分が継続できている事を再確認でき、それがまた継続のための自信の礎となるのです。
記録するのって無茶苦茶重要ですよ。
②SNSで目標と進捗を他者に宣言する
目標と進捗をTwitterで宣言した上で毎日の進捗をTwitterで記録するのがおすすめです。
これマジでバカにならない効果があります。
筆者はTwitterで目標を宣言し毎日進捗を記録報告していますが「人前で言ったからにはやらんとダサい」と程よくプレッシャーがかかって継続の助けになりました。
ちなみにこの手法を心理学的にはピアプレッシャーを利用すると言ったりします。
③コーチをつける
自分1人だとどうしても怠けてしまう人は最終手段としてコーチをつけることをおすすめします。
たとえば筋トレやボディメイクの場合はライザップがおすすめです。
目標設定から一緒にやってくれますし毎日何を食べてどんなトレーニングメニューをすればよいのかも指導してくれます。
目標設定を習う意味でもライザップは有用だと思います。
筋トレやボディメイク以外でも英語学習、プログラミング学習、すべての領域でコーチングサービスが出ているので積極的に利用すると良いでしょう。
途中で挫折するのが分かっているなら最初からそうしたサービスを使う方が間違いなく効率的です。
おさらい
目標設定のコツをおさらいしますね。
1.「目標」を立てる
SMARTの法則を使って目標を立てます。
S: Specific (具体的である)
M: Measurable (測定可能である)
A: Achievable(達成可能である)
R: Relevant (関連性がある)
T: Timely (期限がある)
2.「行動」を計画する
目標から逆算して行動(アクションプラン)を計画します。ここで重要なのは絶対にできる簡単な行動にすることです。
3.「実行」する
淡々と目標に向けて行動しましょう。そのためにはやる気に頼らない仕組み作りが重要です。
やる気に頼らない仕組み作りには以下の3つの施策が役立ちます。
①毎日進捗を記録する
②SNSで他者に宣言する
③コーチをつける
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