求人数はあまり多くないが、それでもクリエイターだったら絶対に使うべき
マイナビクリエイターはそういうエージェントですね。
良いエージェントを判断する際に筆者が使っている以下の基準があります。
①担当者が企業の内情に精通している
②こちらのキャリアプランを考えた上で求人を提案してくれる
③求人のポジティブな面だけでなくネガティブな情報もくれる
筆者がWebディレクターとしてマイナビクリエイターで面談を受けた際は②に関してはしっかり対応していただける印象でした。
元Webデザイナーの人が担当者だったのでWebディレクション関連の話は大体通じました。
ヒアリングの末に提案された求人は某ライブ配信アプリのWebマーケティング部門の海外展開をけん引するリーダーの求人です。
担当者からは以下の様に提案を受けました。
ライブ配信アプリを運営する○○社の海外展開加速を見据えたWebマーケター採用になります。海外のクリエイターの統括も任されますのでリーダーとしてマネジメント経験も積めます。現在、海外展開を進めている企業は多いです。その海外展開をけん引するリーダーとして経験を積むと希少価値は間違いなく出ますよ。
ヒアリングの上でキャリアプランに沿った求人を提案していただけました。
ただし求人についてはそこまで深い情報は把握されていない印象を持ちました。というのも「社長はどんな人ですか?」というこちらの質問に対してはありきたりな返答しかなかったからです。
もっとどす黒い情報を欲しかったです笑
企業の内情に関してはそこまで踏み込んで情報収取しておらず企業の採用担当との接点もあまり無いように見えました。
あとマイナビクリエイターは特化型エージェントなので求人数はあまり多くないです。
求人数ならリクルートエージェントが圧倒的なのでリクルートエージェントも併用すると良いでしょう。
マイナビクリエイターには求人数が少ないというデメリットもありますがそれでもWebデザイナー、Webマーケター、Webディレクター、ゲームプランナーなどクリエイター職種の人なら絶対に登録しておくべきエージェントですね。
前述したように担当者はこちらのキャリアプランを考えた上で求人を提案してくれる良さがあります。
あとマイナビクリエイターにはクリエイターとしての実務経験がない人でもポートフォリオがあれば採用してもらえる未経験歓迎の求人も多いです。
マイナビクリエイターはポートフォリオのチェックもしてくれ採用担当視点でアドバイスをくれました。
筆者の場合はWebディレクターなので企画書ベースのポートフォリオ制作において以下の助言をもらえました。
「ディレクションしたサイトは何をKPI(目的を達成させるために定めた指標)としてコミットしたか」
「ディレクションしたサイトはクライアント企業のビジネスにどの程度貢献したか」
など「ディレクションしたサイトが実際に挙げた成果」に関する情報を補強するようアドバイスをもらえ、よりポートフォリオの完成度を高めることができました。
WebデザイナーであればWebサイトの拡張性、情報更新のしやすさ、リニューアルのしやすさ、設計思想の部分を問われることになると思いますがそのあたりの理論武装を手伝ってくれるはずです。
マイナビクリエイターに期待しすぎは禁物ですが利用価値は十分にあると思います。
本記事では利用体験と他の利用者の口コミ・評判も併せて解説しますね。
マイナビクリエイター独自の強み-他のエージェントと比較して
運営元 | 株式会社マイナビワークス |
求人数 | 約2600件(2021年3月時点) ※非公開求人数は非公開ですが公開求人数と同程度と推測されます |
対応エリア | 東京・名古屋・大阪・福岡 |
職種 | Web・ゲーム・IT業界のクリエイター職種 |
マイナビクリエイターは求人数が10万以上あるリクルートエージェントなど大手エージェントと比較すればかなり少ないです。
しかしマイナビクリエイターには大手エージェントにはない独自の強みがありますね。
筆者がマイナビクリエイターの面談に参加した経験からすると以下の3つが他のエージェントにない強みだと感じました。
1.キャリアプランに合った求人を厳選して提案してくれる
マイナビクリエイターは担当者が元クリエイターなのでクリエイター職に対する理解が業務レベルであります。
他のエージェントと違って頓珍漢な求人を提案されない良さがありますね笑
「この求人であれば将来的には○○の方向性で希少価値の出るキャリア展開も可能だと思います」と将来的なキャリアを考えた上で求人を紹介してくれます。
2.ポートフォリオ作成支援が充実
クリエイターの就職活動における成否を分ける生命線ともいえるポートフォリオ。
マイナビクリエイターでは採用担当者に正しく評価されるポートフォリオの作り方、面接においてポートフォリオを活かす方法についてアドバイスをくれます。
Webクリエイターの場合であれば面接ではWebサイトのデザインのベースとなった設計思想について確認が入るでしょう。
「なぜそのデザインにしたのか?」「そのデザインである必然性とメリット」など採用担当者が深く突っ込んでくるはずです。
そうした質問項目への回答をマイナビクリエイターの担当者と一緒に固めることが可能です。
あとマイナビクリエイターの「MATCHBOX (ポートフォリオ作成支援サービス)」はかなり有用です。
質問に1つ1つ答えていくと採用担当者から評価されやすいポートフォリオを簡単に作れてしまいます。
マイナビクリエイターを利用しない場合でもこのMATCHBOX だけは使うと良いでしょう笑
3.実務未経験でも可能な求人あり
マイナビクリエイターにはポートフォリオがあれば実務未経験でも採用してもらえる求人が多数あります。未経験からのクリエイター職への就職においては相当重宝するでしょう。
Webデザインスクールに通いながら就職活動する場合などはマイナビクリエイターは役立つこと間違いなしです。
マイナビクリエイターの評判・口コミから判明したメリット・デメリット
利用者の口コミ・評判を分析するとマイナビクリエイターのメリット・デメリットが明確となりました。
①地方の求人は少ない
②実務未経験なら登録にはポートフォリオが必要
③対応が遅れる時がある
①こちらのキャリアプランを考えた厳選求人を紹介してくれる
②就活に強いポートフォリオを作成するための指導を受けられる
③未経験向けの求人も多い
マイナビクリエイターのデメリット
①地方の求人は少ない
②実務未経験なら登録にはポートフォリオが必要
③対応が遅れる時がある
デメリット➀地方の求人は少ない
求人は以下のエリアに集中しています。
東京近郊
愛知近郊
大阪近郊
福岡近郊
地方で転職したい場合はリクルートエージェントを併用することをおすすめします。
また夜に3社応募希望した。 今日は求人票吟味しただけで終わってしまったFace with rolling eyes 東京で就職しようと思ってるからいくつか候補あるけど、地方だとほんと求人ないですね。試しにワークポートで北海道のwebデザイナー求人検索したら5件。。マイナビクリエイターにいたっては勤務地の選択欄にないからなぁ。笑
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デメリット②実務未経験なら登録にはポートフォリオが必要
マイナビクリエイターには実務未経験の求人もあります。しかし、誰でも登録できるわけではないです。
仮登録後にマイナビクリエイターサイドが求職者のプロフィールを審査し、審査に通った場合に利用が可能となります。中には審査で落ちる人もいます。
実務経験がない場合、スキルを証明するポートフォリオやそれに相当する実績が必要です。
スクールに通うなりしてポートフォリオを制作しておくことをおすすめします。
マイナビクリエイターの登録に失敗しました。 似たような求人サイトもしあれば教えてください。 よろしくお願いします
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>>ポートフォリオを作れるおすすめのWebデザインスクール5選
デメリット③対応が遅れる時がある
筆者が利用した時は登録してすぐに面談設定の連絡が来ました。
ただし繁忙期で担当者の手が空いていなかったり、提出書類から「転職の意思が薄い」と判断された場合は連絡が遅くなることもある様です。
担当者に早めに対応してもらうには、ちょっとしたテクニックも必要なので記事後半でお伝えしますね。
マイナビクリエイターにも登録したのですが、前述大手に出した経歴書、履歴書を流用登録後、電話面談。後日会社リストなどを送ると言われて早や二週間ですが一切連絡なしです。
メールで問い合わせもしましたが、一週間経っても音沙汰なしです
マイナビクリエイターのメリット
①こちらのキャリアプランを考えた厳選求人を紹介してくれる
②就活に強いポートフォリオを作成するための指導を受けられる
③未経験向けの求人も多い
メリット➀こちらのキャリアプランを考えた厳選求人を紹介してくれる
マイナビクリエイターならではの強みは担当者が元WebデザイナーであったりWeb・ゲーム業界出身である点です。
各クリエイター職種の業務内容やキャリアに対する理解が深く、キャリアプランに合った求人を提案してもらえるメリットがあります。
担当者はこれまでに何百人、場合によっては何千人もの求職者のキャリアを見てきているわけで、そのビッグデータとも言える蓄積からどんな求人で経験を積むとより良いキャリアを積めるのかアドバイスをもらえます。
転職サイト担当さんの対応が丁寧で泣けてくる。 マイナビクリエイターは当たりかもしれない。
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先日マイナビジョブ20sとマイナビクリエイターの会社(マイナビワークス)を取材したんだけど、改めて「いいエージェントや…」となり、しかも私が超超超お世話になったCAさんとも再会して色々思い出して泣いた…(来年記事アップします)
メリット②就活に強いポートフォリオを作成するための指導を受けられる
マイナビクリエイターでは担当者からアドバイスをもらいながら就活に強いポートフォリオを作成することができます。
採用企業はポートフォリオを見て、その人のデザインスキルを確認するのはもちろんのこと、デザインを設計する際のベースにある設計思想を確認するのが普通です。”なんとなく”でデザインされたら溜まりませんからね。
どんな意図でそのデザインにしたのか、そのデザインにすることによって得られるメリット、実際にどのような影響があったのかなど、深く突っ込まれる可能性が十分にあります。
突っ込まれた際にしっかり回答できるように準備しておくことが面接を通過するには超重要です。
ポートフォリオを活用した選考対策にもマイナビクリエイターは有用です。
マイナビクリエイター…ポートフォリオの指導もしっかり行ってくれる。求人数は多くはない。
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メリット③未経験向けの求人も多い
マイナビクリエイターは実務未経験でもポートフォリオさえあれば求人を紹介してくれポートフォリオのチェックや履歴書添削をしっかりしてもらえます。
スクールに通学していてポートフォリオがある人であれば強い味方となるエージェントでしょう。
マイナビクリエイターを使ってみた。 全くの未経験だったのに、丁寧に対応してもらえて感謝。感謝。
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マイナビクリエイターが向いている人
希望に沿った質の高い求人を提案してもらいたい人
マイナビクリエイターではじっくりヒアリングをしたうえで働き方やキャリアプランに沿った求人のみ紹介してくれます。
ポートフォリオ制作の指導を貰いたい人
マイナビクリエイターでは就活に強いポートフォリオを制作するための指導をもらえます。
未経験向けの求人を探している人
マイナビクリエイターには未経験向けの求人も多数掲載されています。
それでは以降ではマイナビクリエイター利用の流れを解説していきますね。
マイナビクリエイター利用の流れ
ステップ1.登録
ステップ2.連絡が来る
ステップ3.キャリアカウンセリング
ステップ4.求人紹介
ステップ5.書類添削・面接対策
ステップ6.応募・書類選考・面接
ステップ7. 内定・退職交渉・入社
ステップ1.登録
Webサイトで現在の職種や経験年数、連絡先を記入します。
なお記入フォームにはこれまでの経歴や転職の動機を書き込む備考欄がありますので、そちらも面倒くさがらずにしっかり書き込んでおきましょう。
適当に書き込むと登録を拒否されるケースもあります。
ステップ2.連絡が来る
登録後1以内にエージェントから電話もしくはメールでキャリアカウンセリングの日程調整の連絡が届きます。
ステップ3.キャリアカウンセリング
担当エージェントがヒアリングをもとに中・長期的な将来を見据えた転職プランを提案してくれます。
東京新宿オフィスもしくは電話でのキャリアカウンセリングとなります。
ヒアリングされる内容は以下です。
・自分は何に興味があるのか
・自分の軸は何なのか
・仕事に求めること
ステップ4.求人紹介
キャリアカウンセリングで方向性が固まると次は求人の紹介に移ります。
実際の職場の雰囲気など、ネットには載っていない情報も教えてもらえます。
ステップ5.書類添削・ポートフォリオチェック・面接対策
採用担当に「採りたい」と思わせるポートフォリオの作り方、さらにポートフォリオを活用した面接の仕方を指南してくれます。
ステップ6.応募・書類選考・面接
応募したい企業が決まると担当エージェントが企業に求職者を推薦し面接へ臨みます。
本来なら学歴で足切りされる様な企業でもエージェントの推薦があると通ることも多いです。これこそエージェントの価値と言えるでしょう。
ステップ7. 内定・退職交渉・入社
内定が決まると現職の退職手続きなど円満退社のためのアドバイスもキャリアアドバイザーがしてくれます。
マイナビクリエイターで優先的に求人を紹介してもらう3つのコツ
マイナビクリエイターの担当者は親切に対応してくれる人が揃っていますが対応が雑な時があるという声もあります。
これは担当者が忙しいというのもそうですが、担当者にとっての「優先順位が低い」可能性が高いです。
特に転職の意思が薄いとみなされると優先順位が低くなり塩対応になる可能性も。
転職活動を成功させる上で担当者の協力を得るのは重要なので優先順位を上げてもらう必要があるでしょう。
優先順位を上げさせるコツをお伝えします。
1.「早期に転職希望です」と伝えておく
2.初回面談には参加する
3.まめに連絡を取る
1.「早期に転職希望です」と伝えておく
担当者にも売上ノルマがあります。そのため売上ノルマにつながる求職者であると認知させることが重要です。
エージェントとのファーストコンタクトでは「いつ頃の転職をお考えですか?」と訊かれます。
その際に「良さそうな企業があればすぐにでも転職したいです」と意思表示しておきましょう。
転職する意思があると伝えることで「すぐ売上につながりそうな確度の高い人」と認知させ優先順位を上げることができます。
2.初回面談には参加する、希望条件を予めまとめておく
担当者との初回面談には絶対に参加しましょう。また仕事への希望条件を予めまとめておきましょう。
担当者は初回面談で転職する意思がどれくらいあるか本気度を探っています。
初回面談に参加した際に求人に求める希望条件(働き方、年収、福利厚生など)を詳細に伝えれば転職への本気度を示せます。
「転職する確度が高い」と判断され、求人を優先的に紹介してくれたり積極的にサポートしてくれます。
また転職エージェントには求職者に連絡する営業ツールがあってこのツールの検索条件に「面談参加有無」もあります。
面談に参加した人に優先的に連絡をしているエージェントも多いです。
3.まめに連絡を取る
「最初はエージェントからたくさん求人紹介があったのに、今は全然連絡こなくなった」
こういう不評もありますよね。ただ、これは担当者が怠けているのではなく、システム上の問題です。
転職エージェントは企業から依頼を受けると営業ツールのデータベース中から条件を絞って適当な求職者を探します。
この時のデータベース上の求職者の表示順位は更新日(最終連絡日)順です。
なので連絡をまめにとることでこのデータベース上で上位に表示されることになり再び求人を紹介してもらえるようになります。
【恐怖】やったらNGの3つの行動
転職エージェントを利用する上でやってはいけないのが以下3つのNG行動です。
1.経歴やスキルに嘘をつく
2.推薦文を丸投げする
3.地雷担当者でも我慢する
1.経歴やスキルに嘘をつく
面談でのやり取りや提出した履歴書などの情報は基本的にはエージェント側にずっと保管されたまま残ります。
数年前に登録した既存の情報と新しく登録した情報が食い違っているとさあ大変。
虚偽報告を行った「信頼性にかける人」として求人の紹介を制限される可能性があります。
経歴やスキルは盛らず事実を書きましょう。
2.推薦文を丸投げする
エージェントの担当者はあなたを企業に紹介する推薦文を書いてくれます。
実は企業は選考においてこの推薦文をかなり参考にしています。本来、書類審査で落とす様な人でも転職エージェントの強い推薦があった場合は面接に進ませることもあります。
そのため担当者に推薦文を任せっぱなし、丸投げにしておくと損します。
「自己分析の参考にしたいので推薦文を見せていただけますか?」と言って推薦文を見せてもらいましょう。
もし推薦文の内容が手抜きなら修正を要請しておきましょう。
3.地雷担当者でも我慢する
粒ぞろいのマイナビクリエイターといえど担当者ガチャはあります。地雷担当者もいます。
地雷担当者の特徴は以下です。
・求人企業のネガティブな面は隠す、もしくは知っていない。
・上っ面で表面的なフィードバックが多い
・あまりこちらの職業人生に興味なさそう
・今の求人で転職してほしいのか新たな求人紹介を渋られる
微妙な担当者に当たったら我慢不要です。大げさでなく担当者の質が職業人生を左右しますのですぐ変更を要請しましょう。
まとめ
繰り返しとなりますがマイナビクリエイターは以下の特徴があります。
1.キャリアプランに合った求人を厳選して提案してくれる
2.ポートフォリオ作成支援が充実
3.実務未経験でも可能な求人あり
業界出身のキャリアアドバイザーが採用企業の目線からポートフォリオのチェックや面接対策をしてくれるのは相当心強いです。
転職活動を支援してもらいましょう。
公式サイト
https://mynavi-creator.jp/