安い。安い。安い
テックアカデミー(TechAcademy)のWebマーケティングの良さはこれに尽きる。
1か月専属のWebマーケター講師がついてマンツーマンレッスンで教えてくれて料金は14万9000円です。
現役Webマーケターが講師をしているWebマーケティングスクールの中では最安の部類に入ります。
安かろう。悪かろうじゃないの?
これに対する回答は「う~ん。そうとも言えないし、そうとも言えるかもしれないし微妙」とあいまいな回答になりますね。
なぜならあなたの目的次第でテックアカデミーは素晴らしいスクールにも微妙なスクールにもなり得るからです。
結論から言うとあなたの目的が
・Webマーケター転職を成功させたい
・実務でバリバリWebマーケティングを活用できるようになりたい
であれば本記事内で紹介している別のマーケティングスクールをおすすめします。
テックアカデミーが向いている人は以下の様な人ですね。
とりあえずWebマーケティングで何ができるのか知りたいな。それからある程度Webマーケティングを使えるようになれたらいいな。
テックアカデミーではWebマーケティングの基礎、サイト分析、各種Web広告(Google広告、Yahoo!広告、動画広告etc)、SEOまで幅広く体系的に学ぶことができます。
最終的にどんな場面でどの手法を使えば効果の高い集客が可能なのか判断できるようになります。
できるだけ安くWebマーケティング全体を体系的に学び最終的にはある程度Webマーケティングを使えるようになりたい、そんな人におすすめのスクールですね。
上記に該当する人には間違いなく利用価値のあるスクールです。
本記事では現役Webマーケターである筆者がテックアカデミーWebマーケティングコースのカリキュラムを辛口評価。
さらに実際の受講生の口コミ・評判を分析しテックアカデミーのメリット・デメリットを明確にお伝えします。
そもそもWebマーケティングとは?Webマーケティングスクールのメリットとは?疑問に答えます。
Webサイトは放置しているだけでは全く収益が上がりません。そこでWebサイトに人を呼び込む(集客)ための施策としての「Webマーケティング」が重要となります。
Webマーケティングでは大きく分けて以下2つの手段を取るのが一般的です。
・SEO(検索エンジン最適化)
・インターネット広告(リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告)
SEOは良質な記事(コンテンツ)を作りGoogleやYahooなど検索エンジンで上位表示することで集客する手法です。
検索エンジンのアルゴリズムがコンテンツを評価して順位を決定するため良質なコンテンツでも上位に表示されるまでに1~3か月、場合によっては半年ほどかかる場合もあります。
一方、インターネット広告はお金を払ってGoogleやYahooなどの検索結果の有料広告枠に表示する広告のことです。
以下の赤枠の部分が有料広告枠となります。
広告がクリックされると課金されるので費用がかかります。
しかしSEO対策と異なりインターネット広告は すぐに広告を上位表示でき最適化すれば費用対効果は非常に高いものとなります。
SEOメリット | 無料 |
SEOデメリット | 集客に時間がかかる |
インターネット広告のメリット | すぐ集客できる |
インターネット広告のデメリット | 有料 |
SEO、インターネット広告それぞれメリット、デメリットがあります。
時と場合によって2つを使い分けながら集客していくのがWebマーケティングの王道です。
基本的にはSEO対策を進めつつインターネット広告で一時的に集客を補っていくのが最も費用対効果が高いです。
SEO、インターネット広告を抑えればWebマーケティング担当者として引く手あまたになることは間違いないでしょう。
結論から言うとWebマーケティングはスクールで学ぶメリットが極めて多いです。
現役Webマーケター講師からどのようなフレームワークでどんな広告戦略を立案すべきか、どんな広告を出稿すれば広告の費用対効果が高くなるのかフィードバックをもらいながら学ぶ方が圧倒的に学習効率が高いからです。
こういった現役Webマーケターからのフィードバックはテキストベースで書籍を読み漁って手に入るものではないです。スクールであれば現役マーケターにフィードバックをもらいながら学べるので数倍どころか10倍以上は学習効率が良いでしょう。
またマーケターに転職する場合であればスクールに通って学んでいた行動が意味を持つことになります。
「言葉より行動」です。
口だけで「Webマーケターになりたいんです」と言ってる人よりスクールに通ってWebマーケティングスキルを習得するために行動している人の方が採用企業からも「活躍してくれそう」と買ってもらえます。
あとWebマーケティングスクールの多くは学習時間が大量に求められるわけではないです。期間中は1日1~2時間の学習時間を確保できればOKです。プログラミングスクールだと1日4~8時間の学習時間が必要なケースが多いですがそれと比べてWebマーケティングスクールは仕事や学業とも両立しやすいですね。
これらの理由からWebマーケティングスクールはおすすめです。
テックアカデミーWebマーケティングコースの料金・学習の流れ
スクール概要 | |
---|---|
期間・料金(税込) | 1か月 社会人17万4900円 学生16万3900円 2か月 社会人22万9900円 学生19万6900円 3か月 社会人28万4900円 学生22万9900円 4か月 社会人33万9900円 学生26万2900円 |
マンツーマンレッスン回数 | 4週間 7回 8週間 15回 12週間 23回 16週間 31回 |
受講形態 | オンライン完結 |
講師 | 専属の現役Webマーケター講師 |
オンラインチャットサポート | 全日19〜23時 |
学習内容 | Webマーケティングの基礎知識 Google Analyticsを利用したサイト分析 SEOの理解と具体的なオペレーション リスティング広告の基礎知識と出稿・運用 ディスプレイ広告の基礎知識と出稿・運用 ソーシャル広告の基礎知識と出稿・運用 |
転職支援 | △転職支援は弱め TechAcademyキャリアというスカウトを受けられるプラットフォームの利用可能。ただしこのプラットフォームはエンジニア向きの仕様ですね。 |
テックアカデミーのWebマーケティングコースでは現役Webマーケター講師が週2回マンツーマンレッスン(テックアカデミーではメンタリングと言っています)をしてくれます。
なんとメンタリングでは質疑応答に加えて学習計画策定&進捗管理までしてくれます。
テックアカデミーでは講師の助けを借りながら以下の流れで学習を進めます。
①学習計画プランニング
↓
②週2回のメンタリング
↓
③課題に取り組む
①学習計画プランニング
講師と話し合って「いつまでに何をするのか」学習計画をプランニング。
講師の作った学習計画に沿ってテックアカデミーのオンライン教材で学習を進めていきます。
Webマーケティング初心者だと何をどう学べば良いのか分からくて挫折してしまいがち。テックアカデミーならオンライン教材に沿って学べばしっかりWebマーケティングの全体像を掴めます。
また単元ごとに「Web広告出稿プランを作成せよ」だったり「このサイトの検索順位を改善するプランを立案せよ」などアウトプットが求められる課題が課されます。受け身ではないので無茶苦茶鍛えられますよ。
②週2回のメンタリング
学習する中で分からない点があれば週2回のメンタリング(1回30分)で講師に質問可能です。
またこのメンタリングの際には学習計画に沿って学習が順調に進んでいるか確認。進捗管理も兼ねています。
学習が遅れているようなら学習計画もその都度修正していきます。
③課題に取り組む
メンタリングの際に講師から次のレッスンまでに終わらせておくべき課題が課されます。
課題は提出が義務付けられており現役マーケターの講師から課題に対するフィードバックをもらえるので学びが深まりやすいです。教科書で座学で勉強するのとは学びの深さが全く違います。
―――――――
テックアカデミーでは上記の①~③のサイクルを回すことでWebマーケティングの体系的な知識とスキルを手に入れられます。
知識を身につけた後は最終課題のオリジナルマーケティング戦略プランの作成に取り組みます。
オリジナルマーケティング戦略プランの作成
最終課題ではオリジナルマーケティング戦略プランの作成を行います。
実際の商品・サービスを販売するためのマーケティング戦略の立案です。ターゲットとなる顧客像の洗い出し&定義から具体的な施策の予算配分もします。
現役マーケターのプロ目線から見て実際に使えるマーケティング戦略プランを作成します。
口コミ・評判から判明したテックアカデミーWebマーケティングコースのメリット・デメリット
・講師の質にばらつきがある
・受講期間を短くするとかなり負荷が大きい
・メンタリングの時間帯が夜
・Webマーケティングを体系的に学べる
・現役Webマーケターのフィードバックで学びが深まる、仕事に活かせる
・オンラインチャットで質問し放題
デメリット
デメリット①講師の質にばらつきがある
会社でTechAcademyのWebマーケティングコースを受講させてもらってるんだけど、問題が一つ、メンターの人、マーケターかと思いきやWeb系PMだった案件
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講師が現役WebマーケターではなくWebサイト制作のプロダクトマネージャーだったという声も。
テックアカデミーは原則、現役Webマーケターが講師を務めますが場合によっては近接領域が本業の人が講師として配属されることもある様です。
もちろんWebマーケティングを教えるだけの知見・スキルは備えていますがただ「あれっ現役マーケターじゃないの?」と期待を裏切られる可能性が無きにしもあらず。
テックアカデミーでは正当な理由なら講師のチェンジにも対応していますので講師が経験不足ならチェンジを要求しても良いでしょう。
デメリット②受講期間を短くするとかなり負荷が大きい
率直に言うと、しんどかったです。
一番短い4週間コースで受講したので、ほぼ毎日カリキュラムと課題に追われている状態でした。
通勤で1時間、昼休みで1時間、帰ってきてからは時間が許す限りやっていたので、1日平均6時間ほど学習時間にあてていました。
テックアカデミー受講生の感想
テックアカデミーは4週間、8週間、12週間、16週間と受講期間を選べますが受講期間が短くても長くても学ぶカリキュラムの量・内容は同じです。
そのため4週間で学ぼうとするとかなりの負荷がかかってきます。
求められる目安の学習時間は以下です。
目安学習時間(週) | 料金(税込) | |
---|---|---|
4週間 | 40〜50時間 | 17万4900円 |
8週間 | 20〜25時間 | 22万9900円 |
12週間 | 14〜18時間 | 28万4900円 |
16週間 | 10〜13時間 | 33万9900円 |
4週間の受講期間を選択したら週に40~50時間を学習する必要があります。1日当たり6時間ほどの学習が求められます。
働きながらならかなりキツい。
4週間も8週間も大きく料金は変わらないので受講期間は8週間にして余裕を持って学習することをおすすめします。
デメリット③メンタリングの時間帯が夜
テックアカデミーのWebマーケティングコースに申し込んでみたのですが、ツールの使い方を基本から学びなおせますね。
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メンタリングの時間を夜にしか設定できないのは痛いですが、それを差し引いても結構いいサービスだと思います
週2回のメンタリングの時間は講師と話し合って決めます。
講師は本業が現役マーケターの人が多いので昼にメンタリングを受けることは難しいです。
必然的にメンタリングの時間は夜となります。
メリット
メリット①Webマーケティングを体系的に学べる
テックアカデミーではWebマーケティングに求められるSEO、サイトのアクセス分析、Web広告までWebマーケティングに求められる知識を体系的に獲得できるメリットがあります。
またオンライン教材に沿って学習を進め単元ごとに
「このサイトのSEO改善プランを立案してください」
や
「この商品のWeb広告出稿プランを立案してください」
など現場を想定した課題が課されます。
これらの課題に取り組む中で広範なWebマーケティングの知識を体系立て血肉化できる良さがあります。
ただし後述しますがテックアカデミーだと広告運用を実務レベルで運用できるレベルまでは行きません。
手を動かしながら広告運用を本格的に学ぶのならデジプロがおすすめです。
メリット②現役Webマーケターのフィードバックで学びが深まる、仕事に活かせる
今回、実際の運用担当の方たちの運用方法を習うことができたので、日々の広告運用に反映しています。
あとは、やはり基礎知識を体系的に学べたので、自分の持っているぐちゃぐちゃな知識が整理されました。
お客様と話をするときもすらすらと話せるようになりましたね。
現役Webマーケターからプロ目線でのフィードバックを常にもらえます。
たとえば、どのようなフレームワークでどんな広告戦略を立案すべきか、どんな広告を出稿すれば広告の費用対効果が高くなるのかプロの目線でフィードバックをガンガンもらえます。
現役Webマーケターのフィードバックはテキストを読むだけの座学では手に入りません。
プロのフィードバックで学びを深められる点がテックアカデミーの良さ。テキストを読むだけの座学の10倍は学習効率が良いでしょう。
メリット③メンタリングで専属講師がつく良さ
1回目のメンタリング終了。
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不安に思ってたこと気兼ねなく質問できたし背中押してもらえた!金かかるけどメンタリングついてるテックアカデミー選んでよかった…
次回も質問事項整理して有意義なメンタリングになるように準備しよ! あとはチャットサポートもっと使わないと!
#テックアカデミー
テックアカデミー に関して言えば週2の面談もあるわけだから、軽めのプレッシャーがかかる。 だからこそやらなくちゃ!!って思え流よね。 高いお金払って時間と軽い強制力を買ってるわけだから。
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専属講師による週2回のメンタリングがあるからこそ学習を怠けることができません。
「次のレッスンまでに課題やっておかないと講師に悪い」と適度なプレッシャーがかかるので学習ペースを掴みやすいです。
この週2のメンタリングは学習を継続させるための簡単な仕組みですが人間心理に基づいた仕組みなので馬鹿にできませんよ。
メリット④オンラインチャットで質問し放題
始めて数日ですがテックアカデミーかなりいいです。
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・チャットでの質問の返信が早い。
・ チュートリアルでかなり手を動かして学べる
・ 課題があるので分からないところが明確になる
今のところではありますが質問の返信は5分以内に帰って来なかった事がないです
テックアカデミーでは分からないことがあればいつでもオンラインチャットで質問できます。
19〜23時の間であれば質問して数分でレスポンスが来ます。どんな事でもいつでもWebマーケター講師に気軽に質問できるのはテックアカデミーの良さですね。
他のWebマーケティングスクールと比較
Webマーケティングスクールはテックアカデミーの他にデジプロやマケキャンなどのスクールがあります。各スクールごとに強みが異なります。
現役Webマーケターの筆者が各スクールを体験&取材して強みを洗い出したので参考にして下さい。
自分の目的に強みのあるスクールを選ぶと間違いないです。
マーケター転職なら → マケキャン
転職特化型のWebマーケティングスクール。転職できない場合、受講料半額返金の転職保証つき。
実務にマーケを活用したいなら → デジプロ
実務レベルのマーケティングスキルを習得できるスクール。サイバーエージェントはじめ有名広告代理店出身の現役マーケター講師の指導を受けられます。
Webマーケティングを勉強したい → TechAcademy
料金安めでWebマーケティング全体を体系的に学べるスクール。現役マーケター講師がマンツーマンレッスンで教えてくれます。
マケキャン | デジプロ | TechAcademy | |
---|---|---|---|
期間・料金(税込) | 3か月 65万7800円 | 2か月 33万円 | 2か月 22万9900円 |
レッスン | 5時間×8回(集団) | 2時間×8回 | 30分×15回 |
チャットサポート | 11時~18時 | 10時~22時 | 19〜23時 |
広告戦略立案 | ◎ | 〇 | 〇 |
広告運用実践 | △ | ◎ | 〇 |
講師 | 現役マーケター | 現役マーケター | 現役マーケター |
就職サポート | ◎ | △ | △ |
マケキャンの取材レポートは以下
デジプロの取材レポートは以下
テックアカデミーWebマーケティングコースを受講してWebマーケターに転職できる?
結論、Webマーケター転職であれば前述したマケキャンをおすすめします。料金は3か月49万8000円と高くなりますがマーケターへの転職成功率はマケキャンの方が間違いなく高くなります。
もちろんテックアカデミーがWebマーケターへの転職に全く役立たないかというとそういうわけではないです。
Web広告出稿プランの作成、Webサイトを解析しSEOを改善するプランを作成するなど実践的な課題に取り組む機会もあります。
がテックアカデミーは転職向けのWebマーケティングスクールではないので転職支援はなくWebマーケター転職に最適なスクールではないです。
Webマーケター転職であれば転職サポートの手厚いマケキャンをおすすめします。
マケキャンはDMMが運営しているWebマーケティングスクールで独自求人を多数保有していますしキャリアアドバイザーも優秀です。
特にWebマーケター転職用の面接対策が極めて充実していますね。
またマケキャンはなんと転職できない場合は受講料の半額が返金されます。それだけ転職支援に自信がある証拠です。
受講生の声
個人的に驚いたのは、マケキャンの圧倒的な転職ノウハウです。
特に面接対策って「何を聞かれて、どう返せば良いのか」が事前にわかってるかわかってないかで結果が全く違うと思うんですよ。
そんな中、マケキャンの面接対応法は本当に役に立ちました。用意されていた150通りの質問、全部回答イメージしました。一つ一つ分析して、答える準備もできていたので、面接が無敗だったんだと思います。
マケキャン
無料体験参加で受講料1万円割引
テックアカデミーでは無料体験に参加すると1万円割引のためのリンクが記載されたメールが送付されます。
そのメールに記載されているリンクを経由しても申し込むと割引が適用されます。
なお無料体験の内容は以下です。1週間テックアカデミーをそのまんま体験できる内容となっています。
・オンライン教材で学習可能
・現役エンジニアのメンター(講師)によるメンタリング(マンツーマンレッスン)
・オンラインチャットで質問し放題
テックアカデミーとはどんなスクールなのか十分に知れるので無料体験に参加して損なしです。
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