凄い本を見つけてしまった。
『小さな習慣』はスゴ本だ。
あなたが続けたいと思っている英語の勉強、筋トレ…etc
断言できるがやる気に頼ると絶対続かない。
ちょっとしたマインドセットが重要なのだ。
『小さな習慣』の要諦は「ちょっとだけやってみよ!」だ。
「やるぞ!」ではなく「ちょっとだけやってみよ!」この脱力が重要なのだ。
私事だが僕がある時「やるぞ!」と意気込んで始めたスペイン語の勉強の勉強は1、2週間しか続かなかった。
やる気が足りなかったのか?
いや、十分やる気はあった。
中南米旅行の計画を立てていた僕にとってスペイン語勉強の重要性は高くやる気はあった。
しかし、続かなかった。
「スペイン語しっかり勉強しなきゃダメだ」
⇓
「でもめんどいな」
⇓
「明日やろ」
結局、勉強を継続できなくなる。
実は「しっかり勉強しなきゃ」と勉強に取りかかるハードルを自分で勝手に高めてしまったのが継続できなかった原因だ。
習慣化のコツは「しっかりやらなきゃ」ではなく「ちょっとだけやってみよ!」にある。
「ちょっとだけやってみよ!」だと取りかかるハードルが低いので継続できる。
まずは習慣にするのが先決だ。一度習慣にしてしまえばやる気に頼らなくてもすむ。
だから続くのだ。
『小さな習慣』は僕の座右の書となっている。
日本のAmazonにおいて『小さな習慣』の評価は星4つ。しかし、僕は本来もっと高くてもいいはずだと思っている。
そもそもアメリカのAmazon で『小さな習慣』は800以上のカスタマーレビューがあり星は4.6と高評価だ。僕はアメリカAmazonの高評価の方に納得だ。
以下『小さな習慣』のカスタマーレビューを紹介しておこう
初動の精神的ハードルを最小単位まで引き下げて、とりあえず、行動に移す技術なんだけど、
効果は、バツグン。とりあえず、行動できた、すばらしい。
人間はどうも慣性の法則が強く働くので、行動すると、今度は、行動を続けようとしてしまう。
1回だけのつもりで始めて、2回、3回と続けてしまうところがある。
ちょいと一杯のつもりので、飲んで なんとやらである(古いなw)。毎日の習慣にしたかったので、スマホアプリの「today」と併用していろんなことを習慣に
してみました。
しばらくは、モチベーションで動いてしまっているので注意が必要ですが。この一冊は、ホント、買い。
何より、脅迫的な圧力がないので、ストレスにならないです。
僕は習慣に関連した本は読んできたのだが、実際に習慣作りに役立った本はなかった。
『小さな習慣』以外は。唯一役だった本は『小さな習慣』だけだ。
『小さな習慣』を読んだおかげで
スペイン語の勉強が毎日の習慣となり、スペイン語が上達した。
筋トレも習慣になって結構筋肉がついた。
『小さな習慣』のポイントを以下簡単に要約してみる。
習慣にしたいことがあれば、負荷がほとんどない小さな習慣作りから始める。
たとえば毎日筋トレとして腕立て1回やってみる。負荷が少ないとやる気がなくても取り組めるので継続できる。数週間継続しているといつの間にか腕立てが「いつもの」習慣になる。
1度習慣になればしめたもの、やる気がある時には腕立てを10回、20回と回数を増やしても良いしジムに行っても良い。小さな習慣から始めると格段に習慣作りは成功しやすくなる。
僕は実際に『小さな習慣』でスペイン語と筋トレを習慣化することに成功した。
凄いのが一旦習慣になると「やるぞ!」と自分で気合を入れなくても取り組めるのだ。
それもそのはず『小さな習慣』は脳の習性をうまく活用したものだからだ。
脳が習慣を作る
しかし、そもそもこの「習慣」って何だ?
習慣とは無意識のうちに取っている行動のことだ。
あなたにも日常生活の中でそういった「習慣」と言える行動があるのではないだろうか。
キッチンに行くと無意識にコーヒーを淹れてる。
トイレに行くと無意識のうちにスマホを見てる。
これら無意識に「いつもやってる」行動を習慣という。
『習慣の力 The Power of Habit (講談社+α文庫)』(チャールズ・デュヒッグ著)によれば、習慣には脳、詳しく言えば行動や意思決定を司る大脳基底核が関わっているそうだ。
いちいち「コーヒー淹れようか~?」「タバコ吸おうか~?」と考えてるとエネルギーを消耗する。
そこで大脳基底核はエネルギーの消耗を抑えるため頻度の多い行動を無意識に実行するよう「自動化」するのだ。
ロンドン大学の実験では平均66日で習慣化がなされと判明している。
つまり、小さな習慣で何らかの行動を2か月継続すれば1つの習慣となる。
その時にはすでに小さな習慣ではなくれっきとした習慣となっている可能性は高い。
腕立てを毎日1回するとしよう。2週間ほどすれば筋力もついているので確実に腕立て20回はやっているはずだ。
ともすればジムに行きだしている可能性もあり得る。
僕の『小さな習慣』実践記
僕の『小さな習慣』実践記をご紹介しよう。
まず僕はスペイン語教科書「どんどん話せるスペイン語 作文トレーニング」をスマホのキンドルにダウンロードした。
スマホならいつでもどこでも、持ち歩くので教科書にアクセスしやすい。
最初は毎日「どんどん話せるスペイン語」のスペイン語を最低3行音読することにした。
かかる時間はわずか20秒。
気分が乗ってる日は制限せずに読むようにしたので50行読むこともあった。
気分が乗っていない日は最低3行を音読するようにした。
3行だけなのでスペイン語の教科書を開くのに躊躇はない。
3行だけと言いつつ10分以上、時には30分教科書を音読することもあった。
トイレで大便中にスマホを開いてスペイン語の音読
寝る前にスマホを開いてスペイン語の音読
移動中にスマホを開いてスペイン語の音読
いつのまにかスペイン語を毎日30分以上勉強するようになり今でも毎日勉強している。
「やめられない、とまらないスペイン語」状態なのだ。
『小さな習慣』で習慣作りを始めるべき理由
➀意志力を必要としない
自分を律して物事を成し遂げる「意志力」は実は無限にあるのではなく有限。
負荷が多ければ多いほど意志力は消耗される。仕事やプライベートでトラブルが起きて意志力がすり減っているとやる気が起きないのはそのせいだ。
『小さな習慣』だと「腕立て1回だけ達成すれば良い」と負荷が少ないため意志力を必要としない。
よって毎日継続することが可能なのだ。
②意志力が鍛えられる
『小さな習慣』に取り組むうちに意志力は鍛えられる。たとえば毎日腕立て1回の小さな習慣に2か月取り組んでみたとする。その継続できた事実が「俺はやれるんだ」という自信となり意志力が強化されるのだ。
新たなことに積極的にチャレンジできるようになる。
➂やる気が湧いてくる
あなたはやり始めてからやる気が出てきた経験はないだろうか?
たとえばレポート課題があるとする。
執筆前はやる気がなかった。しかし、執筆し始めてから俄然集中し始めて結果的にすぐに終わった。
『小さな習慣』に取り組むとやる気が湧いてくるのだ。
『小さな習慣』を実践するうえで気を付けるべきポイント
『小さな習慣』を本当に目標だと考えなければならない
内心で腕立て1回だと少なすぎる、もっと多くの回数をしなければと勝手に別の目標を立ててしまいがち。
しかし、腕立て1回を本当に目標にしよう。そして、達成出来たら達成できた自分を偉いと思おう。
『小さな習慣』では習慣化することが先決。小さな習慣ですべきことは可能な限り負荷のないものにしよう。
同時期に取り組む小さな習慣は2~3個にする
同時期にたくさん『小さな習慣』に取り組むとさすがに意志力が消耗されてしまう。
どの習慣も継続されず中途半端になる可能性が高いので2~3個に抑えるべきである。
『小さな習慣』はシンプルなものの、効果は絶大。
僕のスペイン語の場合だが「3行音読するだけ。すぐ終わるしやってみるか」と気軽に取り組めた。
毎日3行だけスペイン語を読むようにしただけで、いつでもどこでもスペイン語を読む習慣がついた。
筋トレなら腕立て1回する
英語学習なら3行音読する
読書なら2ページだけ読む
そんな『小さな習慣』があなたの人生を変える可能性は十分にある。
現に僕は『小さな習慣』で筋トレとスペイン語を習慣化してスペイン語を習得し筋肉をつけることに成功した。
あなたも『小さな習慣』を今すぐ始めてみてはいかがだろうか。
僕が筋トレを習慣化したやり方については以下の記事