毎日のちょっとした習慣がとてつもない差を生む。
格差社会である。人はもはや2パターンにくっきり分かれているようにさえ見える。
・ある人は金を稼げている上に異性からモテモテ
・ある人は貧乏で非モテ
一度きりの人生。普通の思考の人なら素直に前者の様に「十分な金を稼いで悠々自適な生活を送り異性からモテたい」と考えるだろう。
ニーチェなら「そんなの関係ねー。モテなくても金がなくてもいいんだ、己を突き通せ!超人であれ!」と喝破しただろう。
ただ大多数の人は私を含め凡人である。 前者になりたいし私は前者に少しでも近づくべく試行錯誤してきた。そうして悟ったこと。
習慣形成こそが前者に近づくための唯一の手段である、と。
女性モテコンサルの恋愛本を読んでも無駄、虚勢に近いインスタントな自信を持っても無駄。
根底の基礎から変えていかないかなければ非モテや貧乏は一向に改善しないのだと痛感するに至った。
そこで1つ1つ自分の生活習慣をチェックして悪い習慣を駆逐し良い習慣を持つために努力してきた。
するとモテモテで大金持ちになったわけではないものの少しずつモテ始めたりお金が稼げるようになったり生活が上向き始めた。
涓涓塞がざれば終に江河となる(けんけんふさがざればついにこうがとなる)
大河さえちょろちょろ流れる小川の集まりだ。小川の流れを塞き止めないでおればついには 大河にすらなりうる。
習慣も同様で地味ながらも小さな良い習慣を複数重ねることで大きなうねりを生み出すことができる。身体と精神のエネルギー値が高まることで人生が好転し始める。
今回は人生を好転させるのに貢献したと感じる良い習慣を7つ紹介する。なお良い習慣とは何かを新しく始めることだけでなく”止めること”も含む。むしろ悪習慣を止めるだけで生活が著しく良くなる場合もあるのだ。
良い習慣➀しこしこ禁止
私はネット上で密かに噂されていたしこしこ禁止に取り組んだ。これは驚くほど効果があった。ただ、あくまでもこれは他人に押し付けるものではない。興味のある人は自分で試してみて欲しい。
私は毎日のささやかな夜の楽しみであったビデオ鑑賞を止めてしこしこも止めた。
するとどうだろう。朝の目覚めが圧倒的に良くなり仕事にばりばり打ち込めるようになった。
やる気、意欲が湧いてきた
海外の文献に当たってみたところどうやら快楽を司るドーパミン分泌など脳の報酬システムと関係がある様なのだ。なお以下Gary Wilson氏の本が最もエビデンスが充実していた。
簡単に言うとビデオ鑑賞によるしこしこで過剰にドーパミン分泌がなされていたのが悪の元凶だった。
脳みそがスポイルされるのだ。仕事などの日常の活動で分泌されるドーパミン程度だと快感(達成感と言っても良いだろう)がもはや得れない脳みそになっていたわけだ。
まだ睡眠の質が改善した理由は身体を覚醒させてしまう脳の種々の神経伝達物質の分泌がしこしこを止めたことで抑制、正常化されたからだ。
もう1つ重要なことだがしこしこ禁止はテストステロン分泌を増加させる効果が確実にあるだろう。
良い習慣②筋トレ
しこしこ禁止と同時にやると物凄い効果を発揮するのが筋トレである。
しこしこを禁止すると1週間ほどはイライラ、ムラムラがものすごくなる。そこで筋トレの出番である。筋トレをするとスカッとイライラ、ムラムラを解消できる。
さらにテストステロン値が高まる影響だろう。活力がみなぎってくるのがもうアリアリと感じられるのだ。腹の底でストーブが燃えているのではないかと思えるくらいに活力がわっと煮たぎっている感じ。
朝の5時に起床して夜まで働いてもさほど疲れなくなる。筋トレによって自制心が向上して仕事に取り組むうえでの”粘り”の様なものが出くる。
粘りとはつまり「今日はしんどいし止めとこっかな」みたいな甘えた思考がなくなることだ。だるくてしんどい時でも頑張れるようになる。
実際、私の友人の経営者やお金持ちに共通している点なのだが筋トレの習慣を持っている人が多い。彼らは経験的にそうした運動習慣こそが仕事のパフォーマンスに好影響を与えると知っているのだ。
良い習慣③栄養のある食事
食事を舐めていた。
小学校の家庭科で「栄養のある食事をしましょう」みたいに言われてた記憶から栄養のある食事をしようと言ってくる言説に説教臭さを感じていた。
しかしながら栄養のある食事は非常に重要である。エネルギー値を高めるために食事は基礎中の基礎と言っても良いだろう。
ジャンクフードや砂糖だらけのドーナツやジュース、炭水化物の摂りすぎはできるだけ控えた方が良い。
脂肪分や糖分などカロリーの高いものは原始時代なら必要とされただろうが現代は違う。カロリーの高い食べ物を食べると肥満になるだけである。ドーパミンを過剰に分泌するのもよろしくない。
またこれは個人的な思想に近いがそういった短期的、インスタントな快楽を提供してくるものは資本主義社会における必須マインドである長期思考を養う上でも避けるべきだと思う。
代わりに野菜とタンパク質をたっぷり食べる。実際に栄養のある食事をし始めると便通は良くなるし思考はクリアになる。
なんせ「栄養のある食事をしている爽快感」みたいなのがある。これは完ぺきにプラシーボ効果かもしれないがこの際どうでも良い。
私の友人・知人の経営者らを見ていると健康食事オタクが多い。「ケトジェニック・ダイエットやってみた」「ケフィアヨーグルトが良い」「ブロッコリーが良かった」などと健康オタク特有の食事談義に花が咲く。
良い習慣④質の良い睡眠
質の良い睡眠を取るとこれまた体内のエネルギー値の高まりを切に感じる。
定期的に運動する、寝る前にストレッチをする。すると朝ぱっちり目が覚めて爽快。 気だるさ、倦怠感もない。この目覚めの良さは質の良い睡眠を取れていることを示すバロメーターとなる。
質の良い睡眠を取ると集中力が全く違ってくる。朝からガンガン記事を執筆したり仕事に打ち込める。私は朝起きたらコーヒーを淹れてそのままパソコンに向かってガリガリ執筆作業をしている。
一体どれくらい睡眠時間を取れば良いかだが、必要な睡眠時間には個人差があるだろう。武井壮の様に3時間の睡眠で生産性高く働ける人もいる。
ただし一般的に、常人であれば7時間は睡眠を摂った方が良いだろう。
良い習慣⑤読書
読書は良きマインドセットを刷り込むのに使える。
良きマインドセットとは
・他責よりも自責
・お金のためには働くのではなく学ぶために働く
・目標を明確にする
・計画はシンプルにしすぐ実行できるものとする
ありきたりではあるが以下の定番の自己啓発本は馬鹿にせず絶対読んでおいたほうが良い。
『思考は現実化する』
『金持ち父さん 貧乏父さん』
『7つの習慣 人格主義の回復』
『ユダヤ人大富豪の教え』
『バビロンの大富豪』
『ユダヤの商法』
『人を動かす』
自己啓発本は馬鹿にして読まない人もいるが数十年にわたって読み続けられているのにはそれなりに理由があるのだ。
ある種、資本主義社会において優位に立つためのマインドセットをインストールできるツールと言っても良いだろう。実際にこれらの本に書いてあることを心がけていると副業でガッツリ稼げるようになった。
また自己啓発本ではないが学術的な本は既存の常識から自由になる視点を与えてくれる。
『サピエンス全史』
『となりの億万長者 』-これはお金持ちの行動様式を学術的に研究した本
『社会心理学講義』
『影響力の武器』
『ビジョナリー・カンパニー』
『ファスト&スロー』
『選択の科学』
『失敗の本質』
『文明が衰亡するとき』
いかに我々は社会の常識に従って生きているのか気づかされる。
重要なことだがその常識に従い続けていると損をこくこともある。常識を常に疑い続けることの大切さを認識するのに非常識な視点を与えてくれる学術本は最適である。
良い習慣⑥新しいスキルを習得
1日に1時間は何らかのスキルを勉強する時間を取るようになった。
特に自分が未知のスキルを習得するべく勉強する。
誰でもそうだろうが自分が習熟している分野は努力も少なくどんどん成果を上げれるようになるものだ。しかし得意分野だけに収まっているとついつい調子に乗ってしまいがち。
ただそうやって居心地の良いコンフォートゾーンにとどまっていると近い将来、待っているのは衰退である。
古今東西の会社を見ていると衰退した会社には一種の”驕り”があった。成功体験があると新しい分野に踏み出すリスクを取れないのだ。
一方で長きにわたり存続している会社(たとえばP&Gやノバルティスファーマなど)は常にリスクを取って新たな分野へと進出し続けている進取の気風がある。
これは個人にも同じことが言えるだろう。「自分はまだまだである、もっと高みを目指さなければならない」と気を引き締める。そのためには自分が慣れないことに挑戦する習慣を生活の一部に組み込むことが重要だと感じる。
良い習慣⑦貯金
やはり2年間働かなくても良いくらいの貯金がなければ挑戦できないものだ。
新たなスキルを習得した、会社を辞めて留学したい。
そう思っても一定の貯金がなければ難しい。2年間何もしなくても生活できる貯金があると思い切ってどんどんチャレンジできるようになる。
そのチャレンジが上手くいって成果が出ればお金が稼げる、キャリアアップにつながるなど人生が好転する。
そのためにはベースとなる経済的な貯蓄が必要だ。
貯蓄のためには支出を徹底的に管理することが何よりも重要。特に携帯やインターネット代、家賃などの額がでかめの固定費は真っ先に削減するべきだ。何にお金を使っているのか可視化するとお酒やたばこなど無駄なものに多額の出費をしていることが分かる。そういった無駄な出費も削減しよう。
何か買うときには「what I want(欲しいもの)」ではなく「what I need(必要なもの)」を買うようにする。
服を購入する際にも2年以上長持ちしそうな質の良いものをたまに買うくらいに抑える。
「what I want(欲しいもの)」ではなく「what I need(必要なもの)」 を買うように心がけていると不必要に消費することが無くなりお金が貯まりやすくなる。
人生の大きな変化は小さな習慣から始まる
今回、紹介した習慣は私が実際にやっており今も継続している効果を感じた習慣のみ厳選している。
1つ1つの習慣は地味ではあるものの積み重なると人生を大きく変えうる。
涓涓塞がざれば終に江河となる
最初の流れを作ることが重要だ。そしてその流れを複数作って大きなうねりを生み出そう。