さすが学研
Kiminiの教材が素晴らしすぎる件。
1か月、Kiminiを毎日受講した率直な感想です。
オンライン英会話は各社がオリジナル教材を用意しているわけですが学研が運営するKiminiの教材はトップクラスですね。
何を根拠にトップクラスというのかですが以下のメリットが大きいです。
・予習&レッスン&復習用の教材がそれぞれ別個で用意されている
・動画教材も豊富
・レッスンでは教材を画面共有しながら書き込みが可能
さすが学習教材の出版が本業の学研の教材だけあります。
学研の教材へのこだわりというか「教材づくりで他社に負けてたまるか」というプライドが随所に垣間見られます。
本稿ではKiminiの教材の良さについて、おすすめ教材、教材の特徴について解説します。
レッスンでは教材を画面共有でき便利、書き込みも可能
KiminiではKiminiのサイトからレッスンを受講できます。画面で教材を共有してレッスンを進めていくことが可能です。
一般的なオンライン英会話だとスカイプを使って別の画面で教材を開きながらレッスンを受講することになります。ただ使いづらく不便を感じることもあります。また教材への書き込みもできません。
Kiminiだとそうした不便さはなく教材にマーカーを引いたり書き込みも自由にできます。
Kimini英会話の教材は予習用・レッスン用・復習用が用意されている
私はKimini以外にもDMM英会話、Hanaso、レアジョブ含む10数社レッスンを受けてきました。
Kiminiの教材の際立っている点として挙げたいのが教材が予習用・レッスン用・復習用とそれぞれ用意されている点です。
Kiminiのサイトではレッスン時間外でも、いつでも予習教材、復習教材を使って学習できます。
予習用
Kiminiではレッスンはフィリピン人講師が担当することになりますが英語で文法事項を説明されるとどうしても分かりづらい点が出てきます。
レッスン前に予習用教材を使ってレッスンで学習する内容について理解を深めることができます。
語学学習で学習効果を高めるインプットとアウトプットの比率は7:3と言われています。レッスン前にKiminiの予習用教材を使って学んでおくとインプットを多めにできる点は大きなメリットでしょう。
あくまでもレッスンはアウトプットの場です。レッスン前の予習でインプットしまくりましょう。
レッスン用
レッスン用の教材は講師が画面共有してくれますのでこちらで用意する必要はありません。
以下の動画では教材を画面共有しながら授業を進める実際のレッスンの様子を映しています。
講師がこちらの発音で間違っているところがあればマーカーを引いてその都度訂正してくれています。
復習用
復習教材はレッスンで学習したことをおさらいできる内容となっています。
繰り返しとなりますがKiminiの教材がさすがだなと思うのは予習→レッスン→復習それぞれの教材を使ってインプットとアウトプットを7:3の最適な比率でできる点です。
Kimini英会話の教材は小中高、大学生、ビジネスマンまで対応している
Kiminiの教材の特徴ですが小中高生から大学生、ビジネスマンまで幅広い層の人に対応している点です。
ただしそこそこ英語を話せるビジネスマンの場合は講師の教え方的にビジネス英語に特化しているビズメイツのほうがおすすめです。
Kiminiの教材は全く問題ないのですが講師の教え方が異常に優しいのでもっとびしばしフィードバックをもらいたいビジネスマンには物足りない可能性があります。
余談となりましたが以降ではKimini英会話の教材の種類と特徴、私が実際に使ってみて感じたことを書いていきます。
なおKiminiには大きく分けてスタンダードプランと割安のライトプランがあります。ライトプランは昼間に受講するプランですが料金が破格の2980円です。
その代わりライトプランだと受けられない教材が出てきます。
料金プラン | ライト9時〜18時 月額2980円 スタンダード6時~24時 月額5480円 |
講師 | オフィス常勤のフィリピン人講師 |
電話ツール | Kiminiの独自オンライン電話ツール |
コース名 | ライトプラン対応 |
総合英語コース | 〇 |
絵で見てパッと英会話コース | 〇 |
発音コース | 〇 |
ビジネス英会話 | 〇 |
小学生コース、中学生コース、高校生コース | 〇 |
ばっちり話せる小学英語 | × |
英検®対策 | × |
GTEC®対策 | × |
ニューストーク | 〇 |
特訓コース | × |
春期講習・夏期講習・冬季講習 | × |
文法を固められる教材「総合英語コース」
中学、高校で学習する英文法を復習できます。
最もおすすめの教材です。英文法の中でも特に会話に役立つ英文法が厳選されています。
総合英語コース1~5まであり総合英語コース1~3は中学生で習う英語で総合英語コース4~5は高校生で習う英語となっています。
筆者は総合英語コースの5を受講しました。分詞構文など自分の苦手な、しかし重要な文法を重点的におさらいできて良かったです。
総合英語コース1~3
総合英語コース1~3は中学生で習う英語です。
ただ学校を卒業してから英語を長らく勉強していなかった大人なら総合英語コース2あたりからやってみると良いと思います。
過去形、仮定、比較など文法の基礎的かつ重要な文法をおさらいできます。
予習は動画教材でできるのが特徴です。以下動画教材。
総合英語コース4~5
総合英語コース4~5では高校で習うレベルの英語です。
受動態、助動詞、不定詞、動名詞、関係代名詞、関係副詞、分詞構文など英語表現を多彩にするための英文法を学べます。
学校を卒業してから少しは英語を勉強し続けてきたという人は総合英語コース4から受講すると良いでしょう。
より高度な英語表現のために必須の英文法を予習、レッスン、復習で定着させることができます。
英会話練習なら「絵で見てパッと英会話コース」
「絵で見てパッと英会話コース」は学研が出版している人気書籍の『絵で見てパッと言う英会話トレーニング』と『山田暢彦先生の英語 基本文型マスター』をオンラインレッスン用にアレンジしたコースとなっています。
英単語や英文法を知っていてもアウトプットできない人は多いのではないでしょうか。それは絶対的にアウトプットの機会が少ないからです。
「絵で見てパッと英会話」ではイラストを見て瞬時にそのシチュエーションに適した英語を組み立ててアウトプットする練習を積んでいきます。
「絵で見てパッと英会話コース」は実際の会話になるとなかなか言葉が出てこない人がさっと英語を話せるようになります。
シチュエーションは様々で日常生活から海外旅行、仕事、ビジネスのシチュエーションを想定して英語を組み立てる訓練をします。
フォニックス式の「発音コース」
英語の発音が苦手な人に「発音コース」はおすすめです。フォニックス式で学んでいきます。
フォニックス式とは何か。
日本の子どもたちがひらがなを「50音」で覚えますよね。
同様にアメリカやイギリスなど英語圏の子どもたちも「フォニックス」で英語を学びます。
英語の「スペリング(つづり)」と「発音」の間にある法則を学んで英語の正しい読み方をマスターするのです。
筆者も発音が苦手でしてこの「発音コース」で集中駅にLとRなど苦手な発音を鍛えていきました。
ちなみに自分が発音できない英語は聞き取ることもできません。正しい発音を学ぶことはリスニング力を上げることにもつながります。
レッスンの後にはレッスンで学習した発音を復習するための音声もありますので繰り返し発音していきましょう。正しい発音を徹底的に叩き込みましょう。
発音の練習をやるのは早ければ早いほど良いです。お子さんにレッスンを受けさせたい方はまず発音コースを受けさせると良いでしょう。
「ビジネス英会話」
英語での自己紹介、プレゼンテーションの仕方、面接、打ち合わせなど実際のビジネスシーンを想定した応答を学んでいきます。
「ビジネス英会話コース」ではビジネスシーンで頻出の英語表現を繰り返し学ぶのが主でロールプレイは少なめな印象です。
前述しましたがそこそこ英語を話せるビジネスマンの場合、Kiminiは講師の教え方がやさしぎなのでビジネス英語に特化しているビズメイツのほうがおすすめです。
「小学生コース」「中学生コース」「高校生コース」
小学生コース
小学3年生~6年生を対象としたコースです。
日常生活で目にするものや人、たとえば職業や建物の名前を学習します。
さらに状況や感情を説明する形容詞を学んで簡単な英会話ができる状態を目指します。
また復習では読み書きもしますので総合的に英語力を高めることができます。
予習は動画教材でできるのも特徴です。
中学生コース
中学1~3年で学ぶ英単語、文法を学んでいきます。
中学校の学習指導要領に準拠していますので中学生の英語学習に最適です。
高校生コース
高校1~3年で学ぶ英単語、文法を学んでいきます。
高校生の英語学習に最適です。
「ばっちり話せる小学英語」
「英検®対策」はライトプランでは受講できません。スタンダードプランへの加入が必要です。
学研の出版している書籍「ばっちり話せる小学英語」をベースにオンライン英会話様に作られた小学5、6年生向けの学習教材です。新学習指導要領にも対応しています。
「小学生コース」と比較するとより英会話の練習に力点を置いた中身となっています。ある程度語彙力のついてきた小学生高学年におすすめです。
予習では「ばっちり話せる小学英語」著者の山田暢彦先生の解説付きの動画を使用します。解説は子供にも分かりやすいです。
「英検®対策」
「英検®対策」はライトプランでは受講できません。スタンダードプランへの加入が必要です。
学研の人気書籍”英検をひとつひとつわかりやすく”シリーズをもとにした教材です。英検準1~5級まで対応しています。
英検仕様の穴埋め問題・リーディング教材となっています。
合格に必要な単語や文法の学習のみならず学んだ内容を講師との会話で実践的に使うことで「話す・聴く・書く・読む」の4技能をトータルで身に付けることができます。
GTEC®対策
年間約126万人の中高生が受験している株式会社ベネッセコーポレーションのテスト「GTEC」のBasic・Advancedに対応している教材です。Kiminiの「GTEC®対策」コースでは模擬試験形式でレッスンを受けていきます。
講師のフィードバックを受けながら「GTEC」のスピーキングで問われるすべての形式の対策をしていきます。
「GTEC®対策」はライトプランでは受講できません。スタンダードプランへの加入が必要です。
ニューストーク
時事ニュースを使って講師と自由にディスカッションできる教材です。最低限の話す内容は決まっていますので話すのに困ることはないでしょう。
ニュースのジャンルとしては以下です。
・テクノロジー
・政治経済
・カルチャー
・ビジネス
・教育
・ライフスタイル
・フード
・テクノロジー
・スポーツ
・エンターテイメント
ただしこの教材はなかなか上級者向けです。トピックには「Different Ideas About Self-Driving Cars」の様な難しめの話題が多いです。
特訓コース
総合コースなど上記で紹介してきたコースから特定ジャンルの教材を抽出した短期集中型の特訓コースです。
ジャンルは以下です。
・移動
・食事
・観光
・ホテル・ショッピング
・自己紹介
・家族・趣味
・トピック
・案内
・会話
・行動
各ジャンルは10レッスンで構成されており10日受講すると完了します。
春期講習・夏期講習・冬季講習
夏期講習は小・中・高校生が1学期に習う内容を20回分のレッスンにまとめたコースです。
冬期講習は小・中・高校生1、2年生が2学期に習う内容を20回分のレッスンにまとめたコースです。
春季講習は中学1〜3年生と高校1、2年生が3学期に習う内容を20回分のレッスンにまとめたコースです。