ぶっちゃけますと大学生活は何やってもいいと思います。
ただし歳を取ってから「大学の時もっとあれやっとけばよかった」と後悔はしたくないですよね。
そこで私が歳を取ったあなたのアラサーバージョンとして未来からタイムトリップして「後悔しない大学生活にするための方法」をお伝えします。
私が大学時代にやっておいた方が良かったとギリギリ歯ぎしりするくらい強烈に思っていることがありますので、ぜひ大学生の読者に共有したいなと思います。
ちなみに私は新卒就活に失敗しており最初のキャリアは派遣の携帯販売員でした。その後、求人広告ライターになりWebディレクターを経て現在は自営業で企業のWeb集客や自身で複数サイトを運営して生計を立てています。
正直、このようなキャリアなので就活に関しては説得力0かもしれません。ただ失敗したからこそ「やってはいけないNG」をリアルにお伝えできるかと自負してます笑
ささやかながら何か参考になることがあれば嬉しいです。
後悔しない大学生活を送るための鬼10則
①読書しよう
大量に本を読む必要はありません。
「情報を得る読書には意味はない」とすら思います。
それでも読書は絶対にすべきだと思っています。
私が提案したいのは読書をして情報を入れるだけではなく読書をした内容を血肉化し人生に活かそうという提案です。
大学生の時に読むべきは人生の指針や戦略を形作るのに有用な本です。
私が大学生の時に実際に読んでおいて良かった本と大学生の早い段階で出会っておきたかった、読んでおきたかった本(私が20代後半に読んだ本です)を5冊紹介します。
これらの本は必読です。読んですぐあなたの人生に役立つかは別としてボディーブローのように後々の人生に効いてくることでしょう。
マジな話、私はこれらの本を読んでいなかったら今は極貧になっていたと思います。
②起業家の鞄持ちをしよう
3か月~半年ほど小さめの中小企業でアルバイトをしたりインターンをする機会を持つのをおすすめします。
大学卒業後は人によっては大企業に就職するかもしれません。だからこそ大学生のうちに中小企業で一定期間アルバイトをしておくことをおすすめします。
大企業ではビジネスの規模が大きく分業制になっておりビジネスモデル全体を俯瞰してみるのが難しいです。
もっと簡単に言うと「自分で稼ぐ」感覚を掴めないのです。
一方で小さめの企業ですとビジネス自体の規模が小さいので商品企画、制作、販売までが肌感覚でつかめます。
私は大学時代、社員数20名ほどのIT企業でアルバイトをしていました。とはいえただの雑用でしかありませんでしたが学ぶことは多かったです。
スキルを学んだというよりも
・「ビジネスでお金を稼ぐとはどういうことか」ビジネスモデルを肌感覚で学べた
・商売で大切な構えを学べた
この2点を学べたのが良かったです。
そのIT企業は企業向けに動画教材を制作している企業でした。
商品の動画の企画や制作、法人営業などビジネスモデルを俯瞰して学べたのが良かったです。意外とビジネスって小規模でもできちゃうんだな、努力すればガッツリ稼げちゃうんだなと理解できたのが良かったです。
またそのIT企業は「近江商人と三方よし」が社訓でした。
・買い手よし
・売り手よし
・世間よし
という商売人に必須の「三方よし」の精神を叩きこまれました。
近江商人は「三方よし」がモットーであり自らの利益追求だけでなく多くの人に喜ばれる商品を提供し続けたんですね。だから長きにわたって繁盛したわけです。
社長のカバン持ちをするとこのような生きていく上で役立つ学びのチャンスもあります。
③営業アルバイトをしよう
大学時代に携帯販売の仕事に打ち込みました。実は2013年に就活に大失敗しまして卒業までの残りの大学生活は携帯販売の仕事ばかりしていました。
この携帯販売の仕事は本当にためになりました。大学1回生からやっておいたらと後悔しています。
どの様なトークをすればお客さんに自分の話に興味を持ってもらえるのか徹底的に考えることになりました。
重要なのは小手先のテクニックではなく「お客さんが知って得する、嬉しくなる情報を提供する」ことです。これに尽きます。
売ろう、売ろうとするよりもお客さんにとって利益となる情報を提供すると自然と売れるようになります。
こういうのを肌感覚で学べるのが営業アルバイトの良さだと思います。
④貯金する習慣を持つようにしよう
大学生のうちから貯金する習慣を持つようにしましょう。
実は私はこれがグダグダだったので大学生の皆さんには是非とも反面教師にしていただきたいのです。
私の郵貯は常に残高がマイナスになっていました。毎月の家賃の支払いも滞ったことが何度もありバイト代が入金されるまで大家さんに待ってもらってました。大家さんから「ちゃんとしなあかんで。ほんまに」と怒られてました。
大学時代の私は服をあほみたいに買ったり浪費癖があったのです。アルバイト代が入ってもすぐに使ってしまう。
これが20代中盤まで尾を引きました。お金がないと精神的な余裕がなくなります。精神的な余裕がないと気もそぞろで学習したり恋愛も駄目駄目の非モテ。負のループです。
お金があると何だかんだで精神的な余裕が出てきます。何よりも将来に向けた布石を打っていけます。
恋愛でも相手にごちそうしたり合コンにいったり、プログラミングや何かを習いたいときでもお金があるからこそできることはたくさんあります。
ただ心理学でも明らかになっていることなのですが人間はお金が入ったら入っただけ使ってしまう性質があります。
自分の意志に頼るのは禁物です。人間の意志ほど脆いものはありません。
「先取り貯蓄」をする習慣を持ちましょう。
銀行で「積立定期預金」を使いましょう。アルバイト代が入金される口座から自動的に10%を振り替えて積み立てるようにしましょう。
アルバイト代の10%の貯金なら十分に継続できるでしょう。
金銭リテラシーに関しては『バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか』(ジョージ・S・クレイソン著)で学ぶのがおすすめです。
⑤ITスキルを習得しよう
言うまでもないのですが現在企業においてはIT活用が喫緊の課題となっています。
なぜ企業がそんなに必死なのかというとIT活用こそが企業の競争力を決定づけるからです。
1990年代一世を風靡したWebブラウザ「Mosaic」を開発したネットスケープ社の代表マーク・アンドリーセン氏が2011年にウォールストリートジャーナルに「Why Software Is Eating The World(なぜソフトウェアが世界を飲み込むのか)」を投稿しました。
この記事の内容は家電業界だけでなくエンタテイメントから不動産、農業などすべての業界がソフトウェア企業化するというものでした。実際ソフトウェア企業化したネットフリックスなどは莫大な利益を上げる様になっています。ネットフリックスは元々はビデオレンタル屋なのです。
一方でマーク・アンドリーセン氏は企業はソフトウェア(IT)抜きだと競争力を失い始めるという予言を展開しました。トヨタの様な製造業もMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス) へとビジネスモデルの転換をするなどITを活用する必要性に迫られています。
IT活用とは別にこの様な壮大なスケールでの話だけではありません。中小企業でのWeb集客やマーケティングの自動化や業務効率化などもIT活用の一環です。
私自身もWebサイトの制作やWebマーケティングをしてきましたがこれからビジネスマンにはITスキルの習得は必須だと感じています。
⑥英語学習しよう
大学生の1回生のうちから英語学習をコツコツやるようにしましょう。
現在多くの企業が昇進の条件にTOEICスコアを設けており将来の仕事に有利なのはもちろんですが英語が話せると人生の可能性が広がります。
私自身も大学生の時に1年間休学してインドの現地企業で働きましたがかけがえのない思い出になっています。
シェアハウスでいろんな国のインターン生と時間を過ごして今でも彼らと連絡を取っています。2017年にはそのシェアハウスで寝食を共にしたメキシコ人男とコロンビア人女が結婚したので結婚式にも参加しました。
もちろん彼らとのコミュニケーションは英語です。
大学生の頃から英語学習を毎日コツコツとすることをおすすめします。オンライン英会話がおすすめです。毎日25分を3か月続けるだけでもかなり効果を感じられるでしょう。
英語を話せると外国人との恋愛も楽しめるようになりますよ。
⑦筋トレしよう
大学生の時の私はヒョロヒョロでがりがりでした。
別にヒョロヒョロなこと自体は悪いわけでもないですしコンプレックスを持つべきことでもないです。
ただ私は自分のヒョロさにコンプレックスを持っていました。大学時代はたまに筋トレするくらいでそこまで筋トレには打ち込まなかったです。
ですが今は大学時代から筋トレしとけばよかったと思っています。
20代中盤から筋トレするようになってガッツリ体型が変わりました。不思議なのが体形が変わると「自分はやれる、頑張れる人間だ」とセルフイメージも変わるという事です。
人は思考で「自分はどんな人間か認識する」ようにはできていません。自分の身体の動きを認識して「自分はどんな人間か認識する」のです。
たとえば「腕に力を入れてベンチプレスを上げている」身体の動きによって「強い自分」というセルフイメージが形成されるわけです。
もしくは「ピシっとした姿勢で歩いている」身体の動きによって「ピシっとした自分」というセルフイメージを形成するのです。
筋トレですべてが解決するとは言わないですが筋トレで何らかの好影響があることは確かだと思っています。個人的に筋トレには人生を救われたくらいに思っています。
⑧恋愛しよう
私は人並みに恋愛をしましたが大学生の時にもっと恋愛しておけばよかったと後悔しています。
特に大学生の初期は非モテコミットしすぎたのは良くなかったなと後悔しています。
非モテコミットとは…非モテ+コミット(commit≒専念する)の造語で女性に対して男性が一方的に好意を向けることを意味します。
非モテコミットの何が良くないのかと言いますと相手を美化しすぎて相手を相手のまま見れなくなってしまっているということです。相手にも悪いですし恋愛は上手くいかないはで誰も得しません。
大学生のうちに非モテコミットから抜け出すための恋愛修行をすることをおすすめします。
恋愛本ですと『モテの定理 女心を知り、恋愛勝者になる究極の戦略』が名著です。題名はちょっとあれな感じですがこの本は男性向けの恋愛本の中だとバランスの取れたベスト本でしょう。恋愛のリアルを描いています。
マッチングアプリのペアーズを使うなりして場数を踏み恋愛修行しましょう。
⑨ブログをしよう
ブログの何が良いのかというとアウトプットする機会を持てることです。
私が大学生に戻れるなら大学1回生の頃からコツコツとブログで記事を書くでしょう。
書く内容は何でも良いのです。大学の授業で学んだことを書くのでも良いでしょうし、アルバイトで学んだことを書くのでも良いでしょう。
そうやって自分が体験したことを明晰に言語化するライティング能力を持っている人は意外とそんなに多くないです。
社会人になってからそのライティング能力が活きてきます。私の場合ですとサイト運営やWeb集客をしていますがこれなんてライティング能力がすべてと言っても過言ではないです。大学生のうちからライティング能力を鍛えておきましょう。
⑩一定期間海外で生活しよう
大学入学の早い段階で日本以外の別の国で一定期間生活するのがおすすめです。
日本は閉塞感が漂っていますが新興国に目を移すと「未来に希望を持っている若者」の姿を否が応でも目にすることになります。そうした姿から何らかのエネルギーをもらうことができるでしょう。
個人的にはインドやマレーシア、フィリピンなど準英語圏の国で1年間たっぷり英語漬けになるのをおすすめします。
先進国の英語圏ではなく成長著しい新興国に行った方が楽しいと思いますね。ちなみに英語圏でなくとも中国語圏でもいいでしょうし中南米などスペイン語圏でもいいと思います。
僕は大学時代に世界中に友達を作りましたたがこれはかけがえのない財産となっています。
結論:何をやってもいいと思います
最後に大学生の方に言っておきたいことは「何をやってもいいと思います」ということです。
ただ大学生活はあっという間に過ぎ去りますので同時期にやることは1~3つほどに押さえておきましょう。そうして決め打ちして集中的に取り組むようにしましょう。
あれもこれもつまみ食いすると自分の意志力が分散されて結局中途半端に終わってしまいがちです。
ですので同時にやることは1~3つほどにしておくのがベターです。皆さんの大学生活が素晴らしいものになることを祈ってます。