新卒で就活失敗、でも意外と何とかなった話

PR

失敗をチャンスに変える

「就活失敗しても何とかなるさ」と無責任に言う気はないですが失敗をチャンスにする気概は必要だと思います。

筆者は東日本大震災の翌々年の2013年に就活をしましたが見事に失敗しまして派遣の携帯販売員としてキャリアをスタートしました。

短期的に見ると就活の失敗は辛いものでしたが今から振り返れば失敗して良かったなと感じています。

別に強がりではなく失敗こそが成長のきっかけになることが往々にしてあるからです。

ジャック・マーをご存じでしょうか?

ジャック・マーは時価総額2650億元(約4兆円)の中国のIT企業アリババの創業者です。

彼は大学受験に2回失敗した後に、杭州師範学院の英語科に補欠で合格してます。
卒業後には30社の就職活動に失敗しているほかケンタッキーのバイトの面接にすら落ちています。

ジャック・マーは起業するしか他に生きていく術がなかったため27歳で翻訳会社を設立。

英語が得意だったジャック・マーはアメリカに通訳として行った際にインターネットに出会い31歳で情報発信サイト「イエローページ」を設立します。これが後のIT企業アリババの前身となります。

就活の失敗がジャック・マーの成功のきっかけとなっているのです。

私はジャック・マーの様な成功者というわけではないですが失敗したからこそ今の自分があると思っています。

現在、私はアラサーでWebマーケティング、Webサイト制作、サイトを複数運営している自営業者です。普通に新卒就活に成功していたら自営業にもならず今の水準の収入には達していなかったと思います。

読者の中には「就活で失敗したらヤバい」または「就活で失敗し将来どうしよう」不安にさいなまれている人もきっといるでしょう。

無責任に「なんとかなるさ」と励ますつもりはありません。しかしながら失敗からも新たな道が開けることだけは伝えおきたいです。

短期的には

就活失敗した最悪…みんなうまくいってるのに自分は失敗ばかりで嫌になる

そう思うでしょう。私もそうでしたのでその切実さは分かります。

でも失敗を糧に努力すれば「あの失敗があったからこそ今の自分がある」と思える日が後でやってきます。

本記事では私の就活の失敗から現在に至るまでの軌跡を書いてみようと思います。

当メディア『ノースキルの逆襲』ライター(森田)

『ノースキルの逆襲』専属ライターの森田です。大学卒業後、派遣の携帯販売員でキャリアをスタート。その後、求人広告ライター、Webディレクターを経て現在は企業のWeb集客の助っ人や自身で複数のサイトを運営して生計を立ててます。

講談社の現代ビジネスでもペンネーム若旦那で連載中です(以下リンク)
(https://gendai.ismedia.jp/list/author/wakadannna)

スポンサーリンク

就活失敗したらどうなる?私の失敗談を語ります

休学2年で海外放浪ばっかりしていた大学生活

まず私がどの様な大学生活を送っていたのかサクッとご紹介。

私は大阪のある公立大学に通っていました。割と偏差値も高く優秀な学生が多かったので私の同窓生の多くは現在は大企業の社員や公務員になっています。

大学では勉強はそこそこにサークルの部屋に行きダラダラしてましたね。アルバイトは居酒屋のバイトをしました。

一般的な量産型大学生です笑

ただ少し違ったのが私は大学時代は2年間休学した点だと思います。公立だったので休学費用が無料。せっかくなので2年も休学してしまいました笑

バングラディシュの友人らと

インドの現地企業で1年働いたりバングラディシュやマレーシア、タイなどでぶらぶら放浪してました。

帰国後、就職活動するも撃沈

その後、日本に帰国して就活しましたがものの見事に撃沈しました。私の感触ですが休学2年は一般的な企業には好まれないと感じました。

某電機メーカーの面接では「あなたはうちにはあんまりフィットしてないかもしれませんね」と言われました。

某証券会社ではなぜか帰国子女の社員に英語面接を吹っ掛けられました。「そこそこ英語喋れます」と言ってたのが癪に障ったのでしょうか。

そこそこ喋れると言っても本当にそこそこ喋れたくらいでまあビジネスレベルではなかったので撃沈しました。

大体5社くらい最終面接に行きましたが全て落ちました。この時点で就活を頑張ろうという糸がぷつっと切れました。

就活に意味を見出せなくなった私は以前からやっていた携帯販売のアルバイトに打ち込むことになります。

その携帯販売のアルバイトでは1日2万円の報酬をもらっていましたので週末の土日働くだけでも月に16万円稼げたのです。

大学卒業後、別に就職しなくても生きていけるやと思って完全に就活は諦めました。

ただこれだけは言っておきたいのですが皆さんには途中で就職活動を投げ出さずに最後までやり切ることをおすすめします。

やはり新卒の正社員というのは日本人に生まれたからこそのとてつもない特権だと思います。

お金を貰いながら研修してもらえビジネスマナーも学べます。海外の若者だとこの様な特権はあり得ません。その様な貴重な機会は利用したほうが良いです。

あともし大企業に就職できたのであれば独立したり転職する時にも「〇出身です」と言えるのである程度強力な資産になります。

たとえばリクルート出身の人がTwitterのプロフィールに「元リクルート」と書いていれば「この人スゲー人なんかな」って思ってしまいますよね。

僕もその肩書を利用できるのなら利用したかったくらいです笑

スポンサーリンク

就活失敗した原因は明らか

就活に失敗した原因を振り返るとやはり休学2年間して無意味に放浪しまくったりふらふらした経歴が印象良くなかったのだと思います。

私は求人広告ライターとして仕事をし始めてからはじめて、企業が新卒採用に何を求めているのか明確に理解するようになりました。

新卒採用ではたとえその学生が優秀でもすぐに辞めそうな人は採用しないです。優秀かどうかよりも任せた仕事を実直に堅実にしてくれそうな人を採用します。

企業からすると入社して3年以内に辞められるとたまったものではないのです。

新卒採用では1人あたり少なくとも50万円以上のコストがかかっています。
また新卒はすぐ戦力にはなりません。

一般的な企業ですと入社して3年は「戦力として期待しない教育期間」とされています。入社後3年間支払う給料が約1000万円かかり福利厚生や研修費用が300万円以上するとします。

すると1人の社員が稼げる戦力になるまで1500万円弱かかってくるわけです。

10人新入社員がいれば1億5000万円と莫大なコストがかかるわけです。企業は営利企業ですのでかけたコストは回収しなければりません。

そのため中途採用ならいざ知らず新卒採用ですぐ辞める人の採用は絶対に避けたいわけです。

新卒採用では能力が高いとかそういったアピールはあまり有効ではありません。

仲間とうまく協働できる協調性や仕事をこなすのに必須のコミュニケーション能力、プラスして堅実に長きにわたって仕事を続ける働く姿勢があるかどうか。これが新卒の就活では重要です。

就職活動では一生働いても良いと思える企業を選ぶ気で就職活動することをおすすめします。そういった覚悟は企業に伝わります。どこか採用してくれる企業は出てくるでしょう。

スポンサーリンク

就活失敗した場合は不退転の覚悟で何かに全力で取り組もう

私は大学卒業後、大学時代からしていたアルバイトの携帯販売の延長で続けることとなりました。

高校、大学の同級生の多くは誰もが知るパ〇ソニックやら〇〇商事やらリ〇ルートやら大企業や公務員に就職していきました。

携帯コーナーで一体自分は何やってるんだろうと感じてましたね

ただ自分の置かれた立場で頑張るほかないのです。

私は家電量販店で携帯販売の仕事に打ち込むことにしました。お金を稼ぐのはもちろんですがそれ以上に「この仕事から何か学べることはないか」と日々考えていました。

世間的には携帯販売は別に格好良い仕事でも憧れの仕事でもないでしょう。それでも携帯販売の仕事から学べることが沢山ありました。

たかが携帯販売、されど携帯販売です。

どのようにすればお客さんは買ってくれるのか。どのような話ならお客さんは耳を傾けてくれるのか常に考えながら仕事をするようにしていました。

携帯コーナーに立ち寄るお客さんは必ずしもスマホを買う気で来ているわけではないです。家電量販店に来たついでにフラッと携帯コーナーに立ち寄っただけなのです。

そんなお客さんに話を聞いてもらうには「えっ」と思うお得な情報や興味が引かれる情報を最初の10秒で伝えなければなりません。

お客さん、携帯代月々9000円かかってるんですね。アイフォンに乗り換えたら月々5000円になりますよ。4000円得しますよ。そのワケなんですが~~

ただ携帯販売だとお客さんと自分との1対1が基本でスケールしにくいです。

もっとスケールしそうな仕事をと考え求人広告の仕事をすることにしました。インターネットビジネス全体に言えることですが1対多数で仕事ができるんですね。スケールしやすい仕事なのです。

携帯販売と同じで求人広告も「えっ」と思ってもらえる意外な情報を見出しや冒頭で伝えないと読んでもらえません。

求人広告制作の仕事でも携帯販売で試行錯誤して身に着けた営業・接客スキルが役立ちました。

目の前にある仕事を「どうすれば改善できるのか、より良くできるのか」考えるようにすると何かしら道は開けてきます。

求人広告の仕事やライティングをしていると知人からWebサイトのコピーを書いてみないかと仕事の依頼が来ました。

そこでWebデザイナーと組んで一緒にWebサイトを制作する仕事も副業で始めました。

現在は独立し自分のサイトを3つ運営して生計を立てています。またWeb集客のコンサルやコンテンツ制作も手掛けています。

別に就活に失敗したからと言って人生が終わりというわけではないです。もちろん正社員として順当に就職できるにこしたことはないですが。

スポンサーリンク

ただし新卒フリーランスはおすすめしません

最近、ブロガー界隈では「新卒フリーランス」が流行していますが私はおすすめしないです。

新卒でしっかり正社員になる方が絶対に良いです。

現在、私がもし新卒就活に戻れるなら就職支援付きのプログラミングスクールに通ってITエンジニアとして就職するでしょう。

いくら必死で就活してもうまくいかない場合もあるでしょう。その場合はスキルをつけて就職すれば良いのです。

2013年当時は今の様な就職支援付きのプログラミングスクールはなかったので今の大学生が無茶苦茶羨ましいです。

ITエンジニアは圧倒的な人材不足で売り手市場です。数年経験を積んでフリーランスに転身すれば年収1000万円以上も十分に射程圏内に入ってきます。
就活に失敗したとしても戦略次第で大企業に就職した人を年収面で超えることは可能です。

手に職のある仕事はやはり強いのです。

ITエンジニアになれるプログラミングスクールは以下の記事で解説していますので参考にしてください。

タイトルとURLをコピーしました