人生はつまらない。間違いなく。
どうしようもないくらいにつまらない。
うわーーなんかいいことねーか!
そんなつまらない日々に忍び寄ってくる以下の「つまらない人生に欠かせない」3種の神器たち。
つまらない人生の3種の神器
①自己啓発コンテンツ
あ~俺の人生糞だわ。もっと稼ぎたい、もてたい、○○〇したい。でも金もない特技も何にもない俺にはそんなの無理だよな。
なんか人生変えたい。自己啓発本を読み漁ってみる。うしっなんか元気出た(でも次の日は「人生つまらない」の振り出しに戻る)
②ネット
なんか面白いことないかな~TwitterとYouTubeでネットサーフィンしまくる。
あほなインフルエンサーが炎上してる。俺も加勢しちゃえ!
とりあえず今日食べた飯でも写メってFBとインスタに挙げとくか。
おっ「いいね!」が10個もついてる。俺も割と人気者で捨てたもんじゃないのかも。
③AV
いちいちメールとかデートとかめんどくせーわ。手っ取り早くAVでしこしこ。手軽にストレスと欲望を発散しちゃおうっと。
ちなみに全部過去の私の体験談でございます。
これらの行動には1つの共通点があるんですよね。
「自分は何のリスクも負ってないこと」です。
自己啓発本を読む。何もしなくても「ちょっと自分が向上した気持ちよさ」を感じられますよね。
SNSも誰でも簡単にできますよね。ほぼ価値のない「いいね!」で承認欲求を簡単に満たせます。
AV。異性にフラれることもなく傷つくことなく手軽に発散できます。
無痛で快適だけど何かが物足りない
快適な時代です。
涼しく快適なエアコン
いつもでホカホカで美味しい吉野家の牛丼
高精細なAV
すべての欲望を簡単に発散できる商品・サービスが提供され私たちは”消費者”として楽ちんに快を得ることができます。
でも、なんだか檻の中に閉じ込められている感じしないでしょうか?
私はずっとそんな感覚を持っていました。
確かに快適で快楽は得れるのだけど圧倒的な嬉しさや充実感は得られない。
やってるその瞬間は気持ちいいわけですが全く充実感がないんですよね。あとには空虚感だけが残る。
なんか空しい…
これは当然です。現実の自分は一ミリも変化していないからです。何も生み出していないからなのでしょう。
この空虚感が残るのはうすうす自分自身でも「自分は一切変わっていないということ」に気づいてるからなんですよね。
人生はつまらないと感じるのはなぜかというともうこれに集約されます。
「自分の外部にあるコンテンツばかり消費することに夢中になっていて自分は何一つ進歩していないから」です。
人生がつまらないのは「今、自分を生きていないから」なんですよね。
生きているようでいて生きていない。なんだか他人の人生を生きてる感覚。
今すぐ生きなさい
筆者は「人生つまらない」と悶々としている生活の中でストア派の思想家セネカの言葉に出会いました。
あなたは、どこを見ているのか。あなたは、どこを目指しているのか。これからやってくることは、みな不確かではないか。今すぐ生きなさい。
セネカ『生の短さについて』
シンプルな言葉が刺さりました。繰り返し繰り返しセネカの本を読みました。
自分はなぜにインフルエンサーが教訓垂れてるコンテンツばっか消費してんだろう…このコンテンツ見て一体自分の人生は何か変わったのだろうか。
今、自分の人生に集中し行動することが何よりも重要だと悟りました。
「今日1ミリ進歩した」と感じているならばそれだけで何だかんだ人生は楽しくなるんですよ。本当に。
本当に何でもいいと思うのです。
・苦手なダンスを習ってみる
・ボクシングを習ってみる
・とりあえず100メートル全力ダッシュしてみる
・苦手な英語を習ってみる
・マッチングアプリで女の子に会ってみる
恥ずかしい思いもするかもしれませんし痛みを感じることもあるかもしれません。
それでも昨日より1ミリだけでも前進してみる。これだけでも人生がつまらない状態は変化し始めます。
というのもかつて筆者自身もいつも「人生はつまらない」と思っていたんですよね。でも最近ではそんなことを思うことは皆無となりました。
サルサダンスを習ったり筋トレを始めたり毎日1ミリずつ自分を成長させることに意識を向けるようになったからですね。
自己啓発本、ネット、AVの3種の神器を捨て「自分の今」に集中するようになったんですね。
私が好きな映画のファイトクラブのフレーズで締めとしますね。
Maybe we have to break ourselves to make something better out of ourselves.
「殻を破るにはまずは自分を壊すほかないのかもしれない」
How much can you know about yourself if you’ve never been in a fight.
「戦ったことがないやつが本当の自分なんて分かるわけないだろう」
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