私は2日に1回はランニングと筋トレをするようにしている。
先日、7つの良い習慣について記事を書いたが私にとって運動は絶対にすべきマストな習慣である。
でも大半の人にとって運動は緊急度が高くない事項なのではないか。あくまでもやれたらいっかくらいのベターな習慣という位置づけであろう。
ただ、私は断言できる。
「運動をしないのは絶対に損している」と。
確かに運動はすぐに効果が見えるものではない。1日運動しただけだと「はあ疲れた」と疲労しか感じない。それは良くわかる。
しかしながら長期的に運動を継続しているとまるで複利の様に私たちの身体やメンタルに好影響を与え始める。
私の知り合いの経営者は何かしらみな運動の習慣を持っている。
ウォーキング、ランニング、筋トレなどその運動の程度に違いはあれど何かしら運動の習慣があるのだ。
仕事でめっぽう忙しい彼らがなぜわざわざ運動に時間を割くのか。言うまでもなく運動をすることに多大なるメリットを感じているらだ。
今回はそんな運動のメリットについて紹介する。
運動のメリット➀自制心の向上
運動の最大のメリットは「自制心の向上」である。
運動は”楽”ではない。むしろ”苦”である。
たとえば私が筋トレでベンチプレスで重たい重量を挙げている時などは腕がプルプルしてきつい、きつい。それでもそのきつさに耐えることこそが我々の自制心を鍛える。
自制心とは欲望、衝動をコントロールする能力
のことだ。
ちょっと怠けたい、先延ばしにしたい、今日くらい別にやらなくてもいっか。
そうした誘惑にかられた時でも自制心があると「今日頑張らないとダメだ」と踏ん張れるわけだ。
運動によって一定の負荷を自分にかけることによってそうした粘り、踏ん張り力ともいえる自制心がつくわけだ。
自分も仕事をしていて自制心があるのとないのとでは長期でみて成果が変わってくると感じている。手を抜きたくなりそうな時でも手を抜かない。コツコツと仕事を積み上げていく。すると後で徐々に大きな成果が出始める。まさに積小為大である。
運動のメリット②ストレスの軽減、 メンタルの安定
運動をするとネガティブな感情やイライラなど心の淀みがすっきり解消できる。
私はネガティブな気持ちや他責思考が出てきたらすぐにランニングや筋トレに行くようにしている。
なぜなら行動が感情を作ることを知っているからだ。快活だから運動するのではなく運動するからこそ快活になる。
笑顔の表情を作ると幸福感を司るドーパミン分泌が活発化することが研究でも判明している。
楽しいから笑顔になるというよりも笑顔だから楽しくなるのだ。
行動が感情を作るわけだ。
運動というアクティブな行動をすると心はスッキリ、爽やか快活になる。また運動をするとストレスを軽減する神経伝達物質「エンドルフィン」が分泌される。
運動はストレスを軽減しメンタルの安定につながるのだ。
運動のメリット③寝つきと目覚めが良くなる、睡眠の質の向上
運動すると程よい疲労に襲われる。
夜の12時ごろになれば眠気が襲ってきてストンと落ちるように眠りにつく。翌日朝6時ごろにすっと目が覚める。
運動不足だとどうしても眠りにつきにくい。
そもそも人間は動物である。他の動物と同じように狩猟のために「身体を動かす」ように設計されているのだ。身体をめいいっぱい動かし疲労を回復するために睡眠を取るのが一般的な人間の生活サイクルだったのだ。
ただデスクワーク中心の現代社会では身体をめいいっぱい動かす機会がなくなり眠りにつくのも難しくなった。
座ってばかりのオフィスワーカーのサラリーマンと身体を動かしている大工さんとを比較すると後者の大工さんの睡眠の質の方が圧倒的に良いはずだ。
睡眠の質が悪くなると仕事の生産性が明らかに低くなる。
昔々、私は昼夜逆転生活を送っていた。睡眠の時間は5時間ほどで睡眠の質も低かった。
身体が怠く何もやる気が起きない。ダラダラと仕事をしてしまう。仕事量は今の3分の1以下だろう。
睡眠不足だとストレスも解消されづらくメンヘラ化してしまいがちだ。精神不安定になってしまう。
ストレスが蓄積すると大脳皮質前頭前野の機能が大幅に低下する。 大脳皮質前頭前野は自制心や認知力に影響する部位である。
ストレスがこの大脳皮質前頭前野の働きを低下させると自制心が削がれて暴飲暴食に走ったり爆買いに走らせてしまったりする。
運動をしてしっかり睡眠を取れるように生活を見直すべきなのだ。
運動のメリット④理想の身体が手に入る
私はガリガリだったことがコンプレックスだった。
お腹が出ているメタボ体型、ひょろひょろガリガリなど自分の体型にコンプレックスを持っている人は多いのではないだろうか。
運動をするとこうした体型を変革できる。体型が変わると自信がつく。これは私自身がその体験者なので断言できる。
私はしゃもじが2個身体にぶら下がっているようなガリガリ、ヒョロヒョロ体型だった。
そこで筋トレを始めた。すると少しずつ胸筋や二の腕に筋肉がつき始めた。「俺でも筋肉つくんだ」と驚きであった。
体型を変えたという成功体験で自信がつき私は新しいことにどんどんチャレンジするようになった。ナンパやプレゼンを習得してみたり自分が苦手だったことに積極的に取り組むようになった。
どうやらこの種の自信を心理学では自己効力感と言うらしい。
運動のメリット⑤健康に良い
これは言うまでもないのだが運動は健康に良い。
ランニングなど有酸素運動は血中の中性脂肪を消費し悪玉コレステロールを分解し善玉コレステロールを増やす。
また運動によって代謝が活発になることで脂肪細胞が分解されやすくなる。これにより高血圧が改善される。
他にもインスリンの働きが改善されて「血糖値」が正常化されて糖尿病のリスクも減る。
本記事では運動の数々のリットについて紹介してきた。
運動を習慣化したいんだけどそのコツは何かないの?
そんな人に向けて習慣形成の方法について以下の記事で解説した。参考にして頂ければ。