Webマーケティングは独学できるのか?
筆者の答えとしては
独学できる
です。
しかしながら戦略なく学ぼうとすると失敗するでしょう。確かな攻略法があると思っています。
結論から言うとまずはブログを開設しブログ運営からSEOを学びつつPPCアフィリエイトに着手。リスティング広告を実際に運用して実践的に学んでいくのがスムーズです。
これが鉄板でしょう。
一口にWebマーケティングと言っても領域が幅広くどの領域から着手するかによって独学でWebマーケティングを攻略できるかの難易度が著しく変わってきます。
今回はWebマーケティングを独学で習得した筆者がWebマーケティングを独学する方法やポイントについて解説します。
そもそもWebマーケティングとは何か
そもそもWebマーケティングとは何か?
Webマーケティングとは「インターネット上で消費者との接点を作り、自社商品サービスへの認知度を高めたりブランドイメージを形成し購買につなげること」です。
大きく分けて以下の2つの施策を実行します。
・SEO(検索エンジン最適化)
・インターネット広告(リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告)
SEO(検索エンジン最適化)
SEOは良質な記事(コンテンツ)や内部・外部リンク対策、サイト構造を最適化することでGoogleやYahooなどの検索エンジンで記事を上位表示してWebサイトに集客する手法です。
たとえば私のサイトの記事は以前「モテる男」というワードで検索結果1位を陣取っていました。これは狙って検索上位を取りに行きました。
1位には記事を書いてから半年くらいかかったでしょうか。
SEOでサイトの記事が上位表示されるまでは一定の時間がかかります。
ただ「モテる男」記事は度重なるアップデートであれよあれよという間に吹き飛ばされまして現在では見る影もありません泣
現在、亡骸となった「モテる男」記事は以下の記事です。現在、49位です泣
インターネット広告運用
インターネット広告では即時にユーザーの目に触れるところに広告を表示できすぐに人をWebサイトに集客できます。
インターネット広告は大きく分けて以下の3種類です。
3タイプのインターネット広告
リスティング広告…GoogleやYahooなど検索結果画面の上部に表示する広告
ディスプレイ広告…ポータルサイトのトップページ、提携サイトに表示する広告
SNS広告…SNSのタイムラインなど画面上に広告する広告
できるWebマーケターはSEOとインターネット広告を使い分けられる
SEOメリット | 無料 |
SEOデメリット | 集客に時間がかかる |
インターネット広告のメリット | すぐに集客できる |
インターネット広告のデメリット | お金がかかる |
SEOには無料で集約できるメリットがありますがなんせ時間がかかりますし上位表示できない可能性もあります。
私のサイトの「モテる男」記事の様にGoogleのアルゴリズムのアップデートによって上位表示されていた記事が圏外に吹っ飛ぶ可能性もあります。
一方でインターネット広告だとすぐに集客できます。ただし広告料がかかります。
優秀なWebマーケターはSEO、インターネット広告の両方に一定レベルの知見がありSEOとインターネット広告を使い分けてWebサイトに人を集める施策を実行できます。
短期的にはインターネット広告で集客し長期的にはSEOで集客しつつ地盤を固めてアクセス数を高める戦略が良く取られます。
筆者の観察するところだとWebマーケターでSEOもインターネット広告も高いレベルでできている人は少ない印象です。
私自身もこの記事を書いておいてなんですがインターネット広告運用に関してはまだまだプロとはいえる状態ではなく学んでいる最中です。
Webマーケターの大半はSEOかインターネット広告かでどちらかにスキルが偏っているのです。私の場合はSEO寄りのWebマーケターです。
先日、Webマーケティングスクールのデジプロを運営されている株式会社Hagakure代表の奥雄太氏とも話したのですが
SEOとインターネット広告両方を本格的に運用できる人はあまりいません。両方できるWebマーケターってかなり希少なんですよ。
とのことでした。
SEOとインターネット広告運用の学習を同時並行で進めるのがベストです。
>>実務レベルのWebマーケティングスキルがつくスクール「デジプロ」の取材記事はこちら
SEO(検索エンジン最適化)を独学する
SEOに関してはブログを運営する中で学ぶことが可能です。インターネット広告よりも低リスクで取り掛かれるのが良いですね。
率直に申しますと自分で手を動かしながら学ぶ以外にSEOを学ぶことなんて不可能だと思っています。
自分で手を動かしながら学ぶとはどういうことかというと以下です。
1.ワードプレスでブログを立ち上げる
2.とりあえず書きたいキーワードで精魂込めて記事を書く
3.書いた記事の中から検索上位に表示される記事が出てくる
4.なぜ上位表示されたのか分析しそのノウハウで記事を量産していく
もうバテバテになるくらい精魂込めて記事を書きましょう。
SEOについて理解を深めるにはSEOライティングの第一人者であるWebライダー松尾さんの著書沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—がおすすめです。
これ一冊読んで後は記事をひたすら書いていくのみです。
基本的に検索している読者というのは何らかの課題を抱えており解決策を求めているものです。
たとえばですが私は「モテる男」という記事を書きましたがモテる男と検索する人には「モテる男を落としたい」という女性読者もいるでしょうが「何としてでも女性にモテたい」と考えている男性読者が多いです。
モテたい男性読者が知りたい情報は一体何だろうか?そういったことに思いを馳せて書きます。
私は非モテすぎた過去の自分に向けて応援歌の様な形で推敲を重ねて記事を書きました。
女友達にもモテる男の特徴や非モテからモテるようになるにはどうすれば良いか取材を重ねて書きました。
必ずしも上位に来るとは限りませんがそうして精魂を込めて書いた記事は狙ったキーワードで上位に表示される傾向があります。
そうして上位表示されたら「なぜ上位表示されたのか」、「どんな情報が読者のニーズ」をとらえたのか分析します。こうやって自分で手を動かしながら学ぶのが最も効果的なSEOの学び方だと思っています。
ここだけの話「SEO対策できます」と営業をかけてくるWebマーケターで実際に自分でブログを運営して「モテる男」みたいなビッグワードで上位表示した経験のある人に未だかつて会ったことないです。
ブログで成果出すのもなかなかハードルが高いです。本気でやって半年はかかるでしょう。
私の場合は1年ほど取り組んだ段階でやっとまともな額の収益(正社員の給与以上)が上がるようになったと記憶しています。
Webマーケターでもブログもしくはサイト運営で稼げてる人はそこまで多くないです。そもそもブログもサイトも運営していないWebマーケターも多いです。
Webマーケティングを独学するのであればブログを運営してみて一定の成果(アクセス数月10万PVで収益30万円以上なら良い線だと思います)を出すと企業からWeb集客の案件も請けることができるようになります。
もちろんSEOに強いWebマーケターとして転職も可能になります。
インターネット広告運用を独学する
ブログを設置したら同時にやりたいのがインターネット広告運用の勉強です。インターネット広告に関しては以下の3種類に大別されます。
インターネット広告運用は実践あるのみです。
最初はインターネット広告の中でも最もメジャーなリスティング広告から学び始めて徐々にSNS広告やディスプレイ広告に領域を広げていくのが良いでしょう。
リスティング広告には大きく分けてYahoo!広告とGoogle広告がありますがGoogle広告から始めていくことをおすすめします。両方とも似ていますが若干の違いがあります。
Yahoo!広告のユーザー層は40~60代でPCユーザーが多い傾向でGoogle広告のユーザー層は20~30代のスマホユーザーが多めです。
インターネットで商品・サービスを購買するユーザー層の多さからしてもGoogle広告を学ぶことから開始するのが良いでしょう。
インターネット広告を学ぶのなら実際に出稿するのがベスト
リスティング広告は実際に商品・サービスを広告に出稿して売上を作る体験をしながら学んでいくのが近道です。
ただ出稿する商品・サービスもない人がいるでしょう。その場合はPPCアフリエイトをしましょう。
PPCとはPay Par Click(ペイ・パー・クリック)の略でクリック課金型広告、またはリスティング広告のことです。
アフリエイトとは「成果報酬型の広告」のことを指します。
簡略化するとPPCアフリエイトとはリスティング広告を使ったアフリエイトのことです。
そもそもアフリエイトとはどんなものか。
たとえばあるアフリエイト提携商品であるスキンケアクリーム「スキンフェアリー」を自分のブログで紹介するとします。
ブログで「スキンフェアリー」について解説した記事を書きます。その記事にアフィリエイトリンクを貼っておきます。
アフリエイトリンクを踏んだユーザーはそのスキンケアクリーム「スキンフェアリー」の販売サイトを訪問します。もし購入するとその売上のうち10%ほどの報酬がブログ運営者に支払われます。
こうしたビジネスの事をアフリエイトと言います。
アフリエイトで紹介できる商品やサービスは無限にありますので興味のある商品やサービスでリスティング広告が可能なものを検索します。
前述したスキンフェアリーという加齢が気になってきた人向けのスキンケアクリームを発見。
成果報酬は3384円です。
私が実際にGoogle広告を出稿したケースを想定して説明します。
私は「クリーム エイジングケア」というキーワードでGoogle広告を出稿
↓
「クリーム エイジングケア」と検索したユーザーが検索結果上部に表示されている私の出稿したGoogle広告をクリック
↓
ユーザーが「スキンフェアリー」を解説した私のブログ記事を訪問
↓
ユーザーがブログ記事内の「スキンフェアリー」のアフリエイトリンクを踏んで「スキンフェアリー」の販売サイトへと移動
↓
ユーザーが「スキンフェアリー」を購入
↓
成果報酬3384円が発生
簡単に書いていますがこれが非常に難しいです。試行錯誤する中で学んでいく他ないです。
「広告費<成果報酬」が成り立つとアフリエイトで稼げることになります。
ただしリスティング広告を始めた当初は確実に赤字になることは覚悟しましょう。
私自身このリスティング広告によるアフリエイトにトライしましたが赤字でした。現状だとまだまだSEOの方が得意です。
リスティング広告は実践経験を積むのが必須です。
このアフィリエイトで「広告費<成果報酬」という黒字の状態を達成できるまでリスティング広告に熟達すればWebマーケターに転職することも可能でしょうし、フリーのWebマーケターとしても案件を獲得できるでしょう。
①ASPへの登録
ASP(商品やサービスをたくさん紹介している代理店です)に登録して販売する商品・サービスを選びましょう。
ASPはafbがおすすめです。afbはリスティング広告OKの案件を条件指定して検索できるからです。
②狙うキーワードを決め、ページおよび記事を作成
広告を出稿する商品はどのようなキーワードで売れそうか、競合サイトはどんなキーワードでどんなページを出稿しているか調査します。
前述したスキンケアクリーム「スキンフェアリー」はどんなキーワードで売れそうか考えます。「加齢 クリームケア」「しわ エイジングケアクリーム」など…
そして「スキンフェアリー」の解説記事を作成します。実際に使ってみたレビュー記事や競合商品との比較記事なども良いでしょう。
③広告出稿
Googleの広告運用プラットフォームに登録、入金します。
出稿した後は常に細かく経過観測を行い、「広告費<成果報酬」と黒字になるように調整していきます。キーワードを変更したり、広告文をよりターゲットユーザーに刺さる内容に修正したりとすべきことは多いです。
私もこのインターネット広告運用の勉強には苦戦したので断言できますが1人で学ぶのは限界があります。
手っ取り早いのが実際にインターネット広告を運用しているWebマーケターに質問することです。
インターネット広告運用は独学よりも師匠についた方が学習効率が圧倒的に良い
自分で実践するのも大事ですが正しく実践することがより重要です。
そこでPPCアフリエイトでリスティング広告運用を実践しながらインターネット広告運用のプロである現役Webマーケターについて学ぶことをおすすめします。
正直、書籍を見てもGoogle広告のアカウント構造など広告の効果に大きな影響をもたらすポイントの解説は出し惜しみされているものばかりです。
あと商材やサービスによってもGoogle広告のアカウント構造など異なってきます。経験のあるWebマーケターに「このPPCアフリエイトの効果的なGoogle広告のアカウント構造は?」と聞くのが効率的です。
インターネット広告運用を学ぶのであれば現役Webマーケターにいつでもどこでも質問できるWebマーケティングスクールのデジプロが最もおすすめです。