Webマーケティング初心者向け基礎知識、これだけ押さえればOK

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Webマーケティングって何かよく分からない。

Webマーケティングについて理解したい。ネット上の記事を幾つか読んでみたけど専門用語が多くていまいちよく理解できない。

本記事はそんな方向けの記事です。

本記事ではWebマーケティングとは一体何か、そして初心者が押さえておくべきWebマーケテイングの基礎知識について解説します。

筆者プロフィール

大阪府立大学卒業後、派遣の携帯販売員でキャリアをスタート。その後、求人広告ライター、Webディレクターを経て現在は企業のWeb集客支援や自身で複数のサイトを運営して生計を立ててます。

講談社の現代ビジネスでも連載中
(https://gendai.ismedia.jp/list/author/wakadannna)

学研のGetNaviでも連載中
(https://getnavi.jp/author/wakadanna/)

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そもそもWebマーケティングって何?実際の業務内容

Webマーケテイングとは端的に言うと
インターネット上で消費者に自社の商品・サービスを認知してもらうための施策を実行し商品・サービスを購買してもらう
ことです。

実際にWebマーケティングではどの様な業務を行うのか見ていきましょう。

大きく分けて以下の2つを実行します。

①集客施策を企画・実行する
②アクセス解析、Webサイト改善を行う

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Webマーケティングの仕事①集客施策を企画・実行する

集客施策としては大きく分けてSEOとインターネット広告を使い分けていきます。

・SEO(検索エンジン最適化)
・インターネット広告(リスティング広告、アフリエイト広告、ディスプレイ広告、SNS広告)

SEO(検索エンジン最適化)

SEOはWebサイトのページをGoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位表示してWebサイトに人を集める手法のことです。

たとえば東京・渋谷でプログラミングスクールを経営している企業があるとします。

その企業が自社のWebサイトに人を集めたい場合は「プログラミングスクール 渋谷」という検索キーワードを狙ってページを制作すると良いです。

検索エンジンのアルゴリズムがそのWebサイトのページを評価し「プログラミングスクール 渋谷」の検索結果での順位を決定します。

検索結果上位に自社のWebサイトが表示されると多くの訪問者を集めることができます。

ただ「プログラミングスクール 渋谷」とキーワードを入れたページを作れば上位表示されるわけでもありません。SEOライティングという技術が必要になってきます。

SEOライティングに関しては書籍が結構出ており特におすすめなのはSEOライティングの第一人者であるWebライダー松尾さんの著書沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—です。

インターネット広告運用

SEOは無料で実施できますが検索順位の上位に表示されるかは「運」によるところもあります。上位に表示されるまで数か月を要することもザラです。

そこでインターネット広告の出番です。

インターネット広告は広告費を払うことでユーザーの目に入るところにすぐに広告を表示できWebサイトに集客できます。

インターネット広告は大きく分けて以下の4種類です。

4タイプのインターネット広告

リスティング広告:GoogleやYahooなど検索結果画面の上部に表示する広告

アフリエイト広告:成果報酬型の広告

ディスプレイ広告:ポータルサイトのトップページ、提携サイトに表示する広告

SNS広告:SNSのタイムラインなど画面上に広告する広告


それぞれの広告に特性があり自社の商品・サービスとの相性もありますので上手く使い分けていく必要があります。

顕在化しているニーズを刈り取るリスティング広告とアフィリエイト広告

4種類の広告の中でもリスティング広告とアフィリエイトは優先順位が高いです。

その最大の理由はリスティング広告とアフィリエイト広告は既にニーズが顕在化(はっきり表面化)している人にアプローチしやすいからです。

たとえば「プログラミングスクール 渋谷」と検索している人は渋谷にあるプログラミングスクールに通いたい人である可能性が極めて高いです。

そこで「プログラミングスクール 渋谷」という検索結果の真下に表示されるリスティング広告は極めてクリックされる確率が高いです。

リスティング広告の次はアフィリエイト広告に着手するのが良いでしょう。

プログラミングスクール 渋谷」の検索結果で上位表示されているブログやサイトに自社のプログラミングスクールを掲載してもらえるようアフィリエイト提携を打診します。

そのブログやサイト経由で自社プログラミングスクールへ申し込みがあればブログやサイト運営者に成果報酬を一定額支払うことになります。

潜在的なニーズに訴求するディスプレイ広告とSNS広告

顕在化したニーズを刈り取るリスティング広告やアフィリエイト広告と比較するとディスプレイ広告やSNS広告のユーザー層はそこまでニーズが顕在化していません。

たとえばTwitterを利用してて漠然とタイムラインを見ているユーザーのニーズは顕在化していません。

ただし潜在的なニーズを持っている可能性はあります。

たとえばプログラミングスクールを訴求する場合で考えましょう。

Twitter広告だとプログラミング関連の情報を発信しているインフルエンサーのフォロワーに向けて自社のプログラミングスクールに広告を打つことも可能です。

フォロワーは「プログラミングスクールに行きたい」という潜在的なニーズを持っている可能性は十分にあります

その広告を見た人の中から「どれどれどんなスクールだろう」と興味を持つ人も出てくるでしょう。

このように潜在的なニーズに訴求するのはディスプレイ広告やSNS広告の得意とするところです。

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Webマーケティングの仕事②アクセス解析、Webサイト改善を行う

前述したようにSEOとインターネット広告運用で自社Webサイトへ集客できます。

しかし集客した人の中から自社商品・サービスを購入してくれる人を増やすのが何より重要です。

いくら沢山の人を集めても誰も商品・サービスを購入してくれないのなら意味がありません。

Webサイトの売上は以下の図式で成り立っています。

Webサイトの売上

売上=訪問数×コンバージョン(CV)率×単価

Webサイトを訪問したユーザーの中から自社商品・サービスを購入してもらう人を増やす、つまりコンバージョン率(CV)を上げるのが重要です。

CV率を上げるにはGoogleアナリティクスの様な分析ツールを使用して

・各ページの訪問者の数
・各ページのCV率


を確認します。

①訪問者が多いのにCV率が低い(≒購買や申込みが少ない)ページ
②訪問者は少ないもののCV率が高い(≒購買や申込みが多い)ページ

を特定します。

そして①訪問者が多いのにCV率が低いページの場合は新たに情報を追加したり内容を改善します。また②訪問者は少ないもののCV率が高いページへと誘導するリンクを貼るのも有効です。

たとえば「ライザップ 口コミ」というキーワードで書いたページは訪問者は多いもののCV率が著しく低いことが判明。

一方で「ライザップ 無料体験」というキーワードで書いたページは訪問者は少ないもののCV率が極めて高いと判明。

「ライザップ 口コミ」のページから「ライザップ 無料体験」のページへと訪問者を誘導すると購買や申込が増える可能性が高いです。

Webマーケティングではこの様にCV率を上げるための改善をしていくのも重要です。

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Webマーケティングを利用するメリットとは

Webマーケティングを利用するメリットですが低予算から開始できるのが良いです。工夫次第で中小企業が大企業を打ち負かせるケースもあります。

Webマーケティングでは必ずしもお金をかけた企業が成果を出せるわけではありません。

たとえば「BOTANIST」という大人気のシャンプーがあります。2015年の発売までは全くの無名ブランドでした。今ではシリーズ累計5000万本(2018年6月時点)を記録しています。

「BOTANIST」を販売している企業はI-neというベンチャー企業ですがWebマーケティングを駆使して定額の予算で大企業がひしめくシャンプー部門で一角を占めることに成功しています。

なんとP&G、ユニリーバ、資生堂、花王など巨大資本の競合大手がひしめくドラッグストアのヘアケア分野で業界第3位の売上シェアを獲得しています。

「Botanist」はまずは「楽天市場」に「Botanist」のショップを作りました。

そして楽天のショップに人を集めるためにインターネット広告(特にTwitter広告、インスタグラム広告、フェイスブック広告)を打っていきました。

とりわけ「Botanist」はインスタグラム広告に注力した様です。「Botanist」は一般的なシャンプーとは違ってシンプルなパッケージでインスタ映えします。これがインスタグラムユーザーの属性とぴったりだったわけです。

蓋を開ければ「Botanist」は3か月後に楽天市場のランキング上位の常連となっていました。

「Botanist」の認知度はネット上で急上昇していきました。

さらに「Botanist」はモデルなど知名度の高いインフルエンサーと提携を進め「Botanist」を使用している写真を投稿してもらいました。

そのインフルエンサーの投稿を見たユーザーが「Botanist」を購入。ユーザー自身もインスタグラムに写真を投稿しバイラル的に「Botanist」の認知度が急上昇していったのです。

「Botanist」はSNSのCGMとしての性質を活かして低予算で認知度を高めることに成功しました。

CGM…Consumer Generated Media=ユーザー自身がコンテンツを生成するタイプのメディア

「Botanist」の様にWebマーケティングならではの特性を見極め戦略的に施策を展開することで大手企業に劣らない成果を上げることができます。

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Webマーケティングを習得するには

Webマーケティングを習得するにはとにかく自ら手を動かすしかないです。

以下の領域に理解を深めるようにしましょう。

・SEO(検索エンジン最適化)

・インターネット広告(リスティング広告、アフリエイト広告、ディスプレイ広告、SNS広告)

以降では独学でWebマーケティングを習得する方法についてザックリ解説します。

より詳しくはこちら「Webマーケティングを独学する方法

SEO(検索エンジン最適化)を独学する

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SEOはブログを運営しながら学ぶのが最も手っ取り早いです。

以下ブログを立ち上げる手順です。

1.ワードプレスでブログを立ち上げる

2.とりあえず書きたいキーワードで精魂込めて記事を書く

3.書いた記事の中から検索上位に表示される記事が出てくる

4.なぜ上位表示されたのか分析しそのノウハウで記事を量産していく

前述したWebライダー松尾さんの著書沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—がSEOに効くライティングを学ぶには最適です。

SEOライティングの手法を頭で理解したら後はひたすらに記事を書いていきます。

書くテーマは自分の仕事でもいいでしょうし趣味でも何でもいいでしょう。

書いた記事がもし上位に表示されたら「なぜ上位に表示されたのか」「どんな情報が読者のニーズをとらえたのか」分析します。そうやって自分の知見を貯めていくと勝ちパターンの様な書き方が分かってきます。

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インターネット広告運用を独学する

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ブログと同時にやりたいのがインターネット広告運用の勉強です。

インターネット広告では顕在化したニーズを拾えるリスティング広告が最も有用です。そのためまずはリスティング広告をマスターしていきましょう。

リスティング広告はPPCアフィリエイトで独学するのも可能です。

PPCアフリエイトとはどの様なものか解説していきます。

アフリエイト商品のスキンケアクリーム『スキンフェアリー』について解説した記事をブログに投降します。

『スキンフェアリー』を「クリーム エイジングケア」というキーワードでGoogle広告に出稿

「クリーム エイジングケア」と検索したユーザーが検索結果上部に表示されているGoogle広告をクリック

ユーザーが「スキンフェアリー」を解説したブログ記事を訪問

ユーザーがブログ記事内の「スキンフェアリー」のアフリエイトリンクを踏んで「スキンフェアリー」の販売サイトへと移動

ユーザーが「スキンフェアリー」を購入

成果報酬3384円が発生

「広告費<成果報酬」となればPPCアフリエイトで稼げることになります。

ただPPCアフリエイトを始めた当初は確実に赤字になります。

筆者自身もリスティング広告によるPPCアフリエイトにチャレンジしましたが赤字となりました。現状ではSEOの方が得意です。

ただリスティング広告に対する理解を深めるのにPPCアフリエイトは有用ですのでやる価値はあるでしょう。

PPCアフィリエイトは以下のステップでできます。

①ASPへの登録

ASP(商品やサービスをたくさん紹介している代理店です)に登録して販売する商品・サービスを選びましょう。

ASPはafbがおすすめです。afbはリスティング広告OKの案件を条件指定して検索できるからです。

②狙うキーワードを決め、ページおよび記事を作成

広告を出稿する商品はどのようなキーワードで売れそうか、競合サイトはどんなキーワードでどんなページを出稿しているか調査します。

③広告出稿

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Googleの広告運用プラットフォームに登録、入金します。

出稿した後は常に細かく経過観測を行い、「広告費<成果報酬」と黒字になるように調整していきます。

筆者もインターネット広告運用の勉強には苦戦したので断言できますが1人で学ぶのは限界があります。

手っ取り早いのが実際にインターネット広告を運用しているWebマーケターに質問することです。

インターネット広告運用は師匠につくのがベター

リスティングは独学も可能です。ただし正直、効率があまりにも悪すぎです。お金と時間をロスしてしまいます。最初からスクールを利用することをおすすめします。

インターネット広告運用を学ぶのはば現役Webマーケターにいつでもどこでも質問できるWebマーケティングスクールのデジプロが最もおすすめです。

独学で勉強する方法は以下でより詳しく解説しています。

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