Webマーケティングの仕事内容を現役マーケターが解説

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Webマーケティングの仕事ってもやっとしてる…具体的に何してるの?

そう思っている人も多いと思います。かくいう筆者もWebマーケターとして働く前はそう思っていました。

今回はWebマーケティングでは具体的に何をするのかイメージできるレベルで徹底解説します。

筆者プロフィール

大阪府立大学卒業後、派遣の携帯販売員でキャリアをスタート。その後、求人広告ライター、Webディレクターを経て現在は企業のWeb集客支援や自身で複数のサイトを運営して生計を立ててます。

講談社の現代ビジネスでも連載中
(https://gendai.ismedia.jp/list/author/wakadannna)

学研のGetNaviでも連載中
(https://getnavi.jp/author/wakadanna/)

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Webマーケティングの仕事内容

Webマーケティングとは「インターネット上で消費者との接点を作り、自社商品サービスへの認知度を高めたりブランドイメージを形成し購買につなげること」と定義できます。

上記を実行するための仕事内容は多岐に渡りますが大きく分けて以下の3つに分かれます。

①集客施策を企画・実行する
②サイト改善を行う
③リピーターを増やす

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Webマーケティングの仕事①集客施策を企画・実行する

集客施策としては大きく分けてSEOとインターネット広告を使い分けていきます。

・SEO(検索エンジン最適化)
・インターネット広告(リスティング広告、アフリエイト広告、ディスプレイ広告、SNS広告)

SEO(検索エンジン最適化)

SEOとは良質な記事(コンテンツ)を掲載したり内部・外部リンク対策、サイト構造を最適化してGoogleやYahooなどの検索エンジンで記事を上位表示してWebサイトに人を集める手法です。

たとえば私は以前、「モテる男」というワードで検索結果1位を取りに行きました。半年くらいかかって1位になりアクセス数もその記事だけで数万ありました(今は49位に吹き飛びました)

SEOでサイトの記事が上位表示されるのには一定の時間がかかりますし表示されない場合もあります。Googleの神のみぞ知るといった感じで読めないところがあります。

インターネット広告運用

SEOと違ってインターネット広告は広告費を払うことで検索結果のすぐ下のユーザーの目に入るところに広告を表示できすぐに人をWebサイトに集客できます。

インターネット広告は大きく分けて以下の4種類です。

4タイプのインターネット広告

リスティング広告:GoogleやYahooなど検索結果画面の上部に表示する広告

アフリエイト広告:成果報酬型の広告

ディスプレイ広告:ポータルサイトのトップページ、提携サイトに表示する広告

SNS広告:SNSのタイムラインなど画面上に広告する広告

このように様々な広告がありますが戦略なく広告を打つのは効果が悪いです。

それぞれの広告の特徴を知ったうえで効果が出やすい広告から優先順位をつけて広告を打っていきます。

顕在化しているニーズを掬うリスティング広告とアフィリエイト広告

様々な広告がありますがリスティング広告とアフィリエイトが優先順位が高めです。

なぜかというとリスティング広告とアフィリエイト広告は既にニーズが顕在化している人にアプローチできるからです。

たとえば現役エンジニアからマンツーマンで教えてもらえるオンライン型のプログラミングスクールAが開校したとします。

プログラミングスクールAを認知してもらうのに最も効果的なのは「プログラミングスクール オンライン」と検索する行動をとっている、ニーズが既に顕在化している人にアプローチすることです。

ニーズが顕在化している人にアプローチする手段として最適なのは検索結果の真下に表示されるリスティング広告です。

リスティング広告の次はアフィリエイト広告です。

検索上位に表示されているブログやサイトにプログラミングスクールAを掲載してもらうようにアフィリエイト提携を打診します。

そのブログやサイトでプログラミングスクールAへの申し込みがあるとブログやサイト運営者に対して成果報酬を支払います。申し込みが無ければ支払う必要はありませんので確実性の高い広告と言えます。

潜在的なニーズを掬うディスプレイ広告とSNS広告

リスティング広告やアフィリエイト広告をしっかりやった後でディスプレイ広告とSNS広告を使っていきます。

過去に「プログラミング学習」と検索している人に向けてGoogleのディスプレイ広告(GDN)やYahoo!のディスプレイ広告(YDN)を使ってバナー広告を展開していきます。

またプログラミング学習系のインフルエンサーをTwitterでフォローしているフォロワーに向けて広告を展開していきます。

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Webマーケティングの仕事②サイト改善を行う

Webマーケティングでは集客施策を実行するのみでなく施策の効果を計測し広告のパフォーマンスを改善していくためのPDCAを回すことがより重要になります。

PDCAを回す目的は当然ながら売上を増やすことです。

Webサイトの売上は以下の図式で成り立っています。

Webサイトの売上

売上=訪問数×コンバージョン率×単価

訪問数を増やすには前述したSEOやインターネット広告の施策を実施します。

そして、サイトを訪問したユーザーに商品購入、資料請求、会員登録してもらうためにコンバージョン率(CV)を上げるのが最も重要です。

コンバージョン率を上げるには

①アクセス解析
②改善策の実施&効果確認

を実施します。

①アクセス解析

アクセス解析ではWebサイト全体へのアクセス数の増減ではなくどの経路からどのページへのアクセスが増減したのか、コンバージョン率が増加したのか把握することに力点を置きます。

サイト全体のアクセス数の増減だけ見てアクセス数を増やすために「SEO対策をしよう」とか「リスティング広告をもっと打とう」というのはあまり得策ではありません。

そうではなく原因を小分けしてサイトのアクセスを解析していきます。

たとえば特定のキーワードでSEOの流入が増えた場合はその原因を確認します。

LPページのコンバージョン率が増加しているのなら何が理由で増加しているのか確認します。

個々のページのアクセス数の増減やコンバージョン率向上など個々を切り分けてその理由を確認していくことが重要です。

②改善策の実施&効果確認

アクセス解析をした後はアクセスやコンバージョン率の改善策を実施していきます。

たとえばトップページのLPページのコンバージョン率が低下しているのであれば原因を突き止めて改善していきます。

Webサイトへアクセスしたユーザーの離脱を防ぐには、ユーザーが最初にアクセスするトップページやLPページを最適化することが重要です。

トップページやLPページで離脱されないようにキャッチコピーやデザインをA/Bテストを実施ながら改善していきます。

③改善後の確認

改善後にアクセスやコンバージョン率が向上したかどうかを確認し改善点が出てくればさらに改善策を実施していきます。

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Webマーケティングの仕事③リピーターを増やす

新規顧客と同じくらいに重要なのが継続顧客(リピーター)獲得です。

昨今、ECサイトでもサブスクリプションビジネスが流行しています。単発で新規顧客を獲得し続けるよりもお得意さんである継続顧客を増やすことで経営が安定し盤石になるからでもあります。

Webマーケティングでは長期にわたって商品・サービスを購入し続けてくれる継続顧客を獲得するためにリピーター獲得施策を実施します。

リピーターを獲得する方法としては大きく分けると以下の2つがあります。

①ロイヤリティプログラム
②マーケティングオートメーション

①ロイヤリティプログラム

継続顧客が自社サービスを使い続けてくれるようにする仕組みをロイヤリティプログラムと言います。

例を挙げましょう。ヨガパンツなどを販売するファッションブランドのLululemonは2018年にロイヤルティプログラムを開始。

年会費128ドルを支払うとパンツまたはショーツのプレゼント、フィットネスクラスへの参加権、送料無料サービスが受けられるというプログラムでした。

送料無料なのでLululemonでの購買もしてくれるし他の競合にスイッチされない仕組みにもなります。

②マーケティングオートメーション

ユーザーの利用履歴・データから適切なタイミングでプロモーションメールを送るマーケティングオートメーションも有効です。

例を挙げましょう。Netflixは過去の閲覧履歴や検索履歴からドラマの新シリーズが始まるとユーザーにメールで通知して利用を促します。

ユーザー個々にパーソナライズしておりそのドラマに興味のない人にはメールは届かず興味のある人だけにメールが届くようになっています。

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未経験からWebマーケティングに求められるスキルを習得するには

Webマーケティングの仕事を遂行するには前述した以下の領域に幅広く精通しているのが望ましいです。

・SEO(検索エンジン最適化)

・インターネット広告(リスティング広告、アフリエイト広告、ディスプレイ広告、SNS広告)

しかし範囲が広いだけあってまずはどこから着手していけば良いか分からない人もいるでしょう。

そこで本稿ではサクッと独学でWebマーケティングを学習する方法について解説します。

より詳しくはこちら「Webマーケティングを独学する方法

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SEO(検索エンジン最適化)を独学する

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SEOに関しては自分でブログを立ち上げて全力で運営する中で学んでいきましょう。

ブログに取り組みPDCAを回す中でSEOは何たるかが体得できるはずです。

1.ワードプレスでブログを立ち上げる

2.とりあえず書きたいキーワードで精魂込めて記事を書く

3.書いた記事の中から検索上位に表示される記事が出てくる

4.なぜ上位表示されたのか分析しそのノウハウで記事を量産していく

SEOについて理解を深めるにはSEOライティングの第一人者であるWebライダー松尾さんの著書沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—がおすすめです。

これ一冊読んで後は記事をひたすら書いていくのみです。

書いた記事が上位表示されたら「なぜ上位表示されたのか」、「どんな情報が読者のニーズ」をとらえたのか分析します。この様に自分で手を動かしながら学ぶのが最も効果的なSEOの学び方です。

私の場合は1年取り組んだ段階で収益が正社員の給与を超えました。

正直なところ現役のWebマーケターでもブログもしくはサイト運営で稼げてる人はあまり多くないです。

そのためブログで数万PVのアクセスを集めて収益化できればSEOに強いWebマーケターとして転職も可能です。

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インターネット広告運用を独学する

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ブログを設置したら同時にやりたいのがインターネット広告運用の勉強です。

インターネット広告で最もメジャーなのはリスティング広告ですのでリスティング広告をまずはマスターしましょう。

徐々にSNS広告やディスプレイ広告に領域を広げていくのが良いでしょう。

リスティング広告には大きく分けてYahoo!広告とGoogle広告がありますがGoogle広告から始めていくことをおすすめします。

Google広告は実際にPPCアフィリエイトで広告を出稿しながら学べるからです。Yahoo!広告は現在、PPCアフィリエイトが禁止されています。

PPCアフィリエイトとは何かですが簡略化するとリスティング広告を使ったアフリエイトのことです。

私が実際にGoogle広告を出稿したケースを想定して説明します。

私は「クリーム エイジングケア」というキーワードでGoogle広告を出稿

「クリーム エイジングケア」と検索したユーザーが検索結果上部に表示されている私の出稿したGoogle広告をクリック

ユーザーが「スキンフェアリー」を解説した私のブログ記事を訪問

ユーザーがブログ記事内の「スキンフェアリー」のアフリエイトリンクを踏んで「スキンフェアリー」の販売サイトへと移動

ユーザーが「スキンフェアリー」を購入

成果報酬3384円が発生

「広告費<成果報酬」が成り立つとPPCアフリエイトで稼げることになります。

ただしリスティング広告を始めた当初は確実に赤字になることは覚悟しましょう。

筆者もこのリスティング広告によるPPCアフリエイトにトライしましたが赤字でした。現状ではまだまだSEOの方が得意です。

ただしリスティング広告への理解を深める上でPPCアフィリエイトをやるのは相当に有用です。

PPCアフィリエイトで「広告費<成果報酬」と黒字化できればWebマーケターに転職することは間違いなく可能です。

PPCアフィリエイトは以下のステップでできます。

①ASPへの登録

ASP(商品やサービスをたくさん紹介している代理店です)に登録して販売する商品・サービスを選びましょう。

ASPはafbがおすすめです。afbはリスティング広告OKの案件を条件指定して検索できるからです。

②狙うキーワードを決め、ページおよび記事を作成

広告を出稿する商品はどのようなキーワードで売れそうか、競合サイトはどんなキーワードでどんなページを出稿しているか調査します。

③広告出稿

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Googleの広告運用プラットフォームに登録、入金します。

出稿した後は常に細かく経過観測を行い、「広告費<成果報酬」と黒字になるように調整していきます。

筆者もインターネット広告運用の勉強には苦戦したので断言できますが1人で学ぶのは限界があります。

手っ取り早いのが実際にインターネット広告を運用しているWebマーケターに質問することです。

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インターネット広告運用は独学よりも師匠についた方が学習効率が圧倒的に良い

リスティング広告はインターネット広告運用のプロである現役Webマーケターについて学ぶことをおすすめします。

インターネット広告運用を学ぶのであれば現役Webマーケターにいつでもどこでも質問できるWebマーケティングスクールのデジプロが最もおすすめです。

独学で勉強する方法は以下でより詳しく解説しています。

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