人生はだるくてつまらん
内定0で大学を卒業した私は、○○電機の携帯コーナーにおいて派遣社員として携帯電話を販売していた。
勤務先の店舗が位置するのは大阪のとある貧困地域である。
差別ではないがマジで変な奴が続々と来襲する。明らかに目が逝っており挙動不審な人もいるし、人生上手くいかずイライラしてるのか八つ当たりしてくる客も多かった。
なんというかもはや怒るのが娯楽となっているタイプの人ばかりである。
「こいつらク〇すぎ」と内心思いながらも、「お客様、申し訳ございません」と申し訳なさそうな顔を作るスキルだけが向上していった。
「お客様は神様」文化が根強い家電量販店では客に反論などして店長にチクられれば即出禁である。
仕事の後はどっと疲れが押し寄せてくる、メンタルがこの上なくすり減っている。怒るのが娯楽な人の怒りは私にも伝染してストレス源になっていたのは間違いなかった。
帰宅後はストレス解消を兼ねておなじみのルーティンにふけることとなる。コンピューターの電源を押し、画面にあれ~と吸い込まれていってスッキリする。
だが、そのルーティンは決してストレス解消にはなっていない。翌朝は疲労感が半端ない。顔もむくんでいる。
「仕事、だりい。でもカネ要るし行かんとあかん」
当然、お金はない。当時の貯金残高は常時0~10万円だ。服とかDVDとか何に使ったのか覚えてないがすっからかん状態。
彼女もいない。ネットが俺の彼女。なんだか人付き合いすら面倒だ。
趣味もない。とにかく息をするのも面倒なくらい何もかもが面倒だ。
マジで人生はだるくてつまらん
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上記は私の5年前の実話です。
しかしながら今は随分状況は変化しました。現在、私はノマドのごとく国を移動して生活をしています。もちろん仕事もしてます。
滞在する国によっては治安がとてつもなく悪かったりして酷い目にあったこともあり快適な生活とは言えません。しかし日々学ぶことが多く充実しています。
人生は楽勝ではありませんし快適でもありませんしそこまでリア充でもありませんが割と生活は充実しているなと感じます。
この変化のターニングポイントとなったのは「苦手意識を感じていることをやってみたこと」だと確信してます。
「はあ?てめー人生ダルいっつてんだろ、それなのにやりたくないことを進んでやるってなんやねん!」
こんな声が聞こえてきそうです。もう少し付き合ってください。
私の経験は少し一般的なものではないかもしれませんが、もしかするとあなたにとって何かのきっかけにはなるかもしれません。
筆者プロフィール
大学卒業後、派遣の携帯販売員でキャリアをスタート。その後、求人広告ライター、Webディレクターを経て現在は企業のWeb集客の助っ人や自身で複数のサイトを運営して生計を立ててます。
講談社の現代ビジネスでもペンネーム若旦那で連載中です(以下リンク)
(https://gendai.ismedia.jp/list/author/wakadannna)
Twitter:@Do9odyoxMHd4OHI
私は”快の檻”に閉じこもり、従順な養分となっていた
・自己啓発本を読み漁る
・ネット上のポ〇ノ動画で快楽に浸って毎日2時間過ごしてみる
・Twitterで炎上してる炎上に加勢して怒ってみる
・Instagramで”いいね!”をもらうためにインスタ映え写真を投稿
息抜き。快に次ぐ快。まるで「快の檻」に生きてるかのような生活。
なんせ楽で気持ちいい。
そして出来上がったのは何か。
「貯金なし、ノースキル無職」の私でした。
人生つまらない、だるいのは「快の檻」に閉じこもっていたからなんですよね。とにかくバーチャルな世界において快楽を得ることに慣れすぎて現実の自分には何ら変化が起きていない。
そうなると充実感なんて得ようがないですし、つまらなくだるい人生で当然だったのです。
でも、私はなぜこんなことになってしまったのか。
私はいつもいつも快楽を求めすぎたからなんですね。
この資本主義社会においては私たちを気持ち良くする「快楽」がありとあらゆる商品・サービスの形となって提供されています。
前述したネット上のポ〇ノ動画、SNS、自己啓発本などすべて私たちが気持ち良くなるための商品・サービスですね。そう設計されています。中毒みたくハマり大量の時間を消費するように設計されています。
快楽を得ることは怒ることによっても可能です。正義感から怒るとき、脳内にドーパミンという快楽物質が放出されて気持ち良くなってます。
炎上してる人や安部総理(元総理)に対して怒るってのはある種、ドーパミン中毒な可能性もあるわけですね。
でもそうやって快楽を追い続けるとどうなるか。
答え:養分になる
お金、膨大な時間を無意識のうちに失っていくのですね。充実感は全くありません。
人生つまらない、だるいというのはある種この養分であることに対して自分の何かが警告を発してる状態だったと思います。
人生つまらない、だるい状況を打破するには敢えて苦手意識を感じていることをやってみることが重要
人生つまらない、だるい状況を打破するには「快の檻」から抜け出す必要があるのです。
そのために最も効果的だったのが「苦手意識を感じていることをやってみること」です。
逆説的ですが苦手意識のあることというのは何か自分が変化を求めていることだったりすんですよね。
苦手なことはそれぞれ人によって違うと思いますが、私の場合は苦手だった筋トレを始めることにしました。私はひょろひょろガリガリの自分の身体にコンプレックスを持っていたからです。
なぜ苦手なことにチャレンジしたのかというとあの「「週4時間」だけ働く。」で有名なティム・フェリス氏に触発されたから。
ティム氏が苦手な社交ダンスや語学学習など新しいことに積極的にチャレンジしている姿を見て「何歳になっても人間としての能力を高めることって楽しいんだろうな」と純粋に思ったんですね。
とにかく私は筋トレを始めました。
ひょろひょろだった私は「本当に俺に筋肉つくのだろうか」と半信半疑でした。
よくあるパーソナルジムのビフォーアフターの写真をみても自分にそれが可能とは思っていなかったんですよね。
でも敢えてその苦手な筋トレに挑戦することにしました。苦手だからこそより達成感を得られるだろうなと。
筋トレを始めると最初はつらいです。筋肉痛で起きれなくなります。特にハンギングレッグレイズの腹筋通なんかは下痢痛と勘違いするような強烈な腹筋通でした。
筋肉痛に負けることなく筋トレを続けると少しずつ筋肉がつきます。胸筋が少しずつ付き始めます。
「あれっ俺でも筋肉着くのか」驚いたんですね。さらに継続して半年ほどすると体形がガッツリ変わってました。
筋トレに対する苦手意識を克服しひょろひょろというコンプレックスがなくなると私の内側で大きな変化が起きました。
時間をかけて何かに打ち込めば「自分も変われる」「自分もやればできる」自信が出てきたのです。
後で知ったのですがこれはバンデューラという有名な心理学者が発見した自己効力感なんですね。
この自己効力感はザックリ言うと「やればできる」という自信みたいなもんですね。そしてこの自己効力感がつきやすいのは何らかのコンプレックスを克服した時とのことです。つまり苦手なことを克服した場合なんですね。
さらに自己効力感が面白いのは別の領域にも活きてくることです。たとえば、筋トレでついた自己効力感というのは別の領域、たとえば仕事とかビジネス、恋愛などでも発揮されるというわけです。
人生つまらない、だるいと思っていた時の私にはこの「やればできる」という自己効力感が決定的に欠けていたのです。自分の現実を変えることなく”快の檻”に閉じこもってばかりいたから。
”快の檻”に引きこもっていても人生つまらない、だるいは変わりません。
だからこそ”快の檻”から抜け出し人生つまらない、だるい状況を打破するには苦手意識を感じていることをやってみることが重要なわけです。
小さな達成感を大事に継続してると人生クソゲー感がドンドンなくなっていく
筋トレをする際には「ダリい」という日もあります。
でもそのダリいが勝負なんですね。このダリいを乗り越えて筋トレしてその後、水飲んで、うどん食ったらすっげー美味しいぞ!とかイメージして筋トレするわけです。
そうやって筋トレを継続してると楽しくなってくるんですね。
「ふぅ~今日も筋トレやれたぜ。ちょっと筋肉ついてるし俺良くやってるぜ」とちょっとした小さな達成感を大切に積み重ねていきます。
そうなると小さな達成感を得られる機会を筋トレ以外にも増やしたくなってくるんですね。しかも、それは義務からするのでもなく。楽しいからするんですね。
サルサダンスを習ってみたり、オンライン英会話を毎日習ってみたりと少しずつ楽しみなら能力を高めていきます。
1年もすると別人かの様に充実した毎日を送ってる人間になってるはずです。
まとめ
まとめます。
人生つまらない、だるい、クソゲー感なくすただ1つの考え方は「苦手意識を感じていることをやってみること」そして一度始めたら小さな達成感を大事に継続していくこと。
これだけで本当に人生のクソゲー感はなくなっていきます。
そして大事なこと。こんなことを私が言うのもなんですが、本記事の様なネット記事やSNSでの情報収集よりも「あなた自身が自分と向き合い一歩踏み出し行動することの方が人生つまらない状態から抜け出すために遥かに大事」です。頑張ってください。私も頑張ります。
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