未経験からIT業界に転職する方法【実例】

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Webアプリやサービスの企画・開発、Webマーケティング、ITソリューション営業などIT領域での経験があると引く手あまたな状態です。

大手から中小までデジタル担当人材を求めていますので働き先にはこの先も当分は困ることはないでしょう。

幸運なことにIT業界は完全未経験のノースキル文系であっても入っていける間口の広い業界です。

今のうちにIT業界で経験を積んでおくのは良い選択と言えるでしょう。

ノースキル文系からIT業界に入った実例が筆者自身です。

私は元々、関西の公立大学の大阪府立大学で社会学を学んでいました。

大学3回生から2年間休学しマレーシア、タイ、バングラディシュ、インドなど海外をぶらぶら放浪しましてそのつけが回って新卒就活に失敗しました。

完全なノースキル文系でしたので卒業後にできることと言えば大学時代からアルバイトでやっていた携帯販売でした。

しばらく携帯販売をやった後は求人広告ライターへ仕事をチェンジし文章を書く能力を磨いていきました。これがIT業界に足を踏み入れるきっかけとなりました。

私が求人広告を書いていることを知った友人経営者からコピーライティングのスキルを活かしてWebサイトの制作をしてみないかと打診がきました。

コピーライティングはただ文字を書くだけではなく商品やサービスのコンセプトを再定義したり強みを洗い出すことから開始します。

Webサイト制作ではデザインやコーディングだけではなくクライアントの商品やサービスのコンセプトを再定義する能力が求められることが多く、類似するスキルとしてコピーライティングの経験が活きたのです。

ワードプレスの立ち上げ方、ワイヤーフレームの作成の仕方を学びWebデザイナーと協働してサイトを作るようになりました。またコンテンツを制作して集客するWebマーケティングも担当するようになりました。

私はこの様にしてIT業界へと入ってくことになりました。IT業界は新卒就活に失敗したノースキル文系にも門戸が開かれています。とにかく間口が広いのがIT業界の特徴です。

あなたがこれまでやってきた仕事の経験やスキルがIT業界で活きる可能性も高いです。

筆者プロフィール

大阪府立大学卒業後、派遣の携帯販売員でキャリアをスタート。その後、求人広告ライター、Webディレクターを経て現在は企業のWeb集客支援や自身で複数のサイトを運営して生計を立ててます。

講談社の現代ビジネスでも連載中
(https://gendai.ismedia.jp/list/author/wakadannna)

学研のGetNaviでも連載中
(https://getnavi.jp/author/wakadanna/)

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IT業界には大きく分けて5種類の職種がある

一口にIT業界への転職と言っても様々な職種がありますのでどの職種が良いか目星をつけたうえで戦略を立てましょう。

大きく分けて以下の5種類に分類できます。

IT業界の5職種

IT営業
・Webマーケター/Webディレクター
・ITエンジニア
・Webデザイナー
・プロジェクトマネージャー(PM)

職種を選ぶ際には以下の2つの軸で選ぶと分かりやすいです。

①なりやすさから選ぶ

ノースキル文系からでも入っていきやすいのがIT営業です。またWebマーケターに関しても未経験でも採用してくれる企業があります。

②年収から選ぶ

IT職の中だとプロジェクトマネージャー(PM)が最も年収が高いです。それに次いでITエンジニアが高くなります。

なりやすさ年収
IT営業★★★★★400~600万円
Webマーケター/Webディレクター★★★★500~600万円
ITエンジニア★★★500~800万円
Webデザイナー★★★★300~500万円
プロジェクトマネージャー(PM)★★600~1000万円

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IT営業

なりやすさ★★★★★
年収400~600万円

IT営業はITシステムやサービスなどの商材を販売する業務を担当する職種です。

具体的には以下のような業務を担当します。

・見込み顧客の発掘(アポ電話)
・見込み顧客への商材の提案
・既存顧客へのフォローアップや新商材の提案

求人の例)ITシステムの法人営業

<求める人物像>                           
■新しい営業手法を取得したい方 
■将来独立を考えており、ノウハウを取得したい方 
■コミュニケーションが図れる方 
■メリハリがある仕事をしたい方 
■成果主義の方

IT営業はヒアリング能力などのコミュニケーション能力が強く求められます。

ソリューション営業が一般的ですので顧客企業がどの様な課題や問題を抱えているのか丁寧にヒアリングしたうえでITシステムやサービスをソリューションとして提案していきます

また販売・契約後のアフターフォローも担当するので人当たりの良さなど人間性も求められます。

コミュニケーション能力の高さに加えて商品であるITシステムやソフトに関連するIT全般の知識はIT営業への転職において有利に働きます。

過去に営業経験があればベストですが接客アルバイト経験や何らかの活動でソリューション営業に近いことをした経験やヒアリング能力を示すストーリーを語ることができると転職に有利となります。

また基本情報技術者、応用情報技術者などを取得しておくとアピールポイントとなります。転職に当たって取得しておいて損はないでしょう。

IT営業に転職するのにおすすめなエージェント

IT営業の転職には以下のエージェントがおすすめです。

リクルートエージェント―業界一求人数が多く担当エージェントの質が総じて高いです。
>>リクルートエージェントのレビュー記事はこちら

doda-業界で2番目に求人数が多いです。
>>dodaのレビュー記事はこちら

マイナビIT-20代未経験者向けのIT業界求人が豊富です。
>>マイナビITのレビュー記事はこちら

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Webマーケター/Webディレクター

なりやすさ★★★
年収500~600万円

Webマーケター/Webディレクターは別々の職種ではありますが業務内容が重複している部分が多いです。

シンプルにそれぞれの業務内容を説明すると以下です。

Webマーケター…Webサイトへの集客を企画・実行する職種

Webディレクター…Webサイト制作を企画・実行する職種

企業によってはWebマーケターでもWebサイトの制作、立ち上げの企画から実行まで担当する場合もありますし、WebディレクターでもWebサイト制作だけでなくサイトに掲載する記事の企画やライター探しをする場合もあります。

ベンチャー企業であればWebマーケター/Webディレクター両方の役割を1人の社員が担当することもあります。

Webマーケターの方はとりわけ未経験歓迎の求人が多いです。Webディレクターはエンジニアやライター、マーケターを取りまとめる指揮者的な役割もありますのである程度経験がないと就職するのは難しめです。

そのためWebマーケターの求人を狙って就職活動するのがおすすめです。

求人の例)マッチングサイトのコンテンツマーケター

<求める人物像>  
■文章を書くことに抵抗がない方
■マーケティングに関する知識や興味・関心がある方

意外とライティング経験があったりブログを運営していた経験があるとWebマーケターとして採用される確率はグッと上がります。

筆者の経験ですとヘッドハンター経由である事業会社の社長とカジュアル面談をしました。正直全くカジュアル面談ではありませんでしたが、ブログ運営や求人広告を制作していた実績を話すとすぐ来てくれという話にまでなりました。

Webマーケターは将来的なキャリアの展開もしやすいです。

Webマーケティングに加えて事業企画などの経験を積むことでマーケティングに強い新規事業の開発担当者として活躍するキャリアもありえます。そうなると年収800~1000万円に到達するケースもあります。

Webマーケターを未経験から目指すのであればマケキャンがおすすめです。
現役Webマーケターの講師とインタラクティブに学べます。

Webマーケターに転職するのにおすすめなエージェント

マイナビIT-20代未経験者向けのIT業界求人が豊富です。
>>マイナビITのレビュー記事はこちら

レバテックキャリア―レバテックキャリアはIT業界に特化したエージェントなだけあって技術への知識が豊富な担当エージェントが強み。
>>レバテックキャリのレビュー記事はこちら

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ITエンジニア

なりやすさ★★★
年収500~800万円

ITエンジニアは「情報技術に関連した専門的な知識・スキルを持った人材」のことを指します。

ITエンジニアは大きく分けて以下の4つの職種に分類できます。

システムエンジニア(SE)
顧客へヒアリングをして要望に沿ったシステムを設計する職種です。顧客とのコミュニケーションが多くなるので文系出身のシステムエンジニアも多いです。

プログラマー
システムエンジニアが作成したシステムの設計書に基づいてプログラミングを行いソフトウェアやシステムを開発する職種です。

Webエンジニア
Webアプリの設計・開発・運用・保守をします。Webアプリとはブラウザから利用できるアプリケーションのことです。例えばTwitterやメルカリ、Tinderなどです。

インフラエンジニア
ITシステムを運用するための土台となるサーバーやネットワークなどの「ITインフラ」を設計・構築・運用するエンジニアのことです。

求人の例)Web・オープン系システムを中心とした企画や開発を担当するプログラマー、システムエンジニア

<求める人物>                             
【実務経験のない方】
C言語、Java、PHPなどいずれかの言語を身につけている。専門学校や大学で情報工学を学んでいる。

【経験者として採用する方】
IT業界でアプリケーション開発の経験がある。

ITエンジニア職に関しては実務未経験でも採用する企業が多いです。しかしながら何らかのプログラミング言語をすでに学んでいる人が条件であることがほとんどです。

人によっては独学でも学べると思いますがスクールを利用したほうが無難です。

ITエンジニアに転職するのにおすすめなスクール

教室ありで学習・就職サポート体制◎
DMMWebCampで学習した卒業生の就職先は優良な企業が多い。
卒業生の離職率わずか1%で就職先がホワイトである何よりの証拠。
>>レビュー記事

実務レベルのスキルがつく本格派
RUNTEQ(ランテック)はオンライン完結のスクールで完全初心者から実務レベルのスキルを習得し自社開発企業に就職可能。現役エンジニアからも高く評価されているスクール。
>>レビュー記事

無料スクール
ProEngineer(プログラマカレッジ)は違約金制度なしの無料スクール。有料スクール顔負けの学習サポート。
>>レビュー記事

以下の記事でおすすめのスクールを比較しています。

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Webデザイナー

なりやすさ★★★★
年収300~500万円

WebデザイナーはWebサイトの見た目、デザインを担当する職種です。

具体的には以下の業務を担当します。

・Webサイトの構成・レイアウトを決める
・Webサイトのデザイン(カラーや装飾、ロゴやアイコン制作)
・Weサイトのコーディング(HTML/CSS、JavaScriptを使用)

求人の例)企業ホームページやECサイトの制作・デザインをするWeb

<求める人物像>                            【コーディング経験のある方】
Webサイトのデザインを考えます。企業や商品のイメージを踏まえてページやアイコンの案を出し、先方に確認を受ける。これを繰り返し、デザインをブラッシュアップします。

【サイト制作が全くの未経験の方】
Webサイトの制作にあたって基礎となるコーディング業務をコツコツと担当します。コーディングとは、文字や画像・音声などをコンピューターが読み取るためのコードに置き換える作業のこと。与えられた指示通りにコードを入力していきます。

WebデザイナーはITエンジニアと比較すると学ぶ領域がデザインの基本、Photoshop/Illustrator、HTML/CSS、JavaScriptと限られていますので未経験者からでも独学もしくはスクールに通うことで比較的短期間で転職できます。

また実際に自分がデザイン、制作したWebサイトがあり一定のスキルを証明できれば就職可能です。

Webデザイナーに転職するのにおすすめなスクール

デジタルハリウッドSTUDIO by LIGがおすすめです。

Webサイト制作会社が運営しているWebデザインスクールなので現場で使えるスキルを実践的に学んで行けます。

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プロジェクトマネージャー(PM)

なりやすさ★★
年収600~1000万円

プロジェクトマネージャー(PM))はITシステム開発のプロジェクトの計画から運営管理、エンジニア、マーケター、デザイナーなどスタッフのアサインやマネジメントまでプロジェクトの進行の全工程に関わります。 

IT業界でエンジニアやマーケターとして一定の経験を積んだ人が次のキャリアのステップとして選ぶことが多いです。

IT業界で勤務歴のない未経験からプロジェクトマネージャーになるのは難易度が高いです。

まずはIT業界でエンジニアやマーケターとして経験を積んだ後にプロジェクトマネージャーとして転身するのが王道です。

求人の例)ITプロジェクトマネジャー

<求める人物像> 
【必須条件】
・事業会社のシステム部門またはSierなどでのシステム導入経験(1年以上)

【歓迎条件】
・ソフトウェアの開発またはテスト経験
・開発プロジェクトでの経験
・プロジェクトマネージメント/チームリーダーの経験

プロジェクトマネージャーに転職するのにおすすめなエージェント

レバテックキャリア―レバテックキャリアはIT業界に特化したエージェントなだけあって技術への知識が豊富な担当エージェントが強み。
>>レバテックキャリのレビュー記事はこちら

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未経験でIT業界に転職するのは何歳まで可能?

IT業界に転職するのは早ければ早い方が良いです。20代だと未経験でもIT業界に転職するのは十分可能です。

企業側は20代の人材に対しては専門スキルをそこまで求めておらず伸びしろの大きさや自社の業務への適応能力を期待しています。

またIT業界は慢性的に人手不足ですので新卒入社後3年以内に早期で離職した様な「第二新卒者」の採用にも積極的です。

20代だとIT営業やWebマーケターなどは実務未経験でも採用してもらえる可能性が高いです。

ITエンジニアへの転職はスクールもしくは独学で一定のプログラミングスキルを身につけていると採用されやすいです。

PMに関してはITエンジニア(プログラマーやSE)として経験を積んでいる人がなるのが普通ですのでまずはITエンジニアへの転職を目指しましょう。

30代になるとIT業界に関わらずどの業界でも言えることですが「再現性の高い専門スキル」や「マネジメントスキル」が求められるようになります。未経験の転職の難易度はグッと上がります。

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未経験でIT業界に転職する場合の面接対策3つのポイント

未経験を採用する企業は人材に対して専門スキルをそこまで求めておらず伸びしろの大きさや業務への適応能力を期待しています。

①類似する能力を発揮した事例を語る

異なる職種だったりアルバイト経験しかなかったりしても「この人なら自社で活躍してくれそうだろうな」とありありとイメージできるストーリーを志望企業に伝えることができれば内定を貰える可能性は高まります。

筆者の経験談ですが過去にIT営業の面接を受けた時は携帯販売のアルバイトのストーリーを話しました。

私が携帯販売ををしていた当時はアイフォンが出始めた時で高性能な地図のナビを搭載しているのはアイフォンくらいでした。

お客さんが営業マンで顧客先の訪問を携帯の地図でやるのが面倒だと言ってることを聞いてさらっとアイフォンの地図のナビ機能をお伝えました。そして乗り換えると月額料金も安くなりますよと訴求したところ即決でアイフォンに乗り換えてくれました。

携帯販売でこの様なソリューション営業に近いことをしていた事例を話したところ企業から評価していただき内定を頂けました(最終的には行きませんでしたが)

採用企業から見て価値のあるスキルとはプログラミング、会計のような専門スキルだけではありません。

専門スキル以外のポータブルスキルを洗い出しましょう。ポータブルスキルは自分の過去の経験で培ってきたどの業種でも通用する強みの事です。

一般社団法人人材サービス産業協議会の提唱している概念です。以下を参考にして下さい。

一般社団法人人材サービス産業協議会

②志望動機を練っておく

企業が未経験者を採用する際には「自社で長く活躍してくれる人以なのか」見てきます。

自分が志望企業に対して強い「興味・関心」を持っており「具体的な行動」で貢献できることを裏付けられるようにしておきましょう。

①興味・関心
志望企業が「どんなサービスを展開しているのか」「どんな仕事を任されるのか」を調べましょう。

求人票の求人要項の仕事内容、求める人物像、必要な能力・スキルは必ず確認しましょう。

また志望企業に関するネット上の記事にも可能な限り多く目を通しておきましょう。批判記事なども目を通しておくと良いです。

批判記事にはその企業の抱えている課題を読み解くヒントが隠れていることもありその課題を自分のスキルで解決できる、解決に貢献したい旨を面接で伝えます。

この準備をしておくことで企業に自分を採用するメリットを訴求しやすくなります。

②具体的な行動
企業に貢献できる意欲があることをより説得力を持って示すためにも具体的な行動を取りましょう。

IT営業への転職であれば基本情報技術者の試験を合格している。プログラミングをスクールで勉強してすでにWebアプリを制作しているなど。

口だけではなく具体的な行動を目に見える定量的な形で示せる人は未経験でも評価されます。

③喋りすぎないようにする

面接では不要なことは話さず相手が知りたいことにポイントを絞って話すようにしましょう。

つい熱意を伝えたいがために不必要にしゃべりすぎてしまいがちですが話過ぎて会話のキャッチボールができない人と判断されて落とされるケースもあります。

相手に訊かれたことだけ端的に答えるように心がけましょう。

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未経験でIT業界に転職するためのおすすめエージェント

エージェントは何をやりたいか徹底的にヒアリングしてキャリアプラン、人生プランを明確にしたうえで候補先となる企業を紹介してくれます。

エージェントは「面倒見がよくて親切なところ」を選ぶと良いです。少なくとも5社ほど登録しましょう。

その中で面倒見がよくて親切なエージェントにお世話になるようにしましょう。結局はどのエージェントがどうとかよりも担当者個人の人柄でマッチングの精度は大きく左右されます。

IT転職におすすめの転職エージェント

マイナビIT-20代未経験者向けのIT業界求人が豊富です。

レバテックキャリア―レバテックキャリアはIT業界に特化したエージェントなだけあって技術への知識が豊富な担当エージェントが強み。

リクルートエージェント―業界一求人数が多く担当エージェントの質が総じて高いです。

doda-業界で2番目に求人数が多いです。

パソナキャリアー担当エージェントが良心的で利益追求に走らず求職者のキャリアを考えた求人提案をしてくれると評判。

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