筋トレの効果についてネット上にはいろんな情報があふれている。
メンタルが安定する
モテ始める
寝つきが良くなる
etc…
私は筋トレを始める前にそうした記事を読んで「筋トレしようかなどうしようか」と思いを巡らせていた。
ただ読んでいて思ったことなのだが、どの情報もリアルさが感じられない。
メンタルが安定するってまあそうなんだろうけど、実際どんな感じにメンタルが安定するの?どんな感じでモテるようになるの?という話だ。
リアリティーが湧なかったのだ。
私同じように感じている読者も多いだろう。そこで、かれこれ筋トレを3年ほどしてきた私が何か役立てる点はあるのではないだろうかと考えた。
私はルポライターとして仕事もしているので筋トレのリアルな効果についてリアリティーたっぷりにルポできる自信はある。
注)講談社の現代ビジネスでも世界中の情勢についてルポ記事を書いているのでそちらも是非読んでいただきたい。
筋トレの効果・効能
以降では筋トレをすることで私が実際に実感したリアルな10個の効果・効能を紹介する。
これらの筋トレ効果が相乗効果を発揮してポジティブな好循環が回り始める。
➀肩こりが解消する
肩こりの人に朗報だ。私は筋トレで肩こりが解消した。以前はデスクワーク中心の仕事なため万年肩こりに悩まされていた。ひどすぎて頭痛になるほどだった。
しかし筋トレを始めてから肩こりがスッと消えていった。
このメカニズムをお伝えしよう。
頭部は体重の約1/8の重さがある。その思い頭部を支えるのは頸椎とその周りの頸部の筋肉だ。 頭の重さを支えることでこの頚部周辺の筋肉の筋疲労が起きると肩こりになる。
ただしラクビーをする人やボディビルダーに肩こりと無縁だと言われている。運動や筋トレで頸部の筋肉が鍛えられているためだ。
私の場合も筋トレでこの頸部周辺の筋肉が鍛えられ肩こりになりにくくなったわけだ。
②メンタルが安定する
「あーむかつく」とイライラしているとき、「なんで俺がこんな目に遭わないといけんのだ」みたいにネガティブな被害者意識が強くなった時にこそ私は積極的に筋トレしに行くようにしている。
ベンチプレスで「うりゃー」と重い重量を上げるとネガティブな感情も空中に放出されたかのようにネガティブが消えていくのがわかる。
私はメンタルの安定を目的に筋トレをしていると言っても過言ではない。筋トレをするたびにメンタルと身体は密接に関連していることを痛感する。
先日、中南米の刑務所の囚人の生活を追ったドキュメンタリーを見たのだが囚人が筋トレをしているシーンがあった。インタビュアーが囚人に「なぜ筋トレをしているのか」と尋ねると「ネガティブな感情が消えるから」と囚人らは答えた。
囚人が問題を起こすと独房(※囚人にとっては孤独が最もきついらしい)に放り込まれる可能性もある。それだけは避けたい彼らは自分たちの感情をコントールするために筋トレをしているのだ。
科学的にも筋トレがメンタルに良いのはアメリカ医師会報『JAMA Psychiatry』が2018年6月に発表した論文で明らかとなっている。信頼性の高い33の実験(被験者は総計2000人以上)を分析した結果、筋トレはすべての人の鬱や鬱に近いメンタル不調を軽減する効果が確認されたという。
③自信が湧いてくる
筋トレをする前後で変わったのが自信だ。自分への信頼感と言っても良いだろうか。
筋トレを始めた当初、私がベンチプレスで上げれる重量はわずか40キロだった。重量以上にヒョロヒョロなことにコンプレックスを持っていた。
「ガリガリやな」とマッチョな友人から冗談ぽく言われるのも気に障った。
筋トレを開始してベンチプレスをしばらくやっていると胸に筋肉が僅かながらもついたのが実感できた。このとき「俺にも筋肉つくんだ」とちょっと感動すらした。
この「自分もやればできる、変われる」という感覚を心理学では自己効力感という。この「自分もやればできる」という自己効力感は強力だ。すべてのシチュエーションで効果を発揮する。
私は筋トレで得た「自分もやればできる」という感覚で他のスキルや習い事、たとえばダンスやWeb制作にもチャレンジするようになった。
こうした 「自分もやればできる」 という自信(自己効力感)を得られるのは筋トレならではだろう。
④顔つきが変わる、精気みなぎる
私は5年ぶりに会った大学時代の後輩に「若返りましたか」と言われた。明らかに顔つきが変わったのだろう。
左の写真は私が21歳の時の写真だ。右は筋トレを始めた後のアラサーになってからの写真である。血色がよいのは明らかに右のアラサーの写真だろう。自分で言うのもなんだが若干肉食度が増したようにすら思う。そしてアラサーの方が若く見える。
これは筋トレによる効果である。
久しぶりに会う友達、会う友達から「顔つき変わったね」と言われるのだ。これは筋トレで分泌される男性ホルモンのテストステロンの影響が大きい。
テストステロンは人間のやる気や意欲を高める物質ドーパミンの分泌を促進する効果があると判明している。
筋トレを始めてから自分でも「おっしゃ、やったるで」と活力があふれているのがわかる。これは定期的な筋トレのおかげだ。
⑤生活にメリハリがつくようになった
筋トレをする以前だと昼夜問わずにひたすら仕事ばかりしていた。すると必然的にダラダラと仕事してしまっていた。
今は違う。19時までに絶対に仕事を終わらせてジムに筋トレしに行こう。筋トレを軸として生活にメリハリがついている。
ジムにいくときにはスマホはもっていかずにジムに行くまでの15分ほどのジョギングや散歩を楽しんでいる。スマホは一切持つことなくただ歩くだけだが非常にリラックスできる時間だ。こういった「情報デトックス」できる時間を持つことで生活にゆとりが感じられるようになった。
私たちの今の生活はあまりにも情報過多だ。スマホでネットとつながっていると広告やゴシップ記事などありとあらゆるもののが私たちの関心を奪おうと刺激的な情報を呈示してくる。
正直、そういった過剰な情報に埋もれる生活には辟易とさせられていた。筋トレによって自然と「情報デトックス」がなされ生活の中でも安寧な時間を確保できている。
⑥食生活が改善しお肌すべすべになった
筋トレをして筋肉がつき始めると自然と食べるものに気を遣うようになる。筋肉合成のためにもっとタンパク質を摂らないと駄目だと考えるようになったり。
「今日はゆで卵をメインにレタスとアボカドとトマトをあえたサラダを作ってみよう」みといった風に食生活を律するようになったのだ。
ファーストフードは食べなったし砂糖がたくさん添加されている大好物な菓子パンなども食べなくなった。
食生活が良くなって肌がすべすべになる効果も享受できている。
⑦寝つきが良くなり睡眠の質が向上した
筋トレで身体をめいいっぱい動かしているので12時ごろあたりに強烈な眠気が襲ってきてベッドにストンと落ちるかのように眠りにつける。
遠足に行ったりハイキングにいったり引っ越しで身体を動かした日の夜はぐっすり眠れるのと同じことが筋トレで起きる。ぐっすり眠った次の日は身体が軽く感じられ精力的に仕事や活動に打ち込める。するとまた眠気が襲ってきてストンと落ちるかのようになれる。
ただし運動は寝る前の2時間以上前に済ませておこう。体温が上昇して2時間ほど下がらない。体温が高いままだと眠気がやってこないからだ。
⑧ガタイが良くなり、シャツが似合うようになる
ドミニカ人の友達の結婚式に送ったスピーチ。この動画内でTシャツを着てるが昔はTシャツは好きではなかった。
昔の私はシャツを着れば杓子がシャツから出てるような感じでガリガリが一層際立ってしまうからだ。
しかし今は違う。程よく胸筋がついているのでTシャツを好んで着るようになった。筋肉そのものがファッションアイテムとして機能すると実感している。
⑨人の反応が変わる
明らかに人の反応が変わったように感じる。自分で言うのもなんだが好意的にみられる機会が増えた。
これはいかついからとかそういう話ではないだ。実際私の身体はガタイが良いいかというとそうではない。
それよりもテストステロン値が高まりドーパミンなどが分泌されて活発なエネルギーを発するようになったからだと考える。
そういった前向きでポジティブなエネルギーを発しているからこそ人から好感度高く受け止められるのではないかと感じる。
⑩モテる
筋トレに取り組むことによって正直なところモテる度合いは増したと実感する。
メンタルの安定、自信が湧いてくる、精気みなぎる、お肌すべすべ。これらがかみ合うことで魅力度が上がったのだと思う。
さらに女性はテストステロン値の高い男をかぎ分け魅力的だと感じるという驚くべき研究もある。
豪マッコーリー大学の研究で女性は男の体臭からテストステロン値の高い男を嗅ぎ分け、さらにテストステロン値の高い男を魅力的に感じる傾向にあると判明した。
テストステロン値そのものが女性にモテる要素になうると研究で明らかとなったのだ。
さあ筋トレを始めよう
筋トレを3年ほどしてきた私が筋トレを始めたいと思ってる人や筋トレの効果・効能に疑問を持っている人に役立てればと思い仕事後のアフターファイブの時間を捻出して全力で記事を書いた。
みなさんの筋トレライフに少しでもお役に立てば幸いだ。さあ今こそ筋トレを始めよう。