えっ貯金残高マイナス?
私が大学生のころ。ある日、ゆうちょを見たらなんと残高がマイナスとなっていた。
後で知ったのですがゆうちょは担保となる定期貯金がある場合はマイナスでも引き下ろせるようでした。親が定期貯金をしてくれてたみたいです。
当時は乱費に次ぐ乱費。消費中毒で無意味に服やらDVDやらいろいろな品を買いまくっていました。でも1週間経つと「あれっなんでこんな服買ったんだろう」と後悔すること度々。
自分を振り返って思うのですが「残高0円の貧乏な状態は自己管理ができていなかった部分が大きい」です。国のせいでも親のせいでもアルバイト先の上司のせいでもなんでもなかったのです。
今は金持ちになったとは言えませんが、貧乏状態から脱し、しばらくの間は働かなくても良い状態になりました。
本記事では貧乏から這い上がるためにすべきことについて解説します。たった3つだけですし割と再現性は高いかと。
筆者プロフィール
派遣の携帯販売員でキャリア開始しました。その後、求人広告ライター、Webディレクターを経て、Web集客支援で独立。講談社の現代ビジネスでもペンネーム若旦那で執筆してます。Twitter:@Do9odyoxMHd4OHI
貧乏から這い上がるためにすべきことはたった3つ【私の経験】
貧乏から這い上がるためにして大きく分けて以下3つでした。
①自分の貧乏マインドを認識する
②消費脳から生産脳へ
③転職や副業で収入を増やす
①自分の貧乏マインドを認識する
不思議なことに貧乏人には共通している貧乏マインドと呼ぶべき思考癖があると考えます。
こんなことを言うと怒られそうなのですが、私自身もこの貧乏マインドを持っていることを認めますし、そうであるゆえに常に改善に努めています。
貧乏マインドとは以下のような思考癖ですね。
・近視眼的思考
・衝動的
・他責的
私たちが何か行動する際、その行動には意識的にも無意識的にもマインドが影響を与えています。
たとえばもし仕事で失敗した際、貧乏マインドが強い貧乏人の場合は「上司が悪い、指示の仕方が糞なんだよ!」と反応する傾向が強いです。
すると仕事はなかなかうまくいかず出世もせず、転職もできないです。さらにアイデアも湧いてこない。衝動的に浪費するのでお金も貯まらないのです。
一方で貧乏マインドとは逆の富裕マインドの人だとどう反応するか。「うーん。失敗した。どうやったらこの失敗を活かせるだろうか。どうやったら上司をうまく利用できるか」と失敗から学ぼうとするんですよね。
富裕マインドな人は以下の様な思考癖が強めです。
・長期的思考
・自制的
・自責的
富裕マインドな人ほど自己コントロールに長けていて会社だと出世しやすいし、出世しないにしても自責的に思考できるゆえに色んな改善のためのアイデアが出てくるようになります。経験を積むと自分のアイデアで独立もスッとしてしまえるわけです。
長期的思考で貯蓄し種銭を貯めてから市場で売れる商品・サービスを開発したり、もしくは副業したりと富裕になりやすいのですね。
私はなぜこういったことを考える様になったかというと『貧乏人の経済学』をはじめ貧困研究の本、認知心理学、行動経済学関連の本を読みまくって学問的にみても貧乏マインドと富裕マインドってのは存在しうると考えるようになったからです。
さらに事業に成功した友人を複数人観察して彼らのマインドが貧乏マインドの自分と極めて異なってることを痛感した経験もあるからです。
貧乏から脱するには、まずは自分の貧乏マインドについて理解を深めることが重要だと考えます。そのためには貧乏マインドを相対化する、つまり富裕マインドを知るのが手っ取り早いです。
ロバート・キヨサキの「金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 」
本田健さんの「ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 」
レイ・ダリオの「PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則 」
これらのいわゆる金持ち本を読んで富裕マインドとはどんなものか知るのが良いです。
お金がない人は公立図書館に行って読んでみてください。どれか一冊は図書館に置いてあると思います。
騙されたと思って読んでみてください。そして富裕マインドを徹底的に刷り込んでみましょう。行動や考え方が変わってきます。すぐに金持ちになるわけではないですが少しずつ物事の捉え方が変わっていきます。
これが貧乏から脱する第一歩だと考えます。
貧乏マインドについてはこちらの記事「貧乏人の思考に衝撃受けた、そしてそれが他人事でなかった」
②消費脳から生産脳へ
貧乏人から脱出するには消費脳を生産脳へ切り替えます。これは無茶苦茶効果がありました。
消費脳とはつまり商品・サービスを消費することが大好きな脳のことです。
もちろん将来、お金を生むであろう自己投資など必要な出費にはお金を使ってもOK。
でも服を買いまくったり、コンビニのファミチキを習慣的に惰性で毎日買って食べたり、コンビニに置いてあるような自己啓発本ばかり読んだり、単にインスタントにお金が消えていってしまう投資にならない消費は控えます。実際、貧乏だった私は上のような行動を取っていたわけですが、完全に消費脳だったと思います。
あと無駄に高い部屋から引っ越します。お金ないと言ってる人で家賃が7万円以上するアパートに住んでる人って結構多いように感じます。これ消費脳の行動です。
家賃って支出の大きな部分を占めてるわけでしてその家賃をガッツリ削るだけでもかなり貯金しやすくなります。
たとえば東京都内であったとしてもワンルームだったら月2万円ほどでも借りれるところ結構あります。そういったワンルームに引っ越すのをおすすめします。
家賃を浮かすだけでも貯金はしやすくなります。
そして消費脳から生産脳に切り替えるには「自分で何かを生み出す」活動をしてみるのがおすすめです。
おすすめはブログやYouTubeでコンテンツを生み出す発信活動をしてみたり、筋肉を生み出す筋トレをすることです。もしプログラミングに興味がある人ならプログラミングを習ってWebアプリを作ってみる、デザインに興味がある人ならデザインを習ってデザインをしてみるなども良いでしょう。
うまくいくとそういった活動がお金になる可能性も十分にあります。実際、私自身も遊びでブログを書いてたらそれがメディア事業になった経験もあります。
生産するのってそれ自体が楽しいので消費に目が行かなくなるゆえ、お金を使わなくなりお金が貯まりやすくなります。
③手に職をつけて収入を増やす
ノースキル仕事の場合はどうしても収入は上がっていきにくいです。たとえばウーバーイーツの配達員だと勉強することなく手っ取り早く稼げますが代わりとなる人がいくらでもいるゆえ収入は上がりません。
ノースキルな仕事は貯蓄もしにくく貧乏になりやすいです。
ノースキルな場合は何か手に職をつけましょう。一定期間勉強に打ち込んで手に職をつけると長期的には収入が大幅アップしやすくなります。
私の場合はノースキルな状態からWebマーケティングを2,3年かけて自分でサイトを運営しながら学んだのが本当に良かったです。収入がアップし貯蓄できるようになりました。
もちろん手に職をつけてもいきなり収入が上がるわけではないですが数年単位で見ると確実に収入が増します。
筆者がおすすめするのはITエンジニアやWebマーケターなどの仕事です。
理由はIT業界は伸びている業界でかつ、採用したい企業が多い(需要が多い)のに関わらず、IT領域のスキルを持っている人材が少ない(供給が少ない)からです。
原則、給料はその業界にお金がたくさん回っていることと需要と供給で決まります。現状、IT業界はホットなのでお金がたくさん回っています。でも担い手となるIT人材は少ないです。しかしIT人材を求める企業は多いです。よって給料が上がりやすくなります。凄くシンプルですね。
またIT系の職種は”自分”に蓄積した知識やスキルを活用して付加価値を生みだしていく仕事になります。良い意味で属人的な仕事な要素が強いんですね。
収入が短期で上がっていきやすいです。
おすすめの手に職仕事についてはこちらの記事「未経験ノースキルでも転職できる仕事3選」で解説していますので参考にしてください。
まとめ
繰り返しとなりますが、貧乏から這い上がるために意識すべきは大きく分けて以下3つです。
①自分の貧乏マインドを認識する
②消費脳から生産脳へ
③転職や副業で収入を増やす
これらを実行すると大金持ちになれるわけではないですが、少なくとも明日の心配をすることはなく気楽に生きれる経済状態になるのは間違いないです。みなさんの健闘を祈っています。