人生を変えるステップ③肉体労働から撤退せよ、人生が割とイージーになるぞ【経験談】
・新卒就活に失敗し内定0で大学卒業
・フリーター、○田電機で携帯販売
・貯金残高はいつも0~10万円
・非モテ
この人物はおそらく負け組に分類されるのかもしれません。かつての筆者です。
「有名大企業で海外駐在を経験しビジネスをバリバリやる。年収800万円もらって新車を購入し合コンでモテモテうほうほ」かつての私はそういった世間一般の成功像に憧れているところがありました。
私の高校・大学同窓生や家族、親戚は基本的にこういったキャリアを歩んでる人が多かったのです。その影響で私も同じような生き方を自然と志向するようになっていました。
しかし私は新卒就活に失敗し、大学卒業後は〇田電機の携帯販売員となりました。
さらに20代前半から中盤にかけては貯金残高は常に0~10万円をウロウロ。さらに携帯販売で知り合ったキャンギャルに下心満載で声を掛け続けますが玉砕に次ぐ玉砕。非モテです。
そうした負け組であった私ですが、まだ内心では何か煮え切らなさ、プライドのかけらがあったんでしょう。
携帯販売コーナーに立ちながら「みんなレールに乗ってるだけの無能だな。社畜になってだっせー奴らだ」と思っていました。
はっきり言って相当痛い奴だったと思います。自分は新卒就活に失敗して携帯販売員だったわけですが、その負け組の自分を肯定したいがために社畜批判に走っていたのです。
SNSでは「会社にぶら下がるな」「搾取される社畜になるな」といきっているインフルエンサーをこっそりフォローして「そうだ、そうだ」と便乗する始末です。
これは新卒で採用されなかった自分を肯定したい、ちっぽけなプライドを守りたいがための行動だったのです。
他人を批判したくなるのは、往々にして心の奥底で自分をみじめに感じている時なんですよね。このネガティブな思考が何より問題なのは自分が影響力を及ぼせないことにばっかりエネルギーを浪費していた点です。どれだけ他人を批判してうじうじ、粘着しても現実は一ミリも変わらず負け組の泥沼にはまっていきました。
そんな負け組の模範だった私でしたがある些細なことをきっかけに人生が好転し始めました。本当に人生ってどう転ぶか分からないものです。詳しくは本文で解説します。
筆者プロフィール
大学卒業後、派遣の携帯販売員でキャリアをスタート。その後、求人広告ライター、Webディレクターを経て現在は企業のWeb集客の助っ人や自身で複数のサイトを運営して生計を立ててます。
講談社の現代ビジネスでもペンネーム若旦那で連載中です(以下リンク)
(https://gendai.ismedia.jp/list/author/wakadannna)
Twitter:@Do9odyoxMHd4OHI
負け組とは社会での競争に負けた人のこと、つまり私のこと
そもそも負け組とは何なのか。
負け組について理解を深めるには勝ち組とは何なのかについて理解を深めるのが手っ取り早いです。
勝ち組とは「社会での競争に勝って成功した意識が高い側の人や組織」のことです。
たとえば就活に成功し、大手企業やイケイケのベンチャー企業に就職し高収入やモテるステータスを得ている人は勝ち組と言えるのではないでしょうか。
一方で負け組とは筆者のような経歴の人のことでしょう。
新卒就活に失敗し内定0で大学卒業
↓
フリーター、○田電機で携帯販売
↓
怪しいネオニート
負け組とはザックリ言うと「社会での競争に負けており、意識も低い人」のことを指すと言ってよいでしょう。
>>ネオニートになりたい?悪いこと言わんからやめとけ、人生棒に振る
負け組とか勝ち組とかどうでもよくなってから人生好転し始めた
本当に不思議なことですが負け組でいいやと自分を承認できてから人生好転し始めました。
「えっなんで?」そう思われますよね。
これを説明するにはスティーブン・R・コヴィー氏の名著「7つの習慣」で出てくる「関心の輪」と「影響の輪」という概念が有用です。
関心を持っている対象について「関心の輪」と呼んでおり、その中で「変えられるもの、影響できること」については「影響の輪」と呼んでいます。
自分が変えられる、影響を与えられる影響の輪にある事柄の例としては筋トレだったり仕事への取り組み方だったり、副業などがあります。
自分のエネルギーや時間をこの影響の輪に集中させることで人生が好転しやすくなります。エネルギーとは私たちが持っている”有限”な認知能力とも言い換えられるでしょう。
一方で関心の輪にばっかりエネルギーや時間を注いでいると現実は何も変化しないです。
自分のことを負け組と認められなかった当時の私は関心の輪にばっかりエネルギーが向かっていました。社畜批判をしてみたり自分の現実に関係のない事柄にばっかりエネルギーを注いでたいのです。
安部が-、小泉が-、森が-、菅が-根拠なき政治批判、社畜批判、自分が影響力を及ぼせない関心の輪にばっかりエネルギーを注いでいると負け組の泥沼にはまっていきます。
いやマジであのままズブズブ、ダラダラ、グチグチと関心の輪にばっかりエネルギーを浪費していた人生を想像するとゾッとします。
ラッキーなことに私は自分を負け組と承認できるようになってから、「まあ負け組でも何でもいいや、自分のやれることからちょぼちょぼやっていこう」と考えるようになり影響の輪にエネルギーを集中できるようになったのです。
クラウドソーシングサイトでWebライティング案件を獲得してみたり、自分でWebサイトを立ち上げて記事を書いてみたり、とにかく雑魚な自分でもやれることを少しずつ積み重ねていきました。Web周りの経験値を積んでいき最終的にはクライアント企業のWebマーケティング支援も手掛けるようになりました。
自分を負け組と認められるようになって、影響の輪に集中できるようになることで人生が好転したのです。
「負けて勝つ」のが大切
私は負け組経験を積んだことで社会的ステータスとか肩書とか、役職など外面を重視する考え方や物の見方から離れることができたのも良かったと感じます。自分にとってどうでもいい競争から解き放たれ、エネルギーを注がなくてよくなったからです。
それより自分が勝ちたいと思っている勝負にリソース、エネルギーを集中させて勝つことがよっぽど重要だと考えるようになりました。
人生においてやはり”勝負”は避けられないですし勝負に勝つ必要はあります。負け組になると”どの”勝負に勝ちたいのかより真剣に考えるようになります。というか考えざるを得なくなるのです。
私の場合なら小規模なWebサイトを複数運営して成長させ収益を上げて勝負することにしました。これだけでも十分生活できるようになりました。
また、これは友人の友人の例ですが同志社大学を卒業してからデリ〇ルドライバーをして食いつないでいました。一般的に見ると負け組ですよね。
しかし、彼はデリ〇ル嬢を待っている車内でずっと起業のアイデアを考えていました。
ある時、某市が運営していた空き家の掲載サイトを発見。その空き家を安値で買い取って改装し高齢者向けに格安で貸し出すビジネスモデルを考案します。
それが当たって今では金銭的自由と時間の自由を勝ち取っています。負けて勝つを地で行ってます。
負け組の職業とは?それは有名企業だろうが、零細企業だろうが関係なく存在してます。
「俺にはあんたが言うような事業なんて起こせる自信ないよ。でも今の仕事は薄給な上にストレスたまるし負け組かも。何より将来が見えないんだよな。どうしたらいい?」
そんな人もいるかもしれません。私は携帯販売員としての勤務経験から、経済的に困窮しやすく、負け組になりやすい職業は間違いなくあると確信しています。
その職業の特徴は「自分に知識やスキルが蓄積されない肉体労働」です。
経営学の大家ドラッカー先生は労働を以下の2つに分類しています。
肉体労働:マニュアルに沿ってできる仕事を担当する労働
知識労働:専門知識を特定の仕事に応用して成果を出す労働
前者の肉体労働はマニュアルに沿ってできる仕事であり、自分に蓄積される仕事やスキルはあまりありません。
私がかつてしていた携帯販売員、飲食店、接客、工場のライン作業員などマニュアルに沿ってできる肉体労働の職業は経済的な意味で負け組になりやすい職業と言えるかもしれません。
マニュアルに沿ってできる仕事は原則誰でもできますし付加価値を求められていないため収入は安くなりがちです。いくら飲食店の接客で挨拶がうまくてもそれが店の売上を爆上げするわけではありませんからね。
あといくらホワイトな有名企業でも社内の調整スキルしかつかないような仕事であれば、それもまた肉体労働と言えるでしょう。
肉体労働の場合は歳を取ってから「クビになって再就職が見つからない」みたいなことになりがちです。企業も安く雇えて勝つ体力のある若者を優先しますからね。
一方で知識労働になるとその人によって企業の売上が爆上げすることも多々あります。たとえば私の本業であるWebマーケターだとWebマーケターの腕いかんによって売上は爆上げします。それゆえ経験を積んでいる知識労働者は報酬がぐんぐん上がっていきやすいです。
さらに知識労働の場合は経験を経て”自分”に知識・スキルが蓄積されるわけで年齢がある程度いっても転職先は見つかりやすいです。
なので有名企業勤務とかにこだわらず無名企業でもいいので知識労働の職種につくのを選択しておいた方が長期的に見ると良いと私は思います。ここでも「負けて勝つ」のが重要に思いますね。
ちなみにITエンジニアとかWebマーケターとかはこの知識労働で狙い目の職種です。理由は未経験からでも入っていきやすいからです。
>>肉体労働から撤退せよ、人生が割とイージーになるぞ【経験談】
まとめに代えて:勝つことばかり知りて、負くること知らざれば、害その身に至る。
徳川家康がこんな名言を残しています。
勝つことばかり知りて、負くること知らざれば、害その身に至る。
人生、勝ってばかりいる勝ち組だとやっぱり大きくコケるタイミングがどこかでくるもんだと思いますね。
というのもやはり人間は驕るものであり、驕った時には現実を認識する能力が著しく低くなりがちだからです。
「数十年ずっと有名企業にいたけど企業もろとも傾き人員整理のためにリストラされる。今更、別の中小企業に移るのも難しくなってしまう」みたいなのはよく聞く話ですよね。負けたことがないゆえに大きな負けをどこかで喫する場面が出てくるわけです。
そう考えると小さな負けを許容しながら生きていく方が実は安定するのではないかと私は思うのです。負けから学ぶことで現実をよりクリアに見ることができ、進む方向性を軌道修正できるからです。
負け組、勝ち組なんて極めてどうでもいいことです。そんな外面を競うどうでもいい競争から離れましょう。
自分が影響を与えられる、変えられる影響の輪の物事に意識、エネルギーを注力できるようになればそこから人生は好転し始めます。
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