スクール多すぎでしょ!いっぱいありすぎて選べないんだけど。
まず冷静になろうか。そもそも良いスクールて何か君は分かってるか?まずはそっからだな。なんとなくのイメージでスクール選んでるようだと普通にカモられるぞ。良いスクールばかりじゃないからな。
良いスクールってどんなスクールか。講師が親切で優しいスクールかな、有名なスクールかな、うーん。考えたこともなかったな。てかあなた誰?
スクール業界の者だ。今暇だし優良なスクール選びの戦略を教えてやってもいいぞ。私の言うことを信じるも信じないも君次第だ。まあ聞いて損することはないと思うがな。
良いプログラミングスクールに共通している特徴は一言で表せますね。
アウトプット重視のカリキュラムで優秀な講師から適切なフィードバックをもらえる
うーん、いまいちよく分からない…
英語で考えると分かりやすいです。
英語を話せるようになるには文法や単語などをインプットした後は実際に話してみるアウトプットが欠かせませんよね。
さらにアウトプットしぱなっしでなくそのアウトプットを講師のフィードバックをもとに修正していく必要があります。
無茶苦茶な発音と無茶苦茶な文法で会話できたとしてもそれは英語を話せるようになったとは言えませんよね。
その都度、自分の発音や文法に対して講師からフィードバックをもらって修正していく必要があります。
プログラミングに関しても同様で、実際に手を動かしコードを書いてアウトプットしつつ講師からフィードバックをもらって修正していく必要があります。
さもなければ変な癖がついて使い物にならないプログラミングスキルが身についてしまう可能性もあります。
繰り返しますがスクールの価値は「アウトプットをガンガンしながらそのアウトプットを修正するための適切なフィードバックをもらえる」ことにあるんですね。この環境は独学だとまず用意できませんからね。
良いスクールほど「アウトプット重視のカリキュラムで優秀な講師から適切なフィードバックをもらえる」傾向が強いです。
悪いスクールはその逆で「ひたすらインプットしかせず講師は非エンジニアだったり質が極めて悪い」傾向が強いです。
良いスクール | 悪いスクール | |
---|---|---|
アウトプット | ○ インプットしたらがんがんアウトプットしていく | × ひたすらインプットばかりしてアウトプットなし |
フィードバック | ○ 講師は原則、現役エンジニア。すぐ答えは言わずヒントを与え受講生自ら答えに辿り着けるよう導く。 | × 講師は非エンジニアな場合が多い。カリキュラム内の質問には答えられるがすぐ答えを言う傾向あり。 |
以前、取材した人で「マンツーマンレッスンで爆速で稼げるプログラミングスキルがつく」というキャッチフレーズに煽られてスクールを受講した人がいました。
そのスクールの実態は「基本は動画視聴で学習し、質問があれば教室にいる非エンジニアの講師が質問対応する」というもの。インプットしかできずフィードバックの質も極めて悪かった様です。
もちろん稼げるようにはならず受講料40万円は水泡に帰しました。
カモられないためにも良いスクールの特徴を踏まえたうえでスクール選びに挑みましょう。
編集部(須賀)より
編集部の須賀です。これまで20社以上のプログラミングスクールと受講生を取材してきました。各スクールの教材や講師についても授業を受講しチェックした上でおすすめスクールをこちらの記事「本当に力のつくおすすめプログラミングスクールまとめ」で掲載しています。
カモられないプログラミングスクールの選び方
失敗しないスクール選びの手順は以下です。
ステップ1.良いスクールを選ぶための判断基準を確かなものとする
ステップ2.目的に沿ってスクールを選ぶ
ステップ1.良いスクールを選ぶための判断基準を確かなものとする
見て見て、このスクール転職成功率凄く高いし、転職できない場合に受講料返金してもらえる転職保証もあるみたい。どうかな?
そういう”分かりやすさ”に飛びつくのはよろしくない。転職成功率は受講生に転職しやすいブラック企業を紹介すればいくらでも上げられる数字だぞ。参考にするデータではない。
転職保証は悪い制度じゃないけど、スクールの紹介する求人を断れば簡単に失効する制度だぞ。たとえばブラック企業の求人を紹介されたとしてその求人を断れば転職保証は失効する。
スクールを選ぶ場合はそういう分かりやすい制度やデータはあまり参考にしないがいいぞ。
もうグチグチ細かいわね!じゃあどうやって選んだらいいのよ?
細かくて悪かったな。ただ最初に「どの情報を参考にすべきか」をはっきりさせとけばスクール選びはうまくいくんだ。判断基準を確立することが肝要だ。判断基準がフワフワしてるといつまで経っても良いスクールを選べないし悪いスクールにカモられる可能性も上がる。
前提だが良いスクールは「アウトプット重視のカリキュラムで優秀な講師から適切なフィードバックをもらえる」スクールだ。以下で良いスクールを見極めるためのポイントを教えてあげよう。
ポイント1.講師の質ー適切なフィードバックをもらえるか
ポイント2.カリキュラム・教材ーアウトプットをガンガンできるか
ポイント3.学習習慣形成ー進捗管理があるか
ポイント1.講師の質ー適切なフィードバックをもらえるか
適切なフィードバックはプログラミングスキルを延ばすうえで最も重要と言ってよいだろう。ただこのフィードバックの質はスクールごとに大きな差がある。
どうやったら良いフィードバックをくれるスクールなのかどうか見極められるの?
「講師がヒントを与え考えさせてくれる」という評判があるスクールはまず間違いなく講師の質が高い。
講師がすぐ答えを教えるのではなく、答えに辿り着くためのヒントを与えてくれるスクールこそが良いスクールです。「魚をただ与えるのではなく魚の釣り方を教える」スクールと言えるでしょう。
単に答えを教える「魚を与える」方が講師からすると楽です。受講生にとってもその瞬間すぐ答えを教えてもらった方が楽です。スッキリしますね。
しかしそれだと受講生はいつまで経っても自ら答えに辿り着くための力がつきません。
本当に力をつけたいのであれば「講師がヒントを与え、考えさせてくれる」魚の釣り方を教えてくれるスクールを選びましょう。
また講師は現役エンジニアであるのがベターです。
初学者レベルなら非エンジニア講師でもカリキュラム内のことに対しては対応できます。
しかしある程度知識やスキルがついてくるとカリキュラム外のことも質問したくなるんですよね。
リサーチ会社のマクロミルが実施した調査で独学でプログラミングを勉強している人の54%(対象:20~39歳の男女1105名)が「現場の技術やノウハウ」など独学で身につかないことを”現役エンジニア”の講師から教わりたいと回答しています。
非エンジニア講師だとカリキュラム外のことには回答してくれません、というか回答できないです。
あと現役エンジニアだからこそ以下の様な現場視点でのフィードバックをもらえます。
・そのWebサービスの保守性は高いか?
・そのWebサービスは多くの人に使用されても動くか?
・そのソースコードは他の人から見て読みやすく可読性は高いか?
ポイント2.カリキュラム・教材ーアウトプットをガンガンできるか
質の高いカリキュラムは質の高い講師と同じくらい重要だ。課題重視でアウトプットをガンガンできるカリキュラムのスクールを選ぼう。アウトプットする中で力がつくものだからな。
逆説的ですが「カリキュラムが難しい」という評判の立っているスクールを選んだ方が良いです。
カリキュラムが難しいという定評のあるスクールはアウトプット重視のカリキュラムの可能性が極めて高いからです。
当メディアで取材してきたスクールでもカリキュラムが難しいと評判のスクールほど卒業生がエンジニア転職で結果を出していました。しっかり力がついてるのです。
受講生自ら必死で調べ考えながら機能を実装していくことが求められるゆえ「カリキュラムが難しい」という一見すると不評の様な声が出てるのです
ただしこの「難しい」という評判こそ良いカリキュラムの証ですね。
そもそもエンジニアリングの現場で答えを教えてくれる人は誰もいません。自分で自ら調べ、考えて答えを出す自走力が求められます。
質の高いカリキュラムほど受講生自ら調べ考えて答えに辿り着けるよう自走力を養成する狙いで敢えて難しく設計されています。
一方で「カリキュラムが分かりやすい」という評判のあるスクールは避けた方が良いでしょう。
お手本のコードを見ながら決まった内容を学んでいくカリキュラムな可能性が高いです。
インプットするだけで負荷がかからず簡単なので「カリキュラムが分かりやすい」という評判が立ちやすいのです。
でも正直、インプットだけならスクールではなくオンライン教材のProgateの方がおすすめです。
スクールの価値はアウトプットに対して講師から適切なフィードバックをもらい使えるスキルを身に着ける点にあります。
良いスクールは受講生から嫌われる覚悟でアウトプットを要求し受講生の頭に汗をかかせるカリキュラムを有している傾向があります。
良いスクールには優しい厳しさがあると言えるでしょう。
ポイント3.学習習慣形成ー進捗管理があるか、コミュニティがあるか
独学にはないスクールならではの価値が「人」だ。知的努力には社会的伝染性がある。つまり学習意欲ややる気は他の人から伝染するということだ。熱意のある講師や仲間のいるスクールを選ぶと良いだろう。この価値は計り知れないものがあるぞ。
スクールを利用するもう1つの価値は学習に挫折するのを防ぎ、モチベージョンを保ちやすくする進捗管理やコミュニティにあります。
以下の様な仕組みや工夫が挙げられます。
・定期的な進捗管理
・定期的なマンツーマンレッスン
・受講生同士で教え合える、競い合えるコミュニティ
・教室に通学
定期的に講師による進捗管理があると「講師に申し訳ないからしっかり勉強しておかなくちゃ」と一定の強制力が働きます。意外とこういった小さな強制力が学習を継続する上では重要です。
学習仲間と交流できる学習コミュニティがあると尚良いでしょう。
知的努力、つまり学習意欲は伝染性がありコミュニティのメンバー間で伝染していくものなのです。
この理屈は簡単でして「奴に負けてたまるか!」「奴よりもっとイケてるアプリ開発してやるぞ!」という競争心が煽られるからですね笑
通学型かオンライン型のどっちが良いか
通学型かオンライン型か迷っている人もいるかもしれません。
それぞれのメリットとデメリットを解説しておきますね。
種類 | メリット | デメリット | 向いてる人 |
---|---|---|---|
オンライン型スクール | ・いつでもどこからでも学べる ・料金が安め | ・強制力が少ない ・学習仲間との交流が薄め | 自律的に学べる人 |
通学型スクール | ・強制力が強め ・学習仲間との交流がある | ・料金が高め ・地方や郊外の人は受講できない | 教室で学ばないと学習を続けられない人 |
通学できる教室は学習習慣を形成する上で一定の意味はあるでしょう。
しかし当メディアで取材してきた中ではオンライン型スクールでも学習を継続できている人はたくさんいました。教室は必須項目ではないでしょう。
あと通学型スクールは教室という固定費が受講料に上乗せされるので料金がどうしても高くなりやすいです。
お金に余裕があり、どうしても通学したい場合は通学型スクールを選ぶと良いでしょう。
ステップ2.目的に沿ってスクールを選ぶ
良いプログラミングスクールを見極める判断基準が確立できたら後は目的に沿ってスクールを選ぶだけだ。
プログラミングを学ぶと一口に言っても目的によって学習すべきプログラミング言語や内容は異なります。ゆえに受講すべきスクールやコースも変わってきます。
たとえばエンジニア転職をしたい人がPythonを学習するのはおすすめできません。Pythonは業務を自動化したり効率化するために学ぶのはおすすめです。しかしPythonのエンジニア求人は圧倒的に少ないです。
目的と異なる内容を学習しても目的を達成できず挫折しやすくなります。まずはプログラミング学習の目的を明確にすることが重要です。
目的は大きく分けて以下3つに分かれるでしょう。
・エンジニア転職
・副業、フリーランスで稼ぐ
・教養として学ぶ、業務効率化のために学ぶ
エンジニア転職
エンジニア転職であればJava、PHP、Rubyのどれかを学ぶのがおすすめです。
求人が多い順に「Java > PHP > Ruby」となります。
ただし言語ごとに就職できる企業のタイプに違いがあります。
Ruby
Web系エンジニア転職希望者にはRubyがおすすめ。
Rubyを使用している企業はモダンな技術を使用している企業の可能性が高くスキルアップしやすいのと実務未経験歓迎の求人が多め。
また私服OK、フレキシブルタイム制の今風なエンジニアの働き方をしている企業の求人が多いです。
PHP
地方でエンジニア転職したい人にはPHPがおすすめ。PHPは古くからECサイト開発やWebサービス開発に利用されている言語で日本全国の中小企業から大企業まで幅広く使用されています。地方にも求人が多め。
Java
とりあえず絶対就職したい人にはJavaがおすすめ。官公庁や金融機関などでの大規模なシステム開発でJavaが使用されるケースが多いです。スーツでの勤務など固めの職場の求人が多い傾向があります。
ポートフォリオ制作ができると尚良し
エンジニア転職においてはポートフォリオ(オリジナルWebアプリ)を持っているのは必須ではありませんが、あると有利になります。
企業は採用においてエンジニアの素養である以下を見てきます。
・自走できるか
・サービス志向があるか
・論理的思考力があるか
ポートフォリオを見ながら質問すればその人に自ら学び開発できる自走力があるか、ユーザーに寄り添って開発できるか、しっかりロジックを組める論理的思考力があるかはすぐに分かります。
ポートフォリオのある求職者の方が採用企業から見て能力やマインド、働く姿勢を判断しやすく選考に有利になりやすいです。そういった意味でポートフォリオを作れるスクールを選んで損はないでしょう。
エンジニア転職で評価されやすいポートフォリオの例を挙げますね。
以前、スクールのRUNTEQ卒業生の俵健太朗さんに取材しました(取材記事はこちら)。
俵さんが制作したポートフォリオは本と本を繋げる書籍レコメンドサービスの「二冊目」です。
アマゾンもアルゴリズムによるリコメンドはありますが、それだと”人のぬくもり”が感じられないと俵さんは問題意識を持っていました。
それで俵さんは「本に対する志向や感想が似てる人のお気に入りのおすすめ本を読めたらいいな」、「共感で本をつなげていきたいな」と思って「二冊目」を開発したそうです。
この様なユーザー目線に立った使いたくなるサービスをポートフォリオに持っておくとエンジニア転職において企業から評価されやすいです。
副業、フリーランスで稼ぐ
副業で稼ぎたい人であればプログラミング言語のPHPを学べるスクールがおすすめです。
PHPは企業に幅広く使用されているWebサイト制作ソフトウェアのワードプレスを構成している言語です。
そのためPHPを使ったカスタマイズや改修の案件など副業にぴったりな工数の案件がたくさんあります。
たとえばクラウドソーシングサイトには「PHP」を使った「お問い合わせフォームの追加」など簡単な案件が多数掲載されています。
PHPを学習してWebサイト制作や改修ができるスキルを身に着ければ副業可能です。月5~15万円ほどの副収入を見込めるでしょう。
教養として学ぶ、業務効率化のために学ぶ
教養として学ぶ、業務効率化のためにプログラミングを学ぶのであれば言語Pythonの学習がおすすめです。
Pythonを使うとデータをスプレッドシートにコピペする手作業やメールを自動返信するプログラムを組んだり、顧客データのインサイト分析を自動化する等業務効率化に役立てることができます。
またPythonは比較的分かりやすい言語なので初心者からでも入っていきやすい言語なので教養として学ぶのにもおすすめです。
特にコンサルや営業、マーケターが本業にプログラミングを活かす上で有用な言語です。
エンジニア転職したいものの経済的に厳しい人は無料スクールを利用しよう
一部有料スクールには今すぐ受講料を払えない人向けに分割払いを用意しているスクールもある。だがその金利は20%近く消費者金融よりも高いという笑えない話まである。そんな借金漬けになるような真似をするより無料スクールを受講した方が間違いなく良いぞ。
なんで無料なの?タダより高いものはないって言葉があるわよね。大丈夫かな?
無料スクールだからと言って警戒しすぎなくても大丈夫だ。もちろん留意すべきデメリットもある。デメリットについて納得したうえで利用すれば特に問題は起きない。
無料スクールは有料スクールとビジネスモデルが違うんだ。無料スクールのビジネスモデルは以下のようになっている。
スクールは受講生を教育
↓
受講生が卒業後、スクール提携企業に就職
↓
提携企業が紹介報酬をスクールに支払う
あなたが就職する企業があなたの代わりに企業にお金を払っている構図となります。
無料スクールが違法なわけではないので安心して受講して大丈夫です。
特に経済的に厳しい人には無料スクールはおすすめです。ただ留意点もあるので以下で詳しく解説していきますね。
・対象年齢
・スクール提携企業への就職必須
・学習言語は固定されている(基本はJavaです)
対象年齢
無料スクールは30歳以下としているスクールが多いです。
この理由ですが30歳以上になるとエンジニア転職の難易度が上がるからです。
紹介報酬で成り立っている無料スクールのビジネスモデル上、30歳以上を受け入れると赤字になるので年齢制限が設けられています。
スクール提携企業への就職必須
スクールが提携する企業への就職が必須もしくは前提のスクールが多いです。
これも当然の話で無料スクールは企業からの紹介報酬で成り立っているからです。
もし提携企業に就職しなければ違約金として数万円~20万円ほど支払わないければならない違約金制度があるスクールもあります。
そういったリスクを避けるためにも違約金制度がない無料スクールがおすすめです。たとえば無料スクールのプログラマカレッジは違約金制度がないです。
無料スクールは提携企業はSES企業が多めな点も事前に了承しておきましょう。
SES企業:「エンジニアがいなくて困っている」クライアント企業先にエンジニアを派遣している企業
受託開発企業:クライアント企業からシステム開発の案件を受託し開発している企業
自社開発企業:自社でWebサービスを開発・運営している企業(例:メルカリ)
詳しくは以下記事を参考にしてください。
学習言語は固定されている
無料スクールの多くは学習言語は固定されています。Javaを学習するスクールが大半です。
なぜJavaを学習するのかというと求人が最も多くエンジニア転職しやすいからですね。
習得難易度が高めのJavaを習得すればRubyやPHPの習得はかなりスムーズになるぞ。だから最初にJavaを学習するのも選択肢としては悪くないだろう。
ただしWeb系企業に絶対に行きたいなら無料スクールはやめとこう。Web系企業はRuby on Railsを使用しているからだ。Ruby on Railsを学べWeb系企業への就職に強いスクールのRUNTEQがおすすめだ。
受講したいプログラミングスクール像がある程度わかったら
受講したいプログラミングスクールがどんなスクールなのか明らかになってきたら早速スクールを探していきましょう。
スクールを受講した受講生の口コミをチェック
火のない所に煙は立たずという諺がありますが、その通りで受講生の口コミが悪いスクールはやはり講師の質、学習サポートの中身も良くないケースが多いです。
一方で受講生の口コミが概ね良いスクールで地雷スクールは少ないです。行きたいスクールがあれば入念に口コミをチェックするのがおすすめです。
無料レッスンやカウンセリングに参加する
そのスクールが有料かどうか判断する1つの基準としておすすめしたいのが無料レッスンやカウンセリングを担当した担当者が「親身になって相談に乗ってくれたかどうか」です。
優良スクールほど売り込む雰囲気はなくこちらの希望に沿って親身に学習計画を提案してくれたり相談に乗ってくれます。
当メディアが実際にカウンセリングに覆面取材した経験ではRUNTEQ、DMM WEBCAMP、ポテパンキャンプ、TechAcademy、CodeCamp、TechAcademyあたりのスクールが凄く良かったです。
スクールいっぱいありすぎなのよ。おすすめスクールを何個か教えてくれない?
以降ではおすすめスクールを5つ紹介しますね。
有料のおすすめプログラミングスクール3選
RUNTEQ | DMM WEBCAMP | TechAcademy | |
---|---|---|---|
期間・料金 | 5~9か月 39万8000円 | 3か月 62万8000円 | 1か月~ 12万9000円~ |
学習言語 | Ruby | Ruby | Ruby、PHP、JavaScript、Pythonなど選択可能 |
受講形態 | オンライン | 通学 または オンライン | オンライン |
ポートフォリオ制作 | あり | あり | あり |
講師 | 現役エンジニア | 現役エンジニア | 現役エンジニア |
目的 | エンジニア転職 | エンジニア転職 | エンジニア転職 副業 教養 |
RUNTEQ
期間・料金 | 5~9ケ月39万8000 円(税別) |
スクールの強み | エンジニア転職(働きながら受講可) |
学習内容 | HTML/CSS Ruby/Ruby on Rails オリジナルWebアプリ開発 |
受講形態 | オンライン |
講師 | 現役エンジニア |
ポートフォリオ制作支援 | 〇 |
対象年齢 | 制限なし |
現場にすぐ入れる技術力のつくカリキュラムと学習に挫折させない神レベルのコミュニティ
RUNTEQは少し長めの受講期間5~9か月で学習して高いレベルの技術力をつけたうえで就活に挑みます。そのため就職難易度の高い自社開発企業への就職に成功している受講生を多数輩出しています。
高い技術力がつき、自社開発企業にも就職できる秘訣はカリキュラムにあります。
就職難易度
自社開発企業>受託開発企業>SES企業
就職難易度は自社開発企業が高めです。自社開発企業は自社のWebサービスで利益を生み出しています。エンジニアはその利益に直結するWebサービスをしっかり作れる力がないと足手まといになります。
それゆえに自社開発企業は未経験に対しても高めの技術力を求める傾向が強いです。自社開発企業を目指すのであれば800時間前後の学習時間を投下して一定の技術力をつけたうえで就活に臨むのがベターです。
一方でSES企業だととりあえず客先にエンジニアを派遣すれば利益を生み出せます。それゆえに未経験に対して採用時点で高い技術力は求めません。
SES企業はエンジニアの派遣会社みたいなものをイメージしてもらうと分かりやすいでしょう。
SES企業だとさほど技術力が高くなくても就職できる可能性が高いです(もちろん企業にもよります)
ただしSES企業は派遣される現場によって使用する言語やスキルが異なるのでじっくりスキルを磨きにくいデメリットがあります。
比較して自社開発企業や受託開発企業は使用する言語やスキルが固定されています。ゆえにじっくり開発経験が積めてエンジニアとしての市場価値を高めやすいメリットがあります。
しかしながら一括りに自社開発企業が良い、SES企業は悪いとは言えません。
自社開発企業からSES企業に転職してる人もいます。
SES企業だといろんな職場を経験していろんなスキルを習得できる良さ、「職歴書を汚さずしてキャリアチェンジできる」メリットもありますからね。
どの種類の企業が良い悪いではなく志向性や目指すキャリアプランに応じてどの企業に行くか選ぶと良いでしょう。
先日、RUNTEQ卒業生で現在は自社開発企業でエンジニアとして勤務している俵健太朗さんに取材した際にこんなコメントを頂きました(取材記事はこちら)
RUNTEQのカリキュラムで勉強した技術知識は本当にそのまま今の現場で活かせてます。
「この仕事内容、たしかRUNTEQでやったぞ、どっかで見たぞ」そのくらいのレベルで実務に通用するカリキュラムです。
特にカリキュラムの応用編では既にあるWebアプリのコードを読み解き、バグ修正したり機能を追加するコードリーティングスキルを鍛えられます。
実際の開発現場ではすでにあるコードを読んで修正箇所を特定して改善する仕事が多いのでRUNTEQで習得したコードリーティングスキルはそのまま役立つわけですね。
他のスクールでRUNTEQほど現場の仕事に近い課題を取り入れてるスクールはないですね。
課題を終えるとそのたびに以下の様に自動コードレビューでチェックしてもらいます。
この自動コードレビューを突破しない限りは前に進めないので理解していないまま進むことはできないようになっています。これまた良いですね。あやふやな理解のままカリキュラムを進んでしまうのを阻止しているわけです。
もちろん課題で分からない点があればいつでも現役エンジニアの講師に質問することが可能です。
講師はすぐ答えを教えてはくれず、少しずつ自分で答えに辿り着けるように示唆してくれました。こういう着眼点で調べたらいいんだとか。こういうサイトを参考にすると便利だよとか。自分で答えを見つけ出せるようにじっくり教えていただけました。
魚を与えるのではなく魚の釣り方を教える質の高いフィードバックを与えられる講師がRUNTEQにはいると分かりますね。
RUNTEQでは力がつきやすく最終的にはハイレベルなオリジナルWebサービスをポートフォリオとして作れるようになっています。
以下は俵さんが開発した本と本を繋げる書籍レコメンドサービスの「二冊目」です。
「二冊目」では本のレビューを書いた人がまた別の2冊目に読んでもらいたい本を紹介できます。
アマゾンでもアルゴリズムによるリコメンドはありますが、それだと”人のぬくもり”が感じられない。
そこで俵さんは本に対する志向や感想が似ている人のお気に入りのおすすめ本を読むことができ、”共感”で本をつなげることを狙って「二冊目」を開発したそうです。
俵さん自身がそういうサービスが欲しいと思って開発したそうですね。
オリジナルWebサービスの開発においてサービス志向を意識できるアドバイスをたくさん貰えたのはRUNTEQならではの良さだと思いました。
「二冊目」の開発においては「もうちょっとジャンルを絞り込んで特化させたらユーザーがつきやすいんじゃないか」というフィードバックを講師や先輩受講生からもらえました。
自社開発企業は採用においてその人がサービス志向を持っているかどうかをチェックする傾向が強いです。
というのも自社開発企業は自社のWebサービスで利益を生み出しているわけで、いかにユーザーに寄り添ってサービスを作れるかが最重要になるからですね。もちろんサービスを作っているエンジニアにもサービス志向は求められます。
サービス志向を磨ける機会が多いのは自社開発企業を目指すうえで明らかなメリットでしょう。
また学習に挫折させないRUNTEQのコミュニティの充実ぶりは目を見張るものがあります。スクールの中でも図抜けています。
まず受講生同士、お互いの進捗状況がSlack上で丸わかりなので「負けてたまるか!」と競争心が煽られます。
もちろんコミュニティは競争のためだけのものではないです。
学習をしている必ずモチベーションが落ち込むことがあります。そんな場合でもコミュニティに救われることがあるようですね。
ある時、進捗の早い人と自分を比べ過ぎててしまって「自分にはエンジニア向いていないんじゃないか」と落ち込んだことがありました。
そんな時はRUNTEQコミュニティのみんなに救われました。先輩受講生には「俺もそこ全然分からなくて躓いたんだよ。でも、あと少し学習続ければわかるようになってくるよ」と励ましてもらいました。
またRUNTEQ運営サイドには講師以外にバディ(相棒)という役割のスタッフがいます。
そのバディが日々受講生の進捗確認をしており「何か質問や困ってる事ないですか?」と声をかけてくれモチベーションを維持しやすいです。
「エンジニアに向いていないかも」とふさぎ込んでいた時はバディから「一時的にそう思ってしまうのは仕方ないですよ。でもここまで頑張ってきてるし必要な知識がつけば徐々に前に進めると思いますよ。このサイトとかこの書籍みたら役立つかもしれません」と必要な知識をリコメンドしてもらえたのは凄く助かりました。
同期同士の交流も活発。勉強会の様な真面目なイベントのほかに受講生同士の交流も活発でオンライン飲み会なども開催しています。
キャリア相談会あり
RUNTEQは現在、キャリア相談会を開催しています。
現役エンジニアのキャリアカウンセラーが現状のエンジニア転職の難易度、エンジニアになる上でどの様なキャリアを形成していくと高収入を得られるのか等、転職市場の動きを踏まえたうえで説明してくれます。
公式サイト
https://runteq.jp/
以下はRUNTEQ受講生の俵さんへの取材記事です。
DMM WEBCAMP
期間・料金 | 3か月62万8000円(税別) |
学習内容 | HTML/CSS Ruby/Ruby on Rails オリジナルWebアプリ開発 チーム開発 |
受講形態 | オンライン&教室に通学も可能 |
場所 | 東京渋谷校、新宿校 大阪難波校 |
講師 | 現役エンジニア |
自習室利用可能時間 | 11時~22時 |
質問対応 | 〇ビデオ電話&オンラインチャット |
対象年齢 | 30歳以下 |
エンジニア転職に強いスクール、やりがいを持って働けれる優良な職場へ就職
転職したくないくらい、いい会社に入社できた
DMM WEBCAMPはチーム開発とオリジナルWebアプリの開発を経験できエンジニアとしての力がつく計3か月のカリキュラムです。
カリキュラムはグノシーでCTO(最高技術責任者)を務めていたDMMのCTO松本勇気氏が技術顧問として監修になります。
1か月目はオンライン教材でプログラミング基礎を学習します。
2か月目のチーム開発では4~5人のグループに分かれてそのグループのメンバーで作業を分担してECサイトを開発します。
実際に企業で働く際にはチームで働くのでチーム開発の経験は就活でも自己PRに使えます。
3か月目はオリジナルWebアプリの開発に移ります。
現役エンジニア講師からWebアプリを磨くためのコードレビューをガンガンもらえるのもDMM WEBCAMPの良さでしょう。
Webアプリはポートフォリオとして就活の面接においても自分のスキルを示す強力な証拠になりますので徹底的に磨き込みましょう。
計3か月のカリキュラムで実務に通用するスキルを習得し、オリジナルWebアプリをポートフォリオに持って就職活動に挑みます。
万一、エンジニアに転職できない場合は受講料が全額返金される転職保証もあります。
無料カウンセリングあり
エンジニア就職に精通しているキャリアカウンセラーによるカウンセリングを受けられます。
公式サイト
https://web-camp.io/commit/
以下の記事はDMM WEBCAMPの取材レポートになります。
TechAcademy
期間・料金 | 1か月 社会人14万9000円 学生12万9000円 2か月 社会人19万9000円 学生15万9000円 3か月 社会人24万9000円 学生18万9000円 4か月 社会人29万9000円 学生21万9000円 |
学習内容 | PHP ※Ruby、JavaScript、スマホアプリ、Pythonなどのコースもあり |
受講形態 | オンライン |
講師 | 現役エンジニア |
質問対応 | 〇オンラインチャット&週2回のマンツーマンレッスン |
対象年齢 | 制限なし |
現役エンジニア講師による週2の進捗管理で挫折しない
TechAcademyの最大の良さは専属講師に学習計画の策定と進捗管理をしてもらえる点ですね。
「何をどのように学習すべきか」学習計画をキッチリ立ててもらえるので学習内容に迷うことなく学習に全力で打ち込めます。
また「次のレッスンまでに講師から指定されてた宿題をやらなくちゃ」と程よいプレッシャーがかかり学習習慣を作りやすいです。
ちなみに筆者も以前、TechAcademyを受講しましたがレッスンを担当してくれた講師は無職から一発逆転狙いで3か月独学してプログラミングを習得した人でした。強くインスパイアされましたね。
メンタリングがあったから学習を継続できた
またTechAcademyでは卒業制作で実際に自分で企画したオリジナルWebアプリやWebサイト制作を作っていきます。
自身が作りたいプロダクト開発を目標にプログラミングを学ぶわけでやる気高く学習を継続できます。
制作で自信がついた
も1つTechAcademyがCodeCampと異なる点はオンラインチャットで質問し放題な点です。
15時〜23時の間だと数分後に返信が返ってくるレスポンスの早さが好評。
チャットでの質問の返信が早い
無料で1週間レッスン受講可能
現在、現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン含む無料体験を1週間受講できます。
現役エンジニア講師にプログラミング学習の不安や悩みを相談してみましょう。
無料のおすすめプログラミングスクール2選
プログラマカレッジ | GEEK JOB | |
---|---|---|
期間・料金 | 3か月 無料 | 1~3か月 無料 |
学習言語 | Java | Java |
受講形態 | オンライン | オンライン |
ポートフォリオ制作 | あり | あり |
講師 | 現役エンジニア | 現役エンジニア |
目的 | エンジニア転職 | エンジニア転職 |
違約金制度 | なし | あり |
プログラマカレッジ
期間・料金 | 3か月無料 |
学習内容 | HTML/CSS PHP JAVA ECサイト開発 チーム開発 |
受講形態 | オンライン |
講師 | 現役エンジニア |
質問対応 | 〇オンラインチャット |
対象年齢 | 30歳以下 |
有料スクール超えの無料スクール
プログラマカレッジは無料スクールですが有料スクールレベル、というか超えてる学習カリキュラムの充実度。
またプログラマカレッジの講師陣はエンジニア経験が豊富な人ばかり。
有料スクールでも大学生や経験の浅い人が教えているスクールもあります。プログラマカレッジは無料スクールなのにむしろ有料スクールより学習環境の良いスクール。
3か月のカリキュラムを終えた後は就職に移りますがプログラマカレッジのキャリアアドバイザーの評判がめっぽう良いです。
プログラマカレッジはIT業界の人材会社大手インターノウスが運営しているスクールです。IT企業とのコネクションが強く自社の独自求人を数千以上保有しています。
卒業生の就職先はSES企業が多めですが、SES企業以外の受託開発企業や自社開発企業への就職実績も多数あります。
その人の年齢や職務経歴によって就職先は変わってくるのでプログラマカレッジの説明会に参加して詳しく訊いてみると良いでしょう。
説明会開催中
オンライン説明会も開催中。
プログラマカレッジの学習・就職サポートの内容、就職先の企業はどんな企業なのか詳しく解説してもらえます。希望者は個別相談にも乗ってもらえます。
プログラマカレッジがいかに親身に対応してくれるスクールであるか感じられることでしょう。
公式サイト
https://programmercollege.jp/
以下はプログラマカレッジの取材レポートになります。
GEEK JOB
料金 | 1~3か月無料 |
学習内容 | HTML/CSS JAVA サイト修正 オリジナルECサイト制作 |
受講形態 | オンライン |
講師 | 現役エンジニア |
質問対応 | 〇オンラインチャット |
年齢制限 | 20代 |
最短1か月でエンジニア転職
とりあえずサクッとエンジニア転職したい人におすすめのスクールです。
Javaの学習がメインのカリキュラムとなっています。
・プログラミング基礎
・JAVA
・サイト修正
・オリジナルECサイト制作
最大3か月受講可能ですが受講生の希望によっては1か月以内に短縮できます。
フレキシブルに受講可能なのもメリットですね。
平日昼間は忙しい人も夜は自宅でオンラインで学習。質問があればオンラインチャットで質問し放題。
オンラインチャットサポートは10時~21時で対応しています。
ただし、紹介求人はSESメインなのは留意しておきたい点ですね。また受講料無料なのは紹介求人の企業に就職するのが前提です。紹介された求人に就職しない場合は違約金がかかります。
違約金制度が嫌な人は違約金制度がないプログラマカレッジをおすすめします。
無料体験・説明会あり
GEEK JOBではプログラミングの無料体験実施中。無料体験不要な人は説明会のみ予約するのでもOKです。
公式サイト
https://learn.geekjob.jp/
取材レポートは以下です。
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