インフラエンジニアとは?年収、必要なスキル【エンジニアが解説】

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コツコツとスキルを積み上げていきたい人にぴったりの「インフラエンジニア」

インフラエンジニアはプログラミングをがっつり学ぶ必要のあるプログラマーよりなる難易度は低めです。
文系でノースキルな人にとってインフラエンジニアは手堅く狙い目な仕事と言えるでしょう。

インフラエンジニアはスキルに伴って収入も上昇しやすいです。

入社当初の年収は300万円ほどですが、そこから経験年数が3~4年になると年収は400~500万円へと上昇し、さらに経験を積むと年収1000万円も射程圏内に入ってきます。

かなりオイシイですね。

プログラマーに比べてインフラエンジニアは地味なこともあってか目指している人も少なく競争が少ないです。

本記事ではインフラエンジニアの年収、必要なスキルといったリアルな実態について解説します。

筆者の経歴
須賀
須賀

新卒で保険営業マンとして就職しました。自分が価値を感じられない商品を売ることに違和感を覚え25歳の時にプログラミングスクールを受講しエンジニア転職しました。現在はフリーランスエンジニアとして働きつつヘッドハンターとしてエンジニアの採用にも携わっています。

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そもそもインフラエンジニアとは?

インフラエンジニアとはITシステムを運用するための土台となるサーバーやネットワークなどの「インフラ」を設計・構築・運用するエンジニアのことです。

WebサービスやITシステムが安定的に提供されているのもすべてインフラエンジニアが縁の下の力持ちとして支えてくれているからこそです。

そもそもインフラとは

「インフラ」とは英語のInfrastructureの略です。「基盤」、「土台」を意味します。

広義の意味では電気やガス、水道、公共交通機関など「生活を支える土台となる施設や設備」のことを指します。

ITシステムを運用する上で「インフラ」に相当するものを「ITインフラ」と呼びます。

このITインフラは大きく分けて以下の2つで構成されます。

①サーバー、ネットワーク、パソコンなどのハードウェア
②ハードウェア上で動くOS・Webサーバー・DBサーバーなどのミドルウェア

このITインフラの構築・維持を担うのがインフラエンジニアです。

ITインフラが構築・維持されるからこそITシステムは安定して稼働するのです。

次にインフラエンジニアと混同されがちなシステムエンジニアとの違いについて解説しておきましょう。

システムエンジニアとの違い

システムエンジニアとインフラエンジニアは名前だけ聞くと同じ様に感じますが全く持って非なる職種です。

システムエンジニアはシステム開発に関わるエンジニアです。

システムエンジニアが顧客にヒアリングをし要望に沿ったシステムの仕様の要件定義、設計を担当します。

そうして作成したシステムの仕様書をプログラマーに渡します。プログラマーは仕様書に沿ってプログラミングをしてシステムを開発します。

インフラエンジニアはITシステムの開発ではなくITシステムを運営するうえで必要な環境、つまり「ITインフラ」の構築・管理を行います。

両者で求められるスキルは全く違います。

システムエンジニアは仕様書を作成できるだけのプログラミングスキルや技術への一定の理解が必要です。

またプログラマー含む開発プロジェクトのメンバーの人員管理やプロジェクトの進捗管理などマネジメントスキルも求められます。

インフラエンジニアはネットワークやサーバに関する知識、技術が求められます。他の部署の社員やクライアントとの協働作業もありますので一定のコミュニケーション力も求められます。

インフラエンジニアとサーバーエンジニア、ネットワークエンジニアの違い

ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアの2つを合わせてインフラエンジニアと呼ぶ場合があります。

企業によってはネットワークエンジニアとサーバエンジニアそれぞれの役職を設け、仕事を分担させITインフラの構築を行っている場合もあります。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアはネットワーク領域をメインに担当するインフラエンジニアのことです。

コンピューターやサーバーをルーターやスイッチなどのネットワーク機器で接続しデータを正常に受け渡すネットワークを構築したり保守するエンジニアのことです。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアはサーバーの運用業務を担当するエンジニアのことです。目的に応じたサーバーやOS、ソフトウェアを選定します。

須賀
須賀

最近では自社サーバーを保有せずにAWSの様なパブリッククラウドサービスを利用してインフラ構築をするようになってきています。

そのためクラウドに関する知識やスキルを持ったサーバーエンジニアへの需要が増加しています。

パブリッククラウドサービスとは

自社でネットワーク設備などのハードウェアを所有せずとも必要な時に必要なだけインフラ環境を使えるサービスです。従量課金のケースが多いです。

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インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアの仕事内容は設計・構築・運用の3つに分けられます。

①設計
クライアントの要望をヒアリングしITインフラの全体像を設計

②構築
設計書をもとに機器やソフトウェアを調達し接続してITインフラを構築

③運用
正常にITインフラが稼働してるか監視・保守を行う

①設計

クライアント(もしくは社内の責任者)の要望をヒアリングし、どのような機能・性能のITインフラを作るか決定します。

どれだけの予算額でどれだけの期間でITインフラを構築する必要があるのかもヒアリング。

ヒアリングの上でどの機器や技術を使ってそのITインフラを実現できるか検討します。

②構築

設計書をもとにITインフラを構築するのに必要な「機器」や「ソフトウェア」を揃えます。

機器を用意した後は機器を組み立てて機器同士を配線で接続。接続後はソフトウェアのインストール&設定をして動画・負荷テストをします。

構築したITインフラが機能・性能を満たしていたら構築作業は完了となります。

③運用

ITインフラは構築を終えた後の運用こそが本番です。

ITインフラは24時間356日動作するよう運用しなければなりません。万一にもITインフラが止まるとサービスも止まりますので企業に大損害を与えます。

ハードウェアの故障、急激なアクセス増などによってITインフラに障害が起きた際に迅速な復旧ができるよう監視・メンテンナスするのも重要な仕事です。

須賀
須賀

運用フェーズの監視業務は3勤交替のシフト制になっている場合が多いです。新入社員が担当することが多く夜勤が入ることもあります。
夜勤が絶対嫌な人はインフラエンジニアになるのは考え直した方がいいかもしれませんね。

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インフラエンジニアの平均年収

20代インフラエンジニアの平均年収は352万円となっています。

国税庁の「平成29年度民間給与実態統計調査」によれば20代社会人の平均年収は312万円なのでその中では高額な部類に入りますね。

30代のインフラエンジニアの平均年収は459万円。 40代のインフラエンジニアの平均年収は620万円と上昇していきます。

なお「平成29年度民間給与実態統計調査」によると40代社会人の平均年収は482万円となっています。

インフラエンジニアは一般的な職業よりも高収入な職業なのです。

須賀
須賀

以降でも解説しますがクラウドに強いインフラエンジニアは引っ張りだこ状態です。収入も右肩上がりとなります。

未経験からインフラエンジニアになった場合の年収

転職サイトのインフラエンジニアの求人の平均値をとってみると未経験からインフラエンジニアになった直後の平均年収は250~300万円です。決して高いとは言えません。

しかしながらスキルをつけると着実に収入は高くなりますしフリーランスにもなれ収入は正社員自体の2倍も目指せます。

フリーランスのインフラエンジニアの年収

フリーランスインフラエンジニアの平均月単価は70.1万円(2019年10月フリーランススタート運営事務局調査)

案件例

【企業】外資系小売
【ポジション】クラウドエンジニア
【スキル】・Azure+Dockerでのクラウド環境構築経験・大規模クラウドシステムの構築経験
【年収】1000万円~1500万円

クラウドエンジニアで年収1000万円稼ぐには

年収1000万円を超えている人のおおよそのスペックとしては以下です。

・インフラエンジニアとして5年以上の経験
・UNIXベースやLinuxなどOSの専門知識
・上流工程やマネジメントの経験

最近ではパブリッククラウドサービスのAWSでインフラ構築するケースも増えています。

須賀
須賀

クラウドに強いインフラエンジニアの場合はフリーランスでリモートワークが可能な場合もあります。

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インフラエンジニアに必要なスキル

インフラエンジニアに必要とされるスキルは広範に渡りますが、Webエンジニアと比較すると短期間でスキルを習得し戦力となれます。

実際、インフラエンジニア育成スクールの受講期間は1か月が平均な一方でプログラマー育成スクールの受講期間は3~6か月ほどとなります。

インフラエンジニアに求められるスキルは以下です。

①ネットワークとサーバーの知識・スキル
②仮想化技術・クラウドコンピューティング
③コミュニケーションスキル
④プログラミングスキル

①ネットワークとサーバーの知識・スキル

インフラエンジニアはITインフラの設計、構築、運用のITインフラ全般の業務を担うので、ITインフラを構成するネットワークとサーバーへの広範な知識が求められます。

様々なネットワーク機器を接続しますが、それぞれの機器の機能や性能についてソフトウェアのインストールから設定、サーバーのOS、ミドルウェアのインストール、サーバーのセキュリティ、負荷分散を考慮した設計など幅広い領域に対する知識が必要となります。

②仮想化技術・クラウドコンピューティング

現在、企業はオンプレミスではなくAWSをはじめとするパブリッククラウドサービスでITインフラを構築する流れが加速しています。

オンプレミスとは

自社でサーバーを保有すること

オンプレミスでは機器を揃えたり物理的なスペースを確保する必要があり構築に時間や管理の手間もかかります。

ゆえにAWSなどのクラウドサービスでITインフラを構築する流れも出てきています。

このクラウドサービスのベースには仮想化技術が使われています。インフラエンジニアとしてITインフラを構築するためには仮想化技術のメリット、デメリットを理解しておく必要があります。

③コミュニケーションスキル

ITインフラを設計するにはクライアントの要望をヒアリングしITインフラの全体像を設計する必要があります。

正確にクライアントの要望を把握する必要があますし、運用においても障害やトラブルがあれば顧客へ状況と解決策を的確に伝える必要があります。コミュニケーション能力も求められます。

④プログラミングスキル

インフラエンジニアにもプログラミングが求められる業務があります。

前述したように現在、ITインフラを構築するトレンドとしてオンプレミスからクラウドへの移行があります。

オンプレミスの時は手動で行っていた作業をAWSの様なクラウドサービスだとプログラミングで自動で実行する必要性のある業務もあります。

そのためインフラ構築に関わる領域でプログラミングスキルも必要となります。

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インフラエンジニアに役立つ資格

インフラエンジニアが持っておくと良い資格は以下2つです。

・CCNA
・LPIC

CCNA

CCNAはネットワーク機器大手のCisco Systems(シスコシステムズ)が認定しているベンダー資格です。

ベンダー資格は難易度が高い順から

・CCAr
・CCIE
・CCNP
・CCNA
・CCENT

となっています。

CCNAは難易度2番目に低いです。このCCNAを取得するとネットワークの基礎知識を身に着けた証明となりますので取得しておいて損はありません。

インフラエンジニア養成スクールの中でもネットワークエンジニアを養成しているネットビジョンアカデミーだと在学中にCCNAを取得できます。

LPIC

LPICは世界最大のLinux技術者の認定資格です。レベル1~3まであります。インフラエンジニアになる上ではレベル1を取得しておくと良いです。

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未経験からインフラエンジニアになる方法

インフラエンジニアは独学や現場で学んでなれる職業ではありません。

スクール一択です。

インフラというのはいじって、もしストップさせでもすると企業にとって大損害です。絶対にトラブルを起こせないです。未経験の人が現場で任せてもらえる仕事ではありません。

学習用のネットワーク機器が揃っており実際の機器を使ってITインフラを構築する練習が積めるスクールに行くのをおすすめします。

以下代表的なスクールを3つ紹介します。

①ネットワーク機器大手Cisco Systems(シスコシステムズ)認定資格のCCNA を在学中に取得できる→ネットビジョンアカデミー

②じっくり時間をかけて学べる→ エンジニアカレッジ

③オンラインでAWSでのインフラ構築を学べる→RaiseTech

ネットビジョンアカデミー

料金・期間 0円 2か月
受講形態通学(東京都中野区新井1-26-6 いちご中野ノースビル5階 )
または
オンライン
学習内容 ネットワークインフラの基礎知識
OSI参照モデル、VLAN、ルーティング(スタティック・ダイナミック)、
スパニングツリー、QoS、SDN(Software-Defined networking)
年齢制限18~31歳
その他SKYPEの無料相談

ネットビジョンアカデミーの学習カリキュラムはネットワークエンジニアに特化した内容です。

ネットワークエンジニアの仕事は大量にありますのでネットワークエンジニアに特化して学ぶのは良いですね。

後々、現場で働きながらサーバー業務にも詳しくなっていくでしょうしネットワークもサーバーも担当できるインフラエンジニアを目指せます。

特徴①CCNAを取得できる

ネットビジョンアカデミーではネットワーク機器大手のCisco Systems(シスコシステムズ)が認定しているベンダー資格のCCNAを在学中に取得できます。インフラエンジニアになってからも役立ちます。

特徴②シェアハウスが無料

ネットビジョンアカデミーでは無料でシェアハウスを用意してくれており東京圏外の人が集まっています。 関東圏外の人の割合が過半数の52%を占めてます。

至れり尽くせりですね。筆者が行きたいくらいです。

無料相談会あり

無料相談会もSKYPEで受け付けています。公式サイトから予約できます。

公式サイト
https://www.netvisionacademy.com/

エンジニアカレッジ

料金・期間 0円 2か月
受講形態通学(東京都千代田区三番町1-1 KY三番町ビル1F)
または
オンライン
学習内容 パソコン基礎、インターネットの仕組み、Linuxのインストール
Linuxの基本操作・概念
Linuxサーバーの構築
データベース基本操作・概念
年齢制限 18~30歳
その他

エンジニアカレッジでは実際のルーターなどの機器を使ってインフラ構築、保守を学びます。インフラエンジニアの業務の中でもサーバー業務寄りのスキルを習得できるカリキュラムです。

特徴①先輩エンジニアについて学ぶ機会あり

先輩の横について先輩インフラエンジニアの仕事を見ながら丁稚奉公のように学ぶ機会が多く設けられている。

特徴②正社員就職できる

エンジニアカレッジ運営元のインターノウスはIT人材派遣業をしています。IT業界とコネクションが強く多種多様な企業を紹介してくれます。就職決定率も96.2%。もちろん正社員です。

特徴③違約金がない

無料スクールの中では珍しく違約金が発生しないです。

無料カウンセリングあり

現在無料カウンセリングもしているのでキャリア相談してみましょう。無料カウンセリングは公式サイトから予約可能です。

無料相談会もSKYPEで受け付けています。公式サイトから予約できます。

公式サイト
https://proengineer.internous.co.jp/

RaiseTech

料金・期間 AWSフルコース
39万8000円 学生23万8000円
AWS単体コース
24万8000円
(フルコースは期間4か月でプログラミング未経験者向け、単体コースは2か月でプログラミング経験者向け)
受講形態オンライン
学習内容 AWS上でのインフラ環境構築、インフラのコード化、自動化、DevOps
年齢制限 なし
その他 月単価80万円以上の現役エンジニア講師

RaiseTechでは パブリッククラウドサービスAWSを使ったインフラ環境構築を学んでインフラエンジニアとして就職できるスキルを身につけれます。

現在、企業はオンプレミスからクラウドへと移行を進めていますのでAWSを扱えるインフラエンジニアは重宝されます。

現状、RaiseTech意外ですとAWSを学べるスクールはありません。

なおRaiseTechの講師は月単価80万万円以上稼いでる現役エンジニアのみです。

RaiseTechの代表の江並 公史(エナミコウジ)氏にも取材しましたが

エナミ氏
エナミ氏

現役エンジニアとして月単価80万円以上稼いでいる人だけ講師として採用しています。現場でバリバリ働けていない人は講師として採用してません。

とのことでした。

2週間の無料トライアルあり

受講開始から2週間は無料トライアルで全額返金保証がついてきます。

もし受講してみて学習効果を感じなかったり自分に合わないと感じた場合には受講停止を申し出ると全額返金してもらえます。安心ですね。

公式サイト
https://raise-tech.net/

以下の記事で各スクールを比較してます。

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