仕事で稼げるようになるレベルのプログラミングスキルってどんな感じ?あんまりイメージできないんだけど。
本記事では仕事で求められるプログラミングのスキルレベルについて以下3つに分けて解説していきます。
・エンジニア転職・プログラマー就職できるレベルのプログラミングスキル
・フリーランスになれるレベルのプログラミングスキル
・大学生がプログラミングでバイトできるレベルのプログラミングスキル
筆者自身がフリーランスエンジニアとして働いているのと、エンジニアの採用支援にも携わっているので「今の」エンジニア転職で求められるプログラミングスキルについて精度高く解説できます。
当メディア『ノースキルの逆襲』編集部(須賀)より
当メディア『ノースキルの逆襲』編集部の須賀です。当メディアではこれまで20社以上のプログラミングスクールと受講生を取材してきました。
各スクールの教材や講師についても授業を受講し、チェックした上でおすすめスクールをこちらの記事「本当に力のつくおすすめプログラミングスクールまとめ」で掲載しています。参考にしてくださいね。
エンジニア転職・プログラマー就職できるレベルのプログラミングスキル
学習時間 | できること |
---|---|
100~200時間 | シンプルなWebアプリの開発やTwitterやメルカリなどのクローンアプリの開発 |
300~500時間 | オリジナルWebアプリを助けを借りて開発できる |
600~800時間 | オリジナルWebアプリを自力である程度開発できる |
1000時間 | 高度な機能を搭載したオリジナルWebアプリを自力で開発できる |
就職・転職に必要なプログラミングスキルのレベルですがオリジナルWebアプリの「ポートフォリオ」を開発できるレベルのスキル習得を目標にすると良いでしょう。
学習時間に換算すると300~500時間あれば到達できるスキルレベルです。
ポートフォリオは転職において必須ではないですが、あると選考で有利になります。ポートフォリオが学歴や職務経歴以外の判断材料になるためです。
企業は採用において以下のエンジニアの素養を見てきます。
・自走できるか
・論理的思考力があるか
ポートフォリオを見ながら面接すれば上記の素養は一発で分かるので、企業は未経験を採用する際にはポートフォリオの呈示を求めてくるケースもあります。特に人気企業や即戦力を求めるWeb系ベンチャー企業であればポートフォリオの呈示が必須です。
【採用視点】ポートフォリオの提出を求めない企業もある
最近、SNSで「未経験のエンジニア転職は難易度が上がっており高い技術力を示すポートフォリオが必須になっている」という主張も多く見かけます。
これは半分正しくて半分間違っているかなと。企業によっては採用時点でそこまで高い技術力を求めていないケースもあるからです。
筆者はヘッドハンターとしてエンジニアの採用支援にも携わっており数多くの企業の採用担当者とコンタクトを取っていますが、ポートフォリオ呈示を必須にしていない企業も沢山あります。
ぶっちゃけると企業側は実務未経験者のプログラミングスキルにはさほど期待していないです。最新の技術を取り入れたポートフォリオよりも自走できるマインドの部分を重視している傾向が強いですね。
ポートフォリオがなくてもコミュ力や人間性、過去の経歴から自ら積極的に勉強を継続していける人間である事を証明できれば採用されます。特に知名度が高くない企業であればあるほどその傾向は強いですね。
ただし、これはプログラミングを全く勉強しないで良いと言っているわけではありません。勉強せず就職活動に臨んでもまずエンジニア就職はできません。
ポートフォリオの提出が求められないとしてもポートフォリオとなるオリジナルWebアプリを開発し持っておくのがおすすめです。
オリジナルWebアプリを開発していることそのものが積極的に自分で学べる自走できるマインドの何よりの証明になりますので。
フリーランスになれるレベルのプログラミングスキル
フリーランスで仕事を請けられるレベルのプログラミングスキルについてですが「クラウドソーシングサイトで仕事を請ける場合」と「フリーランスエージェントで仕事を請ける場合」のどちらなのかで求められるスキルレベルは大きく変わってきます。
クラウドソーシングサイトで仕事を請ける場合
→3か月~半年ほど学習すれば到達可能
フリーランスエージェント経由で仕事を請ける場合
→正社員エンジニアとしての実務経験が最低でも1年は必要
先に言っておくとクラウドソーシングサイトで仕事を請けるよりフリーランスエージェント経由で仕事を請ける方向を目指すのがベターです。
なぜならフリーランスエージェントで仕事を請けると月収60~80万円ほどと高単価を目指すことも可能だからです。
クラウドソーシングサイトで仕事を請ける場合
オリジナルWebアプリを開発できるレベルのプログラミングスキルがあればクラウドソーシングサイトを利用して仕事を請けることも可能です。
ただクラウドソーシングサイトで案件を請ける場合は言語の選択が重要になってきますのでご注意を。
多くの企業がWebサイト制作に使用しているCMSのワードプレスを構成しているプログラミング言語PHPを学習するようにしましょう。
PHPを習得しているとワードプレスを使ったWebサイトの制作やWebサイトへの機能追加、カスタマイズ案件を獲得できます。
実際にクラウドソーシングサイトに掲載されている案件を見てみましょう。
たとえば上記は「Webサイトへのお問い合わせフォームの設置」案件です。
求められるスキルレベルは低めな案件となりますが単価は3万円ほどになります。
このレベルの案件を3つほど請けるだけでも月10万円の収入が見込めます。
着実に実績を積んでいけば顧客からの信用度も上がりますのでWebサイトを丸ごとコーディングする仕事も受注できる様になるでしょう。
Webサイトを丸ごとコーディングする仕事だと単価感としては20~40万円前後となります。
たとえば以下の様な仕事がありますね。
フリーランス、副業で稼げるようになるプログラミングスクールならCOATCHTECH
フリーランス、副業に強いプログラミングスクールとしてはCOACHTECHがおすすめです。
COATCHTECHはプログラミングスクール界のライザップです。
フリーランスエンジニアの講師(コーチと呼びます)がついて以下の様に時間単位で学習計画の策定をしてくれます。
また日々の進捗はチャットでコーチに報告。コーチがフィードバックをくれます。
この様な手厚い進捗管理でCOACHTECH受講生の途中離脱率はたった1%(2020年9月30日時点)
他のスクールであれば離脱率は10~30%ほどです。
なおCOATCHTECHでは効率的にスキルがつけられるよう100人いれば100通りのオーダーメイドカリキュラムで学び最終的にはWebアプリを開発。
実際、COATCHTECH受講生が制作した「靴のシェアリングサービス」が以下です。
商品詳細ページ、会員登録機能、ログイン機能とWebアプリに必要な機能がすべて盛り込まれています。
さらにCOATCHTECHでは4か月以上受講する受講生には実案件を紹介してくれる案件獲得サポートがあります。
他のスクールで同様のサポートがあるスクールはCOATCHTECH以外に存在しません。
フリーランスエージェント経由で仕事を請ける場合
クラウドソーシングサイトでフリーランスになるよりもおすすめなのが一旦企業で正社員のエンジニアとして勤務し実務経験を積んだ後にフリーランスエンジニアになる戦略です。
最低でも実務経験が1年は欲しいです。実務経験が2、3年あればまず問題なく案件を獲得できるでしょう。
試しにフリーランスエージェントのレバテックフリーランスでPHP案件を見てみましょう。求めるスキルとしてPHPの開発経験2年以上が掲げられている案件が多いです。
クラウドソーシングサイト経由で稼ぐ場合は月30~50万円が限界でしょう。一方でフリーランスエージェントであれば月60~80万円ほど稼ぐのも可能です。
レバテックフリーランスだと掲載されている案件の平均単価は72万円となっています。これが平均です。
フリーランスエージェント経由で仕事を請けると本当にガッツリ稼げるんですよね。実際、私の周りのフリーランスエンジニアで年収1000万円を下回っている人はいないです。
大学生がプログラミングでバイトできるレベルのプログラミングスキル
大学生ならプログラミングバイトもおすすめです。時給は1500円~2500円ほどと居酒屋バイトよりも圧倒的に割が良いです。
朗報ですが、プログラミングバイトで採用されるのに必要なスキルレベルは低めです。
プログラミングスクールで1か月ほどプログラミングスキル基礎を学習しておけばまず採用されるでしょう。
バイトでの業務内容はバグチェックの様な簡単なものから始まり、スキルレベルが上がれば開発業務も任せてもらえる可能性もあります。
企業は卒業後の採用も見据え試用期間として大学生をアルバイトとして雇うケースもあります。卒業後の進路を早めに確定したい人にもおすすすめです。
仕事レベルのプログラミングスキルを身につける方法
仕事レベルのプログラミングスキルを身につける方法は以下の2つです。
1.独学
2.プログラミングスクールを利用する
1.独学
Progateなどのオンライン教材で独学するのも良いでしょう。
ただしオンライン教材を使った独学でつくプログラミングスキルは基礎レベルまです。
独学は野球で言うならば「素振り」に近いです。素振りで打ち方の基礎を身に着けたら次は実践的に投手から投げられる球を打つ応用練習が必要ですよね。
プログラミング学習の場合はこの応用練習に相当するのがWebサイトやWebアプリの開発です。
プログラミングスキル習得においてはWebアプリ開発を目標に実際に手を動かしてコードを書いていくのが極めて重要となります。
ただ独学だと「何をどの様に学習すれば」Webアプリを開発できるかが分からないです。
実際、筆者自身も一度は独学にチャレンジしましたがあっけなく挫折しました。
結局はTechAcademyを受講し現役エンジニア講師に指導してもらうことになりました。正直、最初からスクールを受講しておいた方が効率よかったなと思います。
2.プログラミングスクールを利用する
プログラミングスクールでは目的に沿って必要なスキルを習得できます。
エンジニア転職であればポートフォリオとなるオリジナルWebアプリを開発したり、チーム開発に必須のツールであるGitの使い方を学んだりエンジニアに求められるスキルを重点的に習得できます。
フリーランスになりたい場合なら実際に案件を獲得するのに必要なスキルを重点的に教えてもらえます。
スクールでは現役エンジニア講師の指導の下で学習計画を策定してもらい学習していけるのが良いです。
学習する上での迷いが一切なくなるので学習に誠心誠意打ち込めるようになるのです。
これがスクールを利用するメリットとして最も大きいと思っています。
目的別におすすめのスクールを紹介しますね。ここから選べば間違いないです。
まとめ
プログラミングを習得することで得られるメリットは多大です。
まずエンジニアは経験を積めば前述した様に年収1000万円も射程圏内に入ってくる高年収が期待できる稀有な仕事です。
エンジニアにならずとも習得したプログラミングスキルはエクセルシートへのコピペ作業を自動化したりメール送信を自動化したり業務効率化にも有用です。
プログラミング習得に挑戦することそのものにリスクは何もないです。
一度挑戦してみるだけの価値はあると思いますよ。皆さんの健闘を祈っています。
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